暗夜の白花 - B-REVIEW
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暗夜の白花    

夜に咲く花の その薄く白い花弁は 誰にも知られず 降下しつつある 暗闇の重さに 注がれてゆく その闇に抗うが如き 真空なほど純白の花弁を 静かに揺らめかせて 切断されながら なお断続する 時の雫を凍結させて 降下しつつある 積層した泥炭の化身を 薄く白い花弁で受け止めた 昇華されない 黒い夜のコロイドが その粘性を 透過させられなくても 断裂した時の流体は 償還されることもなく 星の自転と共に 無限に反転を繰り返す 悄然とした暗然の化身を 止めどない波動の 重量にまかせて 降下しつつある暗夜は 凍結されながらも 明滅しながら貫通して 断続するような時の鏃にも 己の雫に荷重を失わず 誰にも知られず その花の 薄く白い花弁は 黒く染まった 凍結された時の雫を 纏いながら 祓いながら 暗夜の重さに 真空なほどの蒼白さで 今 揺らめいている


暗夜の白花 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 8
P V 数 : 731.1
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-09-05
コメント日時 2017-09-15
項目全期間(2024/04/20現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
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閲覧指数:731.1
2024/04/20 20時08分20秒現在
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    作品に書かれた推薦文

暗夜の白花 コメントセクション

コメント数(8)
前田ふむふむ
(2017-09-08)

こんにちは。m.tasaki さん、 詩は、暗闇の白い花という、とても幻想的な世界を、 濃密なイメージのタッチで、よく描けていると思いました。 また、「悄然とした」というような難しい言葉を添えて 書かれていることに、そして言葉の選び方に、 配慮があり、良くかけている作品だと思いました。 松尾真由美さんの世界のようでした。 以下、私の全くの私見ですが、 ただ、書き手の癖なのでしょうか。 散文的な手法が入っていて、どうも気になりますし、 イメージが薄まってしまう感じがします。 それは、 その薄く白い花弁は― その その闇に抗うが如き― その なお断続する   ― なお その粘性を  ― その その花の   ― その 今 揺らめいている ― 今 以上を,除いたら、すっきりして、もっと詩らしくなるのではないでしょうか。 除いて読んだら、僕個人的には、良くなったと思いました。 純然たる散文詩でしたら、使っても、もちろん良いかもしれませんが、 このようなイメージの詩では、不要に思いました。 でも、濃密な詩で、僕の好みの詩でした。

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m.tasaki
(2017-09-08)

前田ふむふむ様 コメントをありがとうございます。 この詩は先月の紅茶猫さんの「夜の水遣り」を読んで、湧いてきたイメージから書いたものです。 散文の手法についてはあまり意識していませんでした、というよりも、あまりよく理解していないと言ったほうがいいかもしれません。 確かに、「その」とか、「なお」などを省いたほうがすっきりしますね。 ご指摘ありがとうございました。

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夏生
(2017-09-09)

m.tasaki様 御作にコメントさせて頂きます。 暗夜に染まらない白花の様子がしっとりと浮かび上がり、純白の意味を体現しているような、儚さより、闇を受け入れる強さを感じました。最後の連は白花の姿がはっきりと見えたようで、美しく残りました。       

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紅茶猫
(2017-09-09)

返詩ありがとうございます。 以前自由律俳句をネットの広場で詠んでいた時に、そこの主催者が連れ句(返詩)を推奨していて、その時の感覚だと、手紙の返事のように、違う内容のものを返すことが多かったので、少し意外性をもって受け止めさせていただきました。 私も白い花が一番しっくりくると思います。 月のひかりを反射させて揺らめく感じでしょうか。 この詩、文字数は少なく分かりやすい内容ではありましたが、思いがけなくたくさんの方々に感想をいただきました。 短さに比例して密度が濃かったのかなと思います。 「真空なほどの蒼白さ」ここが好きです。 纏いながら、祓いながら、というのも面白いですね。 すてきな返詩をありがとうございました。

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m.tasaki
(2017-09-09)

夏生様 コメントをありがとうございます。 この詩の表現はやや重すぎたかな、とも思っていましたが、そこから、闇を受け入れる白い花の強さを感じ取っていただき、大変嬉しく思います。 ありがとうございました。

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m.tasaki
(2017-09-09)

紅茶猫様 コメントをありがとうございます。 紅茶猫さんの「夜の水遣り」は、短くてもとても印象に残る詩だと思いました。 インスピレーションを与えてくれる詩に出逢うのも、詩を読む楽しみの一つですね。

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まりも
(2017-09-15)

切断されながら なお断続する 時の雫を凍結させて のような、硬質な表現と、 黒い夜のコロイド のような、流体のイメージが印象に残りました。したたる時、の感覚。若干、言い直しが多いこともあり・・・もちろん、言いえないものをいいあてようとするがゆえの苦心なのでしょうけれども・・・少しもったいないような気がしました。

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m.tasaki
(2017-09-15)

まりも様 コメントをありがとうございます。 暗闇と夜の時間をどう表現するか迷い、複数の角度から言い表すのも一つの方法かとも思ったのですが、なかなか難しいですね。 ご指摘ありがとうございました。

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