頑張る姿
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詩をリードファイター、自由律電脳仮試合
【自由律電脳戦：貴音VS緑】 登場人物 貴音 緑 司会：胃之上さん 審査員：A、B、C（めんどいので名前略） 閲覧者（喋っても文字起こしはしてないです。） 試合形式：お題に対して１０～１５句、交互に自由律を読みあう。審査員はそれぞれ、１点をもっている。読み切った段階で点数の多い方が勝ち。 胃之上：一月にリードファイターの外試合を行うにあたって、仮試合みたいなん行いたいと思うたんで、今回はこん二人にやってもらおうと思います。えーここでね、本番はこんなんルールでやったらええんやないかとか、そもそも一行詩とか自由律とかってなんなんや？みたいな奴もおると思うんで、その辺を感覚で学んでいただければなと思ってます。ほんで、意気込みの方を二人から聞いていきましょか。 貴音「自由律は時々やっていたんですが、最近になって積極的にやっているのでこの調子で仮試合も本番も勝てたらなと思います。 C：え！貴音ちゃん、声おかしくない？初めて聞いたけど、大丈夫なのそれ？ 貴音「話長くなるんであれなんですけど、事故で喉つぶしまして…聞き取りづらいと思うんですけど、よろしくお願いします。」 C：そうなんだね。分かった。了解！ 緑「お分かりの通り俳句、短歌、川柳、３～１０行詩に拘ってやってきてますから、自由律合戦は負けたくないですねぇ」 A：そんな緑さんに聞くけど、自由律ってなんなの？俺、分かんないんだよね。 緑「私もこれに拘ってやってきてるけど、一行詩との違いは分からない。なんだろうなぁ…とにかく自由なんだよ。動けば寒い、新人の名前が読めぬ時代来た…あ、これは川柳になってしまったね。でもこんな感じさ。“偶然にも短歌のリズム”これも自由律になると思ってもらえばいい。」 A：偶然にも短歌のリズムが自由律？なんでもあり過ぎない？動けば寒いの方がしっくり来るわ。 緑「そんな感じで今からやればいいんだよ。なんかうまく言えないけど、しっくり来るなら点数を付ければいいんだよ。」 A：わかった。ほんと、俺の中での感覚でやらせてもらうわ 胃之上：はい、宜しいですかね？お題は閲覧者さんからだしてもらいまーす。（しばし、吟味している）はい！一番最初に出た「怪談」に対してやってもらいます。お互いに読む句数はこちらの方でサイコロをふって決めます。（サイコロ、降ってる）はーい、２，４，３やから9やね。怪談のお題にはええ数字やなぁ。会話長いから始めましょか。 【開始！】 胃之上：…Bさん喋らんけど、大丈夫？ B：…喋んないとこれ、ダメなの？会話多いとやかましいじゃないですか？ 胃之上：なんやわれ、棘ついとんのー。まぁ、そやね…静かにせんと本番も聞き取りづらいからなぁ。 B：あ、すみません。そんなつもりじゃなくて…。 胃之上：ええよ。もしかして、聞こえて辺のかなぁって音声確認も込めて聞いてみただけやからさ。改めて、この辺の決めんと行かんね。 貴音「はい！」 胃之上：はい、貴音さん。どうぞ。 貴音「最近人魚に人権が与えられた」 胃之上：怪談ってか、妖怪とかバケモンやね…しかも、怖がらせるとかやなくて当たり前にそんなんが共存しとる世界の話やね。 A：これが自由律ねぇ…。０点 C：個人的には好きだけど、後半とかに聞きたかった印象です。いきなりおちゃらけた感じ。０点 B：僕は、広がりがある俳句だと思います。ドラキュラは蝙蝠なのか、人面犬は人類なのかとか。人と妖怪や化け物との区別に想像が膨らみます。１点 貴音「ふざけすぎたか…うーん、３点欲しいなぁ」 緑「はい！…擦りガラスの向こうで横切る」 A：これは分かる。丸見えじゃなくて、カーテンとか一枚、ハッキリ見えなくするもんがあると、得体の知れないもんになるもん。１点 B：これは良いと思う。１点 C：これがもうちょっと俺は続いて欲しいかな？１点 胃之上：いきなり三点で差を付けられたね。さぁ、次はどう来るんやろうね。 貴音「はい！…踊り場で踊る影」 C：踊り場は確かに、不気味な感じは漂っているよね。ダンスホールで踊る影だとディスコを思わせるけどね。１点 A：また、おちゃらけかと思ったけど。あーそういうねぇ…これは１点 B：登りで見たのか、下りで見たのか、それともアパートの外から見たのか…どっちでも怖いかなぁ。１点 貴音「しゃあ！」 緑「はい！…襖から覗かれる」 A：俺ん部屋和室だから、やめてよほんと…時々、気にすんだから。