ことばに寄りかかっている空虚さが空の明るさを失わせて
君の隣で失われていくものについて考えている
僕の手のひらの皺
君の潤滑油のような声
彼の忘れている描きかけの花束
彼らの世界
何一つ逃さずに奪い去ってゆく
僕は歩いた
歩いて
歩いて
歩いて
冬がやってきて
秋もやってくるのだろうと思った
そうして季節と共に君が僕の前に突然現れて
僕は走った
走って
走って
走って
紅色の実がなる木の下で
凍えている動物たちについて考えた
君は彼らに名前を与えなかった
彼らは名前を持たないまま
彼らは名前を持たないまま
回り出す車輪の上で馬鹿みたいに
回り出す車輪の上で馬鹿みたいに
君のことを知らないまま
知らない
知らない
君の太腿の
青に
作品データ
コメント数 : 6
P V 数 : 527.9
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ポイント数 : 0
作成日時 2026-02-10
コメント日時 2026-02-12
#現代詩
#ビーレビ杯不参加
#縦書き
| 項目 | 全期間(2026/06/30現在) | 投稿後10日間 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:527.9
2026/06/30 04時49分20秒現在
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冬に変わろうとする秋の景色が確かに思い浮かびました。 これから冬だ、と葉を散らしながら叫ぶ