この家を
蹴り上げて宙に浮かぶ
実験は繰り返される
密かに企む昼間
しーしー、
剥がれかけ水着の美女
びーしーしー、
麦わらの陽炎
応答するは夏の虫
銀河を見渡せる
高台の芝生の上で
使い古されたあんよがバタついて
純白の停止線だけが頼り
垂直下降運動、ころん、(
夢見る
清々しく
蝶々になった両手では届かない
平らな縷々たる僕の
ピアス、汗疹に
惑わされてもう掃き溜め
押すなよ、あっと、お前
押せよ
エレベーター
牡丹?、ちる、おちる
涙雨のなか1人凛と立つ煙
窓、ころん、引きこもり
すらっしゅ、
スラッシュ、
スラッシュ
記号として動悸
スクラップ、
スクラップ
ぐったりと1人、
ドット、
ドット、
ドット、
ドット、
ドット、
紅いドットの、柄の、園
作品データ
コメント数 : 5
P V 数 : 524.6
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2025-09-06
コメント日時 2025-09-09
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:524.6
2025/12/05 21時53分04秒現在
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こんばんは、 家を蹴り上げて宙に浮かぶ、とはいったいどういう映像だ? と見てみたくなりました。 >>押すなよ、あっと、お前 >>押せよ >>エレベーター この文抑制された毒が効いていて好きですね。ふふっとなりました。
0何が書いてあるのか分からなくても、ぐいぐいと引っ張られます。しっかりとリズムと音韻を作ってかいてあるので、意味が分からなくても、とてもいい気分になります。
0一見支離滅裂に見えるけれど、 >夏の虫 >銀河を見渡せる高台 >麦わらの陽炎 などの断片から、夏の日差しや青春の眩しさ、孤独、あるいは「実験的に生きている若者」の像が浮かんできました。 しかし、意味をつなぎ取ろうとすると「ストーリーになりそうでならない」、そのもどかしさも魅力だと感じます。 >押すなよ、あっと、お前 押せよ エレベーター >使い古されたあんよがバタついて などは、ちょっとおどけた身体性が出てくるのも面白いです。 しかし最後は >紅いドットの、柄の、園 と強烈なイメージで締めている。 詩というよりも、サウンドと記号のコラージュ、のようなものに近くて、読んでいる人の頭の中でいつの間にか映像や物語が立ち上がるところが良いと思いました。
0黒髪さん、コメントありがとうございます。韻やリズムに関しては気をつけながら文を構成していきました。汲み取っていただきありがとうございます。精進していきます。
1ドット スラッシュ スクラップ の後が欲しい
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