詩の日めくり 二〇一七年十三月二十八日─三十一日 - B-REVIEW
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エセ詩人

いでよ、エセ詩人!

コトダマ とはよく言ったものだ。 ハキダセ と 男は言う。 おまえは誰だ? わたしは何者だ?   

湯煙

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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詩の日めくり 二〇一七年十三月二十八日─三十一日    

二〇一七年十三月二十八日 「過去のやりとり」 すると、frogriefさんから あつすけ様 詩語が問題、ですか。 ぼくが40代に入って、ようやく気付いたのは、ぼくは、「シュールレアリスムの手法を 用いた抒情詩」が書きたい、それを書くことが、ぼくのライフワークなのだ、ということ でした。 ぼくの詩の第1の読者はぼくなのですから、そのVIPのリクエスト、となれば仕方が ありません。 詩語に溺れていない、「管理された詩語」を、用いて書いている、との自負はあるの ですが、どうでしょう? ぼくのお返事です。 frogrietさんへ ぼくが、詩語という場合 なんだろうなあ あ たぶん、こういう意味に使ってると思うんだけど 自分の経験なり、考えたり思ったり感じたりしたことを 言葉にしよとする際に その経験や考えや感じを表わしてくれる言葉が見つかったとしましょう その言葉が見つかったのです しかし じつは その言葉は たくさんの人間の、あなたに似た「経験」や「考え」や「感じ」を すでに、表わしてきたものなのですね。 したがって じつは あなたが さがしいていた、求めていた、出会いたがっていたその言葉は あなたとの出会いが、はじめてのものではなかったのですね。 言葉のほうから見ますとね。 言葉のほうから見て あなたの形成しようとしている言語世界は はじめて出遭う言語世界ではなかったというわけなのです。 これが 詩語の問題と、ぼくは言っていると思います。 frogrietさん あなたばかりではなく ほとんどすべての書き手が 言語のほうから見て 新鮮な出会いをしていないと思います。 シュールレアリスムは たしかに言語にとって豊穣なものであったでしょう。 過去においては です。 しかし シュールが、もはやシュールでなくなったいま SF的な現実と、仮想社会(来年の6月に日本で発表されるそうです。 きょう、関係者の方に直接、聞きました。現実ともリンクしたもので そのバーチャルの世界で儲けたお金を、現実世界で換金できるそうです。 日本地図が入っていて、京都にある地下鉄のように地下鉄があって 乗り物に乗ればお金がかかるし、だけど、そこで買った服を 現実世界でも発注できたりするそうです。 またそこでは、たとえば、現実世界では足の不自由なひとが、不自由でなくなって その不自由さのない生活をして、という仮想社会だそうです。 イーガンの描くSFそのものですね。) のもとでは シュールレアリスムは 言語にとって、もはや、それほど新鮮な出遭いではなくなっていると思います。 ぼくも、ぼくのことをモダニストで、シュールレアリストであると思っていますが 同時に、古典主義者でもあり さまざまな異なる範疇で、さまざまなものであり さまざまなものでありたいとも思っています。 大事なのは 個人の経験でありますが 個人にとってはね また人間世界全体としてもね でも、わたしたちが詩人であるというのなら 個人の経験などは、じつは、どうでもよいのです。 書き手の考えたことや感じたことそのものには 言語自体は興味があるとは思いません。 言語が興味があるのは、個人が経験した経験とともに それを語る語り方であり 考えたこととともに、それを語る語り方であり 感じたこととともに、それを語る語り方であると思います。 大事なことは、言語にとって 言語自体が目が覚めるような 驚くべき経験をさせることなのであって そういう経験は 言語の側から見て 語と語が、どういう結びつき方をしているか 言葉たちがどういうふうに使われているか 文脈がどういうふうに形成されているか 作品として、どういうふうにパッケージされているか によると思います。 (パッケージとは、詩集としてとか、同人誌としてとか、雑誌としてとかです。) 詩語が 拘束するのは わたしたちの経験ではなくて わたしたちの経験を語る語り方なのですから わたしたちが詩人と言うのなら そのことに気をつけないといけないと思います。 そのことについて十分に配慮できていないということにおいて ほとんどの詩人は 詩語に拘束されていると言えるでしょう。 ぼくがすぐ右に書いたような内容のことは 象徴派の詩人や思想家が、すでに書いていることですが たとえば ポオ、マラルメ、エマソン、などなど ぼくの詩論詩集にも、何度も繰り返していることですが 彼らの書いているように 言葉がすべてなのですから いくら言葉に注意しても、し足りないのだと思っています。 それには 現実の経験もさることながら 言語世界での経験も勉強になりますね。 ぼくは もうじき48歳になります。 頭がぼけるまで あと数十年しか残されていません。 こんな作品を書いたぞ っていう作品を これからも書いていきたいと思っています。 と思って いまからクスリをのんで寝ます。 二〇一七年十三月二十九日 「雨」 きょう、雨で 大事な本をぬらしてしまった。 リュックのなかにまで 雨がしみるって思ってなかったから。 奇想コレクション イーガンの『TAP』 買いました。かわいい。 表紙がかわいくて いいね。 イーガンは 大好きなSF作家。 読むのが楽しみ。 きょう、大雨で リュックに入ってた バロウズの『ダッチ・シュルツ 最後のことば』が ぬれてしまった。 リュックにいれてたのに ずぶぬれ~。 まあ、よりよい状態のものを本棚に飾ってあるから そんなにショックじゃないけど いや やっぱりショックか まあ 本の物々交換に 悪い状態だけどって いうことにして出しますわ。 くやしい。 雨め! 二〇一七年十三月三十日 「ガムラン奏者の方」 いつもの居酒屋さんで、きょうはガムラン奏者の方とおしゃべりを。 料理長の知り合いの方らしく 音楽の話をしていました。 そんなにディープな話ではなかったけれど むかし ぼくが付き合っていた作曲家のことを思い出していた。 タンタン というあだ名を、ぼくがつけたのだけれど パク・ヨンハそっくりでした、笑。 太った パク・ヨンハかな、笑。 二〇一七年十三月三十一日 「記憶」  映画を見たり、本を読んだりしているときに、まるで自分がほんとうに体験しているかのように感じることがある。ときには、その映画や本にこころから共感して、自分の生の実感をより強く感じたりすることがある。自分のじっさいの体験ではないのに、である。これは事実に反している。矛盾している。しかし、この矛盾こそが、意識領域のみならず無意識領域をも含めて、わたしたちの内部にあるさまざまな記憶を刺激し、その感覚や思考を促し、まるで自分がほんとうに体験しているかのように感じさせるほどに想像力を沸き立たせたり、生の実感をより強く感じさせるほどに強烈な感動を与えるものとなっているのであろう。イエス・キリストの言葉が、わたしたちにすさまじい影響力を持っているというのも、イエス・キリストによる復活やいくつもの奇跡が信じ難いことだからこそなのではないだろうか。  まさに理解不能な世界こそ──その不合理な周縁ばかりでなく、おそらくその中心においても──意志が力を発揮すべき対象であり、成熟に至る力なのであった。 (フエンテス『脱皮』第二部、内田吉彦訳) 物がいつ物でなくなるのだろうか? (R・ゼラズニイ&F・セイバーヘーゲン『コイルズ』10、岡部宏之訳) 人間と結びつくと人間になる。 (川端康成『たんぽぽ』) 物質ではあるが、いつか精神に昇華するもの。 (ウィリアム・ピーター・ブラッティ『エクソシスト』プロローグ、宇野利泰訳) 書きつけることによって、それが現実のものとなる (エルヴェ・ギベール『ぼくの命を救ってくれなかった友へ』75、佐宗鈴夫訳) 言葉ができると、言葉にともなつて、その言葉を形や話にあらはすものが、いろいろ生まれて來る (川端康成『たんぽぽ』) おかしいわ。 (ウィリアム・ピーター・ブラッティ『エクソシスト』プロローグ、宇野利泰訳) どうしてこんなところに? (コードウェイナー・スミス『西欧科学はすばらしい』伊藤典夫訳) 新しい石を手に入れる。 (R・A・ラファティ『つぎの岩につづく』浅倉久志訳) それをならべかえる (カール・ジャコビ『水槽』中村能三訳)



