灼熱に捧げる歌よ
アイスランドの火山は何万年の命
燃えることが私を殺すなら
気持ちよく死にたいもの
目を見張り
まだ見ぬあなたのため息と
息絶え絶えの言霊を糧に燃え盛れ
生きる喜びよ
人生はお前から何を奪ったか?
踊る火の粉
乾き、爆ぜる音
文明が火の女神を飼い殺せると
その胡座をかいて
その清潔な火をレイプしようとする
地に足のついた汚濁、
世情よ
森は罪を認めて
嘆きを押し殺し
眉根をひそめ黙っている
灼熱の炎よ
高らかに笑い
魂よ
罵詈雑言を打ち破り
上昇していけ
何者も恐れることなく
傷つかぬ炎の鎧を着て
純粋に向かって
空に咲く
生まれたての
赤ん坊の炎よ
願いよ
作品データ
コメント数 : 6
P V 数 : 600.5
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2025-09-16
コメント日時 2025-09-18
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
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| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:600.5
2025/12/05 19時56分00秒現在
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情熱的な女性によるパンクっぽい詩ですね。個的に確立した意識がはっきりしているので、文章から気持ちを取るのが、容易になっています。つまり、隠し立てもしない、飾り立てすぎない、毎回、どんな詩文が書かれるのだろうと、楽しみに待っていました。灼熱が、すべてを焼くように、湖湖さんも、人生に現れるすべてを焼いて行くのですね。その淑女性以外は。
1語り口はいいのだけれど、内容が息切れしている。儀式全体を取り仕切る神が足りない。
0うふふ、くすぐったくて、目をパチパチしてしまいました。黒髪さん、褒めすぎですよ。男女の仲で惨めさを押し返し、プライドを取り戻そうと足掻いただけなんです。国破れて山河あり、という言葉が好きなのでそれに寄せて。
1そうですか、そうでしょうね。女神は私ですからね(笑)尊厳を取り戻したかったので書いたのですが、、私の中の情熱を書き換えたかった。ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))
0最初はエコロジカルな深淵なテーマかと思ったのですが 5連の森は罪を認めてのところが暗愚なわたしには わかりづらかった。その後、最終連で罵詈雑言を打ち破り という一行があったので、ああそうか灼熱の炎とは そういうことだったのかと思いいたりました。 作者の詩のことばに対する姿勢という点でいえば純粋なもの を感じました。
0森の罪ではなく、森が観察者で受容者なんですね(*^^*) 純粋なんて恐縮です。 自らを火山にたとえるのは心強かったですね。
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