僕は言いました
君たちの運命になんて
興味が一切ない男だと
僕は思いました
そう、君たちの明日になんて
僕はまるで関心がないみたいだと
僕は感じました
君たちがいつかどんな酷い目に遭おうと
かまいやしない男だろうと
僕は運まかせの日々に身をあずけて
君たちの人生になんて
責任をまったく持っていないと
だけど君たちがもしも迷ったら
銀玉で遊んだあの場所においで
だけど君たちがもしもつまづいたら
みんなで馬鹿騒ぎしたあの場所においで
僕はあいも変わらず
液晶の演出に夢中で
君たちの困り顔なんて
眼中になくて
僕は愛想笑い一つ浮かべないで
またサンドにお金を入れるよう
君たちに勧めるだろう
僕は言いました
君たちのその命がどうなろうと
ある意味知ったこっちゃないと
僕は思いました
君たちの笑顔がなるべく続くのを
望んではいても
僕は感じました
君たちの苦労が報われる日が
来るといいと思っても
だけど僕は今君たちのために
労力なんて割くつもりはなくて
加えて僕は幸せか不幸せかどうかもわからない、
君たちの未来になんて
これっぽちも
塩のひとつまみ分も
興味も関心もない男なんだと
僕は言いました
君たちの運命になんて
一切興味がない男だと
僕は思いました
君たちが幸せになろうと
なれまいとどうでもいいと
僕は感じました
酷い男だと誰かが罵っても
僕は変わらないだろうと
僕は願いました
僕の居る、くすんだ光のある場所から
君たちがなるべく
遠ざかればいいと
そう願いました
作品データ
コメント数 : 2
P V 数 : 358.8
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2025-11-02
コメント日時 2025-11-05
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
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閲覧指数:358.8
2025/12/05 21時25分57秒現在
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強がりの中に、誠実なメッセージ、つまり、ギャンブルにはまるのはよくないことだ、自分はコントロールができていないけれど、そう思うんだ、という、人生において、年をかなり進めた方からの、友愛のメッセージが感じられました。詩を書くことをやめない方からの、分かり合うべきだ、という傷ついた心の表出が痛いほど感じられます。この世は浮世、しかし、詩は確かに書いてこられたわけです。パチンコ台の中に感じる、やさしさと悔しさが、にじみ出ています。ぬくもりある声が、後続者を励ます。どんな人も、ひとりじゃありません。ひとりにはさせません。
0Mr黒髪。いつの間にかお前さん聖者になってしまったみたいだな笑 一人にはしないか、ちょっと胸熱したぞ笑 ちょっと考えてみるとMr黒髪は散々運営になって叩かれてるわけだ、書き手としても。それなのに独自の宗教観を持ちつつ、ぶれない、怯まない。ある意味ちょっと鈍いとも言えるがその粘り強さは認めるよ。コメの数も№1なんじゃないか。もし俺が本当に絶望して一人きりになったらMr黒髪のところに遊びにでも行くよ、その時は金貸してくれよな笑
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