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近道
誰でも子どもの頃は夢を持っているものだが、その夢を失ったり、手放したりすることも、生きていくうえでは避けられないことだ。きっかけは、さまざまあるだろうが、決して恥ずかしいことでも何でもない。また世間一般でいう「成功者」も、当人の内面では実はそんなに「成功」しておらず、葛藤している、ということもままあるのではないだろうか。成功者でも何でもない自分が言うと、根拠の薄い当て推量にはなってしまうが、たまにニュースなどで有名人の悲惨な生活の実情みたいな話を見聞きすると、そう思う。俺みたいなチンピラでも、いまだに夢は、一人前に持っている。現時点でも、細々とではあるが、自分の思うままに生きているという意味では、すでに小さな夢はかなっているのかもしれない。つまり、自分にとって「夢を手放す」ということがあるとしたら、それは己を曲げることにほかならない。ライフスタイルを手放すということ。今のライフスタイルを放棄するということは、想像すると、たまらなく哀しいが、しかし、ある日その時がやってくるのかも知れない。不測の事態により、必要に迫られて金をひたすら稼ぐ日々を送る羽目になることもあるだろう。(それも実際にやってみれば案外悪くないことは、若いころに経験済みだ)間違いなく言えることは、何度か失敗したくらいで諦めるようなら、夢をかなえるだけの器ではなかった、ということだ。何度失敗しても諦めない人が一番強い。その夢が、金や名誉と一致するような、世間一般でいう「幸福」をもたらすものとは限らないとしても。決断に迷い、どうにもならないときには、初志に立ち戻ることが、案外一番の近道だったりする。
近道 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1075.5
お気に入り数: 2
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-09-02
コメント日時 2025-09-08
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


駄文を詩として提示するコンセプチュアル・アートか?
1言葉に熱があって、自分はけっこういいなと思いました。
0たぶんおまるたろうさんは、こういうのは見たことないでしょうが、夢をかなえる、というと、どうしてもこれを思い浮かべてしまいます。 https://www.youtube.com/watch?v=nCVEAs4MtDg&list=RDnCVEAs4MtDg&start_radio=1
0群小詩人には理解できないステージがあるんだよ。この作品は頭でっかちな馬鹿には読めません。
0近道は初心に戻ること。いいことを教えてもらいました。肝に銘じましょう。
0トビラさんはいいものがわかる人だよね。
1ここに黒髪的想像力の起源がありそうです。反ホモソ的な。
1ダブルバインドどころかトリプルバインドみたいな世の中です。
0激アツですね。 「夢」「器」「初志」 耳に痛いワードばかりです。 (突然ですが、今にゃるらを読んでます)
0紅井ケイさん、これ、ツルっと書いた作品なのですが、わりと人気がありますね。にゃるら、オタク界隈のプリンスといわれる存在。何年か前に、えらいてんちょうがその本性を暴露していました笑
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