詩の日めくり 二〇一七年十三月二十八日─三十一日 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 614.0
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2022-05-02
コメント日時 2022-05-03
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/03/29現在)投稿後10日間
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叙情性00
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2024/03/29 22時27分16秒現在
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    作品に書かれた推薦文

詩の日めくり 二〇一七年十三月二十八日─三十一日 コメントセクション

コメント数(4)
黒髪
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(2022-05-02)

言葉を発見して行って、その使い方を発見して行って、言語システム自体に近づけたら いいなと思いました。僕ではもはやそのフレッシュな喜びはかなわないと思いますが。 これから、いろんな人がいろんな風に生きていくんだな、と思うと、自分自身を 失った悲しさが、いっそう強まります。この作品で、仮想社会とかの可能性を 知れましたが、仮想の実験と人格の融合のようなものが起こらないとも限らず、 楽しみです。

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田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2022-05-02)

お読みくださり、ありがとうございました。

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北川 聖「やすらぎの苑」発売中
作品へ
(2022-05-03)

58歳になるとボケますよ。まともなものは書けないような、キリストという名が出たので、最近「狂ったキリスト」というのを書きました。公募に送りました。歳をとるとこんな無恥なこともできるんですよ。

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田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2022-05-03)

ぼくも61歳になり、すっかりぼけました。

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