カーテンを揺らす如月の風は冷たいけれど
貴男が魅かれた白き雪山の寒さには程遠い
貴男が求める白は此処には無かったのですか
誰も触れられぬ白を求めて未だ帰らぬ人よ
帰らぬ者を憎まず帰さぬ白を憎む私の心に
白は無駄に鋭く突き刺さっては希望を装いながら光っています
永遠の眠りの中でさえ自分の白を求め止まない貴男には
目覚めを迎える眠りの残酷さなど解るはずも無いのでしょう
目まぐるしく移る季節の中で変わる色彩は
淡々と綴られた置手紙の余白を広げるばかり
カーテンを揺らす風はやがて温もりを持ち
愛おしさと悲しみを記憶として置き換える事で
私の心に刺さった白さえも許しの鑢で丸みを付けようとするけれど
雪山から 貴男が 戻る日まで 置手紙は 溶けぬ雪で 封印し
私の命が尽きる時間を要しても置手紙を遺書と改名させはしない
貴男が求める白は私の心に刺さったままなのだから
作品データ
コメント数 : 4
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作成日時 2026-02-19
コメント日時 2026-02-22
#縦書き
| 項目 | 全期間(2026/06/21現在) | 投稿後10日間 |
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2026/06/21 04時43分34秒現在
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マッキンリーで遭難して行方不明になった冒険家、植村直己さんを連想しました。 歌にもありますよね。 ♪娘さん、よく聞けよ、山男には惚れるなよ、 って。 そんな冒険を求めて止まない男のロマンと、男を奪った白(雪山)を憎むこころが、柔らかく鋭く描写されていると思います。 気品があって、格調高いと思いました。 (白い影法師さんって、男性ですよね?)
1私、白い影法師は女心が解らない野暮な男です。 妻も娘も自分が詩みたいな作文をしているなど想像も 出来ない様な親父です。 実際、詩を書いている事を知らないと思います。 男がロマンを追い駆ける性の様なものを書こうと思い 今回も女性目線から書いた方が奇麗に表現出来そうだったので どろどろ感を出さずに書いてみました。 女性目線の方が男の夢を追う気持ちや身勝手さが伝わると思い 一途に待ち続ける女性のイメージで書いてみました。 レモンさんから「気品があって、格調高い」のコメントを 貰いとても凄く嬉しいです。 次は、男らしい作品に挑戦しようかと思っています。
1コメントを作品へにしていた事を 今、気が付きました。 ハートマークに1が付いて居るので レモンさんには読んで貰えてるのでしょうね。
1はい。 大丈夫です。 ちゃんと拝読いたしました。
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