球体佐々木君 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

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詩を愛するすべての方へ

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羽田恭

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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永訣の詩

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十月

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もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

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sorano

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球体佐々木君    

おれはあらすじを抱えてうずくまるひとつの球体だった。 おれはあらすじを抱えてうずくまるひとつの球体だった。 おれはあらすじを抱えてうずくまるひとつの球体だった。 おれはあらすじを抱えてうずくまるひとつの球体だった。 ドッヂボールで泣いていた佐々木君元気かな? あらすじを抱えてうずくまるひとつの球体だった。 あらすじを抱えてうずくまるひとつの球体だった。 あらすじを抱えてうずくまるひとつの球体だった。 皮膚の上を虫が這った。 おれはあらすじを抱えてうずくまるひとつの球体だった。 誰も居ないときに大量の質問が湧いた。 あらすじを抱えてうずくまるひとつの球体だった。 知らない所で無数の風船がふくらむことを知らなかった。 質問は山のように湧いた。 (※) 君は信じるだろうか。 たいていの子供たちと違い、私は大人になる日を決して迎えたくなかった。 大人になりたいと思った日は一度もない。 (※) あらすじを抱えてうずくまる、 あらすじを抱えてうずくまる、 あらすじを抱えてうずくまれ、 あらすじを抱えてうずくまるひとつの 意味と対象のあいだを転がるひとつの球体であれ。 ところで意味から対象に飛び込めずじまいの佐々木君元気かな? あらすじは言葉にできないから抱えるしかない。 おれは生まれてから死ぬまでのあいだ あらすじを抱えてうずくまるひとつの球体だ。 佐々木も生まれてから死ぬまでのあいだ 佐々木時間を過ごしてうずくまる球体なんだろう。 あらすじは抱えるとむずがゆい。 言うべきことはすべて他の誰かが言ってしまったけれど とにかくあらすじだけは抱えつづけるつもりだ。 そうしておれは今も意味と対象を往復しながら佐々木君が着くのを待っている。 (※)ヘンリー・ダーガー「非現実の王国で」


作成日時 2020-11-14
コメント日時 2020-11-25

球体佐々木君 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 7
P V 数 : 1462.0
お気に入り数: 1
投票数   : 3
ポイント数 : 4
#現代詩
項目全期間(2023/06/02現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性11
可読性00
エンタメ00
技巧21
音韻00
構成00
総合ポイント43
 平均値  中央値 
叙情性0.50.5
前衛性0.50.5
可読性00
 エンタメ00
技巧11
音韻00
構成00
総合22
閲覧指数:1462.0
2023/06/02 05時05分05秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
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    作品に書かれた推薦文

球体佐々木君 コメントセクション

コメント数(7)
パワフルぽっぽ
作品へ
(2020-11-15)

鈴木歯車さん、はじめまして。 >知らない所で無数の風船がふくらむことを知らなかった。 >ところで意味から対象に飛び込めずじまいの佐々木君元気かな? >佐々木も生まれてから死ぬまでのあいだ >佐々木時間を過ごしてうずくまる球体なんだろう。 このあたりの文章がとても面白いと感じました。 個人的にはうずくまらないで、出ておいでよっていう気持ちになってしまいましたが シュールな世界観を維持するならずっとうずくまっていた方が良いのでしょうね。 ヘンリー・ダーガ―の引用も幼さという世界のベースを作っていて素敵だったなと思いました。

0
パワフルぽっぽ
作品へ
(2020-11-15)

(投票したかったのに忘れてしまったので、連投ごめんなさい)

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沙一
作品へ
(2020-11-16)

ヘンリー・ダーガーといえば、生前は見向きもされなかったものの、死後に作品群が発見され、アウトサイダー・アートとして評価された作家。孤独に暮らしながら、独自の世界を死ぬまで抱え続けていたのでしょう。仮に情報化社会に生きていたとしたら彼もネットで作品を公開していたりしたかもしれません。 とはいえ私にとって本作は、ヘンリー・ダーガーの生き様に同調しながらも、彼のようには独自の世界を抱えてうずくまることをつらぬけず、この場にこのような作品を漏らしてしまっているという、情けないていたらくをみせつけられているように感じてなりませんでした。そこに人間くさい弱さがあらわれていて、同情してしまいそうになるのですけどね。

0
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2020-11-18)

執拗に繰り返される「おれはあらすじを抱えてうずくまるひとつの球体だった。」「あらすじを抱えてうずくまる、」などの詩句が、嫌みでもなく、耳について離れません。強度をもった作品だと思います。

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ryinx
作品へ
(2020-11-24)

最初のうち、あらすじってなんだろう。 と思いつつ読んでいて、 球体=おれ なのかなあ、など... 解釈しようとしていたのかな。 それより言葉の繰り返し、に対して美しく、また面白いと感じました。 個人的には、なにが描写されているかという事よりは、じっくりと眺めていたいなあと思う作品でした。 最後のヘンリー・ダーガーの注釈のところで、よりいっそう意味からはなれて読みたい作品だと思いました。

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鱗子(揶白)
作品へ
(2020-11-25)

とても切迫詰まった感じで、そこに色があり良かったです。時に問い出しは読者にも呼びかけるような哲学、面白かったです。

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ryinx
作品へ
(2020-11-25)

追記です。.. 一箇所  あらすじを抱えてうずくまれ、 という行に気がつきませんでした。 そこの部分には、なにか祈りのようなものを感じました。

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