おやすみマンボウ
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かみときは白嶺に溶けていく
晴れた空が僕を包んでいく。 妙に艶かしくもあって。 紅が斜めに傾いていく。 デジャヴは夢の名残りだと知りながら。 昨夜の秘め事を振り返り、 僕は陰を照らす光源に変わる。 苦悩の亡霊さえ退かせて。 笑わない道化師のショーの後、 僕らは後ろめたさを感じている。 この曲技小屋を抜け出して、 途切れない海が見える場所へ、 今すぐ君の手を握りしめて。 今夜見える月影、僕らを連れ出していく、 この世の浅ましさも、悲しみさえも一緒に。 僕らは回るメリーゴーランドの上にいて、 それでも譲れない夢の痕を、 田園に振り撒きながら、行くよ。 疾走する僕の心は君へと寄り添い。 永遠に離れない約束を誓っている。 君は惑いと歓びを抱えながら、 僕の掌を握りかえす。 戻れない旅路を見据えたまま。 僕らはユダの追従者さ。 花の名前を忘れられない。 瞼の裏に強く焼きついている、 背中のほくろがやけに眩しい。
かみときは白嶺に溶けていく ポイントセクション
作品データ
コメント数 ： 4
Ｐ Ｖ 数 ： 1016.0
お気に入り数： 0
投票数 ： 2
ポイント数 ： 0
作成日時 2025-01-16
コメント日時 2025-01-21
Ｐ Ｖ 数 ： 1016.0
お気に入り数： 0
投票数 ： 2
ポイント数 ： 0
作成日時 2025-01-16
コメント日時 2025-01-21
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2025/12/06現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
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- 作品に書かれた推薦文
かみときは白嶺に溶けていく コメントセクション
コメント数（4）
先日はキャスでの紹介ありがとうございました 今回の作品を読んでやはり、けいせいさん 三浦さん、夕狩さん、地球さんなどの事を思ったりしましたね まぁ花緒さんやクヮンさんやイカさんや 勿論現運営の皆さんや歴代の運営な方とか もっと言えば文極で交流があった方や ビーレビで交流のある方とか投稿されている方とか ドレイクの方程式ではないですが人もそれぞれ人生と言うか生きる事情があって その中の余暇と言うか時間を使った誰かと関われる時間というか、それは本当に希少で 本当に希少なもので奇跡と言っても良いぐらいの宝石だと思います。 三浦さんが憎悪と言うのもを持ち続けるとしたら、自分、吸収も絶望みたいなものを 持ち続けているというか 前も書いたかもしれないけど結局何もなかったことになるというか、文極で天才と称されてきた方達も何も無い、詩作から離れる人、 亡くなった人もいるかもしれない 自分もそんなどうしようもない、無意味と言うか絶望感の中で空からの蜘蛛の糸を探しているのかもしれません 複数人が、それこそ何百人が関われるような 仕組みと言うか、 或る世界を何処までも分解していくというか、厳密性に重きを置いた共同詩の構造、評価対象はあくまで整合性と言うか評価の基準そのものを変える仕組みというか、どうしようもない絶望感の中で毎日芽が出るのを待ち続けていると言うか 自分の10年後はほぼ確実にネット詩には存在してはいないと思うけど 10年後の誰かの作品と関わり方持てるような仕組みを構築したい構築したい構築したい わーわーわー構築したい狂いそうになる、願いと言うか怒りのような衝動と言うか 或る詩と或る詩達を拡大していくのではなくて何処までも分解していく、アキレスと亀のパラドックスみたいに時間を何処までも分解して無限に至ると言うか ちょっと考えがあって花緒さんの処で少し試み、みたいな感じで書いてはいるんですけど つまりは縁と言うか全ての関わりが凄い確率 、奇跡の連続であると考える事もできると思うのです だからそれを残したいと言うか なかったことにしたくない 希望と言うか無謀なのかもしれませんが まぁ最近はまたけいせいさんと三浦さんが仲良くキャスをしてるのでほんの、ほんの少し 俺は救われていますよ こんな狭い世界でいがみあっても仕方ない 本当に意味がないと思うのです 皆んな手を取り合って歌を歌いながら踊り続けるべきなんですよ、多分。絶対、絶対に
1吸収さん、コメントありがとうございます。ブラボーです。詩における願いのような独白、語り、よかったです。ただ僕の詩の感想ではなかったですね笑 いや僕の詩にインスパイアされて考えたことだから高度な感想か(何を言ってるんだ俺は笑) とにかく歌を歌いながら踊り続けるというのは僕もある意味同意で、僕の敬愛した故森岡賢さんは 「踊り続けましょう、憂いはもう捨てて。愛し合えたならきっとすべてはただ一つ」 とnaked thingsで歌っています。すべてが世界の中心の最中で溶けていく。そうあればいいのですが。
0あまり先進性は感じませんけど、 「逃走」の気持ちよさにあふれている、 さわやかないい作品です。 ステロさんの作品は、おおまかには 厚かましいエロスな印象（聖夜もの？）の系統と、 清澄な心象風景を描いた系統、 そこに時事をからめたもの・からめないもの... そんな隠しパラメーターがある気がしてて、 本作は今まで展開してきた中で、 飽きさせないように、 上手くピッチをチューニングしてきたなと思いました。
1おまるたろうさん、コメントありがとうございます。厚かましくもエロスを機能させてしまいました笑 ただこの詩、最後が背中のほくろとなっていますが初めはそうじゃなかったんですよ。それで印象がふわっとしてぼやけてるなと思って、もっと具体的に切り込んだんです。結果的に仄かなエロスと余韻が生まれてグッと来たのではと思っています。僕には背中のほくろ、を詩情として働かせる気持ちがこれまであまりなかったのです。いいですよね、背中のほくろ。色っぽいと思います。
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