国道を過ぎたらタクシーから降ろされ、 月曜と薄給に脅される
土曜の道を駆けて下って、街へと降りる。
憂鬱ばかりを誇らしげに語って
西日もしらけないように笑った
遠くの街の、忙しないサイレン
不愉快な和音が泣いている
焦燥くらいが取り柄のこの街
立ち並ぶビルに巣食う人々
広がる宇宙と、猫の足跡
頼りない奇跡の走光性
月光と、桜を過ぎれば、夢の跡
街路を超えれば憂鬱の走路も
どこかで途切れる
いつからか浮かんだ赤い雲達
悲しい言葉を花に添えて
街の孤独を照らし出す朝だ
紙の束、走り書きした、僕らの妙案
天才だって信じてた。
あの朝日を少しちぎって、
或るような気がする
羽を広げて
希望の回遊。
苦しみばかりを誇らしげに語って
よすがもしらけないように笑った
作品データ
コメント数 : 11
P V 数 : 714.2
お気に入り数: 0
投票数 : 4
ポイント数 : 0
作成日時 2025-03-05
コメント日時 2025-03-08
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:714.2
2025/12/05 20時47分46秒現在
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私は、自分のと違う、もう一つの人生を生きているような気になりました。 情景が浮かぶのです。現実の感覚ともう一つ、像の世界というものがあります。 美しい像ばかり、作りたいですね。 句読点と、行分けの混在も、より自由へ向けての実験に思われ、悪い印象はないです。
2初めまして。 なんか色々と陰鬱な中、 頼りない奇跡の走光性から 詩の印象が変わり軽やかな感じになりました。 それでも、羽を広げて行うのは、希望の回避。 あれ? と思いました。 何故、希望を回避するのかな?て。 それがラストの二行を導きだすためのものなら、 「武士は食わねど高楊枝」なのかな?と思いました。 ありがとうございます。
1コメント、ありがとうございます。 てっきり、自分の作品なんて、批判コメントしか来ないかな、とか思っていたので、暖かい言葉を言葉をかけていただいてとても嬉しいです。 これからも、日々精進して、人にもうひとつの人生を生きているような気に出来る詩、書いていきたいです。
2初めまして。 回避、ではなくて回遊です。 浮かんでいられた、楽しいだろうなぁ という感じです。 僕は日々を過ごしていると、常に憂鬱なんですが、夜から朝が近づいてくると、でも空は綺麗だよな、飛びたいな、って思うんです。
1そうなんですね。 教えていただき、ありがとうございます。
1言葉にキレ味がある。 惜しいな。冒頭の~、月曜と薄給に脅される。ここはいきなりイメージが飛び越えて、しかも次へ展開もされない。これは終わり二行目のアタマくらいに持ってきたいな。と思うのも、この描かれてある情景から少しばかり刹那さも欲しくなるからです。 しかしキレ味から忙しなく動きのある表現が続きますね。歩いていくにしては忙しい。車から眺めみた光景を、日々感じている思いに重ねる様子です。 この動き、リズミカルな忙しなさテンポはなんでしょう。 お名前も、月の裏で、君と躍る。なんだ。だとすればロック?いや、ポップス、ロックンロール。いやいや、サンバの揺れのあるリズムでもないし、もちろん三拍子のワルツではない。ひょっとしてボサノバ?フラメンコ? タンゴですね。アルゼンチンタンゴ。ちょうど聴いてましたよ。ピアソラを。ブエノスアイレス。リベルタンゴ。ピッタシですね。
2好物は、サイケデリック・ロックと、オルタナティブ・ロックですね。 アジカンとか、andymoriとか 名前は、この前に見た、夜明けからインスピレーションを受けてつけました。 リズム感のある名前になるように、メトロノームを、鳴らしながら考えていたので、嬉しいです
2素晴らしい詩ですね、感動しました。 また詠ませて下さいね。
1或る は 在る かな。
1或る というのは 不確定で、漠然としたものに使う言葉なので、こっちのほうがいいかな?と思いました。
0ありがとうございます! これからも頑張って書き続けていきたいです!!
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