１点 B：隙間って、本来は閉じてる空間に出来る異空間だから、怖さを感じる。１点 C：…わかる。１点 胃之上：差が埋まらんねぇ…いきなり付くのもおもんないけどなぁ(笑) 貴音「はい！壁に向かって立っている」 A：これは分かる！なんもない壁に、動かず立ってる人いたら怖い。１点 C：知らない親戚がお盆とかで拝みに来てるだけで、え…だれ？の経験があるから。１点 B：怪談がお題の場合は動きがあるとないでは、ない方が受けるのかな？まぁ、１点 胃之上：どうやろ…でも、動くなら遅い方がワイは怖く感じるわぁ。 緑「はい！枕元に立つ」 A：立つ場所で仕掛けてきましたね…まぁ…壁かな？０点 B：あるある過ぎるかな？０点 C：～で枕元に立つ、枕元に立つ～を付けないで、シンプルに言った方が自由律っぽいと思ったけど、Bに同じくシンプルすぎる。０点 緑「えーそんなー」 胃之上：ワイなら１点やけどなぁ 貴音「はい！…屋根裏に髪の束」 A：額縁の裏にお札みたいだな。でも、それよりは気持ち悪い。１点 B：ただですら気味悪い場所に置いてあったら嫌ですね。個人的には村の怪談とかにありそう。１点 C：気味は悪いけど、額縁の裏にお札みたいで俺の場合はうーんって感じ。０点 緑「はい！七不思議を一つも知れずに卒業した」 C：おお、いいと思う！哀愁も感じるし、タイミング的にもグッド。１点 A：貴音が最初に言った奴より、飛びすぎてないから良いな。１点 B：緑さんがやるとは思わなかった。てか、これだしたら次がお互いに厳しいかな？１点 胃之上：えー今、同点やね。どうなるんやろうな。 貴音「はい！徘徊するジェットばばあを保護する」 A：ユーモア過ぎるけど、まぁ１点 B：その話はいつも車で走行中に現れるって話ばかりだけど、物語の前後を考えた時にやっぱり、徘徊ばあさんで、その結末はばあさんの保護で終わると思う。でも、これは考えたことがあるから０点 C：さっきのには勝てない。０点 緑「はい！…確かに５人であそんでた」 A：まぁ、怪談っぽさがあるけど…マイナーなベタやし、弱めのポップかな。０点 B：５人から始まらず確かにを付けて、筈で終わらせなかった所に言葉の算数の上手さを感じました。１点。 C：奥深いですね。子供の状態で、人数を確認するか。大人で当時を振り返るかで印象の変わる怖い自由理だと思います。１点 胃之上：ええ、勝負やな… 貴音「思ったよりは食いつけてるかな？ぼろ負けだと思ってたし。…はい！ねん挫した子泣き爺を歩かせた」 A：流石にそん時は石にはならねえだろ！１点 B：空想が行き過ぎてるけど…分かる。自分が鬼太郎だったら、そうする…１点 C：これ、現実で考えてもあるよね。あいつ前にこんなんしたから助けないとか。共感するけど、ユーモアに振り切りすぎ。０点 貴音「難しいなぁ…」 胃之上：妖怪がテーマなら良かったな 緑「…はい。…なんかつかれた気がする。」 A：二つの意味があるのは分かったけど…弱すぎかな？０点 B：これは文章じゃなくて、言い方で怖さを作る自由律だと思う。迷うけど１点ですかね？ C：なんか、体調があれからおかしいの疲れたが、日常に異変が出始めて憑かれたに変わるのを想像すると俺は迷わずに１点 胃之上：ちと、難しかったかな… 貴音「はい！…口裂け女が言えない事を聞く」 A：…ポマードだろ？０点 B：…あぁ～なるほど。口が裂けても言えないって表現あるけど、口が裂けてたらもう喋りまくりだよね。その口裂け女が言えないものはなんだ？って事ね…はぁ～ん。１点 C：聞かれたときになんて答えるんかね？少なくと、それは口が裂けても言えないは使わないだろうな…。返事が気になる怖さがあるので１点 緑「うっそーん…うーんはい！…先に死ねたら良かった」 A：パニックホラー映画のキャッチコピーって印象だな。自由律…らしくもあるかな？１点 B：洋画のホラーを感じる。うん、怖いと思う。１点 C：自分が殺される人間だったらうん。ずっとおびえて過ごさないといけないし、絶望感がしっかりと伝わっていると思う。死ぬときも先勝なんかね？１点 貴音「はい！…お風呂が嫌いな理由を思い出す」 C：このお題でそれはうまくいってると思う。大人になって、当時なんで自分が嫌いだったのか分からないものとか、今も避けてしまっている理由にはもしかして…を感じる。１点 A：これさ、思い出した後が怖いね。１点 B：このフレーズにゾクッとするとは思わなかった。１点 緑「はい！…鳴らない筈の番号から電話」 A：これも負けてないと思う！