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ラブレター
人類が宇宙について理解した夜に私は新しい宇宙を見つけました。この無限の宇宙の静かな隅で、孤独な騒音をたてていた私は、その夜にはただ茫然と新しい宇宙をただ見つめるだけでした。ロケットを発射するどころか望遠鏡すら組み上げられなくてただ見上げていたのでした。でも確かにその宇宙は存在して、私がこの宇宙にいることを観測しているように感じたのです。もしその宇宙が私の手に入るのなら、私は一切を捨てられると思いました。四肢を失い、五感を失い、ろくでもない言葉すら失ってもただその宇宙を手に入れられるのなら。そんな君の瞳の中の宇宙だったのです。
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ラブレター ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 612.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-11-28
コメント日時 2025-12-01
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) |
|---|---|
| 叙情性 | 0 |
| 前衛性 | 0 |
| 可読性 | 0 |
| エンタメ | 0 |
| 技巧 | 0 |
| 音韻 | 0 |
| 構成 | 0 |
| 総合ポイント | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


独白調子に置かれた短文ですが、 いい文章なので、ちょっと私なりに感想と意見を述べてみたいと思います。 人称を付ける際には当然その人物を想定します。 読み取るほうもその人称によって年齢から姿見を想像してみる。 まあ、読み取り方にもよるのですが、 私は~の主語で書かれる場合、想定される相手は(あなた)を人称に用います。大人の人称ですね。 私は~君の瞳の~と書かれれば、仮にこの語り手が男性ならば、相手はずいぶん年下に想像して読めてくるのです。 これは語り手が女性の場合でも同じくですね。 これが男性から男性へと、同性愛者じゃないよ、まったく、同性愛者という文言が癖になっちゃった。ごめん。男性から男性と、同性の、もしくは同僚に向けて発せられるのならば、回想風にも読めてきます。 もう少し掘り下げれば、 ~私~が死者(不在者)の視点で、君は実在する作者自身である。という読みも可能です。 これは、そのような視点からでしょうか?それならば少しはテクニカルだな、 という印象を持ちながら、時間は立ち止まって眺めていました。
0あ、タイトル忘れてたな。「ラブレター」 素直に恋人を指した呼びかけ、君ならばずいぶん年下に読めてきて、 作者自身に宛てた手紙ならば、僕にはgood! 少しテクニカルに読めてきますね。
0みつめる舞台が宇宙だけに、 そんな不可思議さに読めてもいい。という解釈ですね。何分枠というスペースが狭いので、みなさん度々失礼しました。
0一読して、「良いな」と思ったのですが、 少し寝かせて読んでみようと思いました。 ニ読目は、少し残念な点がひっかかりました。 この頃、細かいところが気になるのでお許しを。 「ただ」ということばが、詩中に三度出て参ります。ここは、頑張って他の表現に置き換えて、繰り返しを減らしていただきたいと思いました。 端的なことばを用いるのは簡単ですが、 他の表現にしようと足掻いた結果、 詩が深くなることもありますので。
0たぶん、映画で最高の翻訳だと思う「君の瞳に乾杯」を思い出しました。 真白い家というタイトルなのに戦争で喧騒としている都市の哀しい恋愛 イングリッド・バーグマンの瞳の宇宙は何を物語っているのか素敵です。
0コメントありがとうございます。 自分個人としては同年代の異性への感情を基に作ったこの詩に新しい解釈をして、この詩に二つ目三つ目と命を吹き込んでくださったことに感謝します。年齢や性別、門地など囚われないのが真の愛であり、最も希求すべきものに他ならないという個人の思想の表れでもあったのかもしれません。
0コメントありがとうございます。 推敲をせず勢いに任せて書いたことを見透かされているようで、むしろそのような視点を持つ方に読んでいただけた嬉しさを感じます。今後も鋭いコメントをお待ちしております。
1コメントありがとうございます。 見事な訳を連想していただいて幸いです。
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