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ぼくの鏡
ぼくとお友達は、遊園地で遊んでいました。 すると賑やかな場所から少し外れたところに、 なにか光るものが見えました。 ぼくたちは気になって、見に行くことにしました。 大きな鏡でした。 ぼくたちがまるっきりうつるくらい、 大きな鏡でした。 鏡の横には、 『あなたの鏡』 と書いてありました。 ぼくたちはちょっぴり怖かったけど、 見てみることにしました。 なんにも見えませんでした。 たしかにちゃんと、見えているはずなのに 透明なんかじゃないはずなのに そこにあるものは、見えませんでした。 ぼくは、お友達に聞きました。 「なにか見えた?」 お友達は答えました。 「秘密だよ」 ぼくはまた鏡を見て言いました。 「そうか、素敵だね。」 そしてぼくたちは、鏡を見るのをやめました。 賑やかな遊園地の中へ戻りました。 振り返ることなく、戻りました。
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作品データ
P V 数 : 517.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-11-30
コメント日時 2025-12-14
| 項目 | 全期間(2025/12/15現在) | 投稿後10日間 |
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| 叙情性 | 0 | 0 |
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| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
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| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
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| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
鏡では本当に見たいものは 見れないのかもしれませんね。
1素敵な感想をありがとうございます。 この物語の鏡が何を映すのか。 読んでいてもはっきりした答えはありませんが、 彼らには “本当に見たいもの” があったという解釈、とても素敵だと思います。 たしかに、人は誰しも 何かしら “本当に見たいもの” を心の中に持っているのかもしれませんね。 読んでいただき、本当にありがとうございました。
1鏡が意味深ですね。この鏡のこの詩における意味が分かればこの詩の核心に迫れるのかもしれません。「ぼくたち」がまるっきり写るのであれば、相当な大きさ。遊園地と言う環境の中で、お友達まで居る。「あなたの鏡」と言う表記にも何か秘密があるのかもしれません。
0遊園地と友達、というモチーフが好きです 鏡が何の事か、まったく分からないのは残念です でも、友達ときっと楽しかったんだろうな、という余韻があって
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