１点 B：人間的な怖さと心霊的な怖さを感じますね。１点 C：電話が来るだけで怖いのに、出た後にも怖さが待ってるのが良いね。１点 胃之上：えーこれで、最後になります。両者、宜しいでしょうか？ 貴音「大丈夫…はい！…もうすぐ死ぬよと指をさす」 A：弱いかな…マイナーあるある。０点 B：これは子供とかが死ぬ人を指をさすって絵だとオッケーだけど、自分があいつ死ぬよって指をさしてると中二感が出てくるね…ベタっちゃベタですけど、悪くないかな？１点 C：決めて欲しかった！って意味も込めて。０点。 貴音「あ、これ負けたでしょ？」 胃之上：集計しとらんけど、勝てるんちゃう？ 緑「…はい！…竹藪の中に縫いぐるみ」 A：これは貴音のより怖い１点 B：竹藪に入る事って滅多にないんだけど、なんかのきっかけで入ったその奥でこれは見つけたくないなぁ…。１点 C：これ俺的には、富士の樹海なんかじゃなくて、そこら辺の竹藪で見つけたらなんか怖いね。富士の樹海はまぁ、色んなもの落ちてるイメージがあるもん。１点 胃之上：はい、ほんで９回ずつ答えたな？案外長いなぁ…この辺もサクサク進まんとあかんねぇ。ほんでね、集計の方出ました。１８－２１で、緑の勝ちー！ 貴音「ユーモアなら勝てたかな…」 緑「あーい、ありがとうございまーす。今回は勝てましたけど、次も負けないようにしたいと思います。」 胃之上：はい、二人ともお疲れさんねー。今回の仮試合で色々と改善する場所とか出たんで、その辺を話し合って一月に向けて挑みたいですね。それでは、お疲れさんでーす。はーい。
詩をリードファイター、自由律電脳仮試合 ポイントセクション
作品データ
Ｐ Ｖ 数 ： 1716.5
お気に入り数： 0
投票数 ： 0
ポイント数 ： 34
作成日時 2019-12-14
コメント日時 2019-12-19
| 項目 | 全期間(2024/04/26現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 1 | 1 |
| 可読性 | 1 | 1 |
| エンタメ | 31 | 31 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 1 | 1 |
| 総合ポイント | 34 | 34 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0.3 | 0 |
| 可読性 | 0.3 | 0 |
| エンタメ | 10.3 | 1 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0.3 | 0 |
| 総合 | 11.3 | 4 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
おもしろかったです。怪談て お題で だされたひとつひとつが、おもしろかったです。 夜中に百の題名の物語を語るて、遊びがありますが、解答のひとつひとつに ストーリーをつけたくなります。
0真清水様、沙一様、お読みいただきありがとうございます。 これは私が参加しているビーレビ外の活動で 実際に行われたネットでの試合を文字起こししたものです。 投稿動機は単純で、私は楽しめたので多分、、、他人もその空気が伝わるかな？ってのと この文字起こし形式は、記憶してる限りビーレビの初期選評以外で誰もやったことが無いからです。 なんでちょっとやってみようかなと思いました。 内輪ノリ（オナニー）だよなと感じながらの投稿でもありましたが 話の前後を一緒に考えてみたいとおっしゃってくれた、真清水様 私は脳味噌スッカラカンでも書けるから楽しーって感じでしたが そんな私に自由律とは…怪談とは…の教えを説いてくれた沙一様に改め、ありがとうございます。 俳句の形式をすべて取り払っても、尚そこに残る、俳句の精神。 自由律…踏み込みやすくも奥深き極北地帯…
0これも実話ですか！！ ノストラさんもそうですが、すごいですね… 読みやすく分かりやすい、親切な作品でした。 ユーモアを感じます。いいですね！
0せいろんさんへ もう売り出すもんが少なくなってきてるんで 中から取り出すんじゃなくて外にあるものを見せてみようかなと ちっぽけでしょうけど、私なりにはネットですけどこんな活動したりしてます そこそこ楽しくやれてます
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