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作成日時 2019-10-05
コメント日時 2019-11-05

窓の内側では雨が、昨日の夢を削除している ざわざわと表面を掻き立て騒ぎ立てながら 過ぎて行く 私は12時のシンデレラのように慌てて 淡く光っている廊下を突っ切った それ以来ずうっとずっと、きちんと眠れた夜が無い 来る夜はまるでまぶしく、木槿は狂い咲いて 水の畔で鳥はさやさやと歌い天上の星と星とはすれ違うのに 甘いだけじゃない苦い時期もあった大きな、見事なトマトがぐしゃっと潰れてしまう気がして 何でいつもこうなのか 今夜はいつもに増して闇の密度が濃いようだ 存在の祝福もなければ、餓えた魂そのものの、愚かさと罪深さにただ足を繰り返しすくわれ、滑る まるで細部に拘るほど、抜け出せない絵のような狂おしさを伴いながら 私は慌てていた 一杯の水を補給し 人差し指の先で、廃線に命を宿そうと足掻いている


項目全期間(2019/12/12現在)投稿後10日間
叙情性73
前衛性20
可読性32
エンタメ00
技巧54
音韻11
構成54
総合ポイント2314
 平均値  中央値 
叙情性1.41
前衛性0.40
可読性0.61
 エンタメ00
技巧11
音韻0.20
構成11
総合4.64
閲覧指数:726.7
2019/12/12 08時46分07秒現在
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コメント数(4)
新染因循 (2019-10-06):

最終連までは、諦めて日々を生きることへの絶望、あるいは理想的であるべきはずの明日という言葉を信じられなくなってしまったことへの絶望、というものに満ちているように感じました。 >一杯の水を補給し >人差し指の先で、廃線に命を宿そうと足掻いている ここは、一杯の水を補給することと廃線に命を宿すことの間に何の関連があるのかが読み取りにくいな、と(私見です)。そこまでの内容を翻して、あるいは錯乱して、それでもわたしは行きたい、降っている雨であっても糧にしよう、という内容なのかなと読み解きました。

鶲原ナゴミ (2019-10-06):

新染因循さんへ この下書きはTwitterでも少し書いたもので、直してこちらに載せるまではもっと救いのない話にしていたのです。 お読みの通り、たかだか一杯の水で変えられる日常などない。それでも行きたかった場所があったんだよね、という思いです。 下書きでは慌てすぎて廊下で絶命しちゃっているので、 それよりは救いがあるように書きたかったです。 今気づきましたが、雨は仕切り直しのイメージがありますね。 正直いうと新染さんからのコメントが欲しくてアップしました。 お読みいただきありがとうございました。

星空そとば (2019-11-04):

冒頭の "窓の内側では雨が、昨日の夢を削除している" に惹かれました。全体を通して見て、良い作品だなと思いました。 ただ、描いている情景が複雑で、使われている構文も複雑なので、ちょっと頭に入りにくいなと思いました。 それから、一行の長さにかなり差がある詩だと思うのですが、行の長さの変化によるリズムの変化が、文の意味内容と結びついてもっと効果的に用いられているとなお良いかなと思いました。 偉そうにすみません

鶲原ナゴミ (2019-11-05):

星空そとばさんへ 良いところもあると思ってもらえたのですね。とても嬉しいです。 恥ずかしながら文の組み立てについてはほとんど心得がありませんでしたから、これから勉強する所存です。少しずつ投稿に活かせたらなと思っております。 お目通しいただき、アドバイスいただき感謝です。ありがとうございます。

投稿作品数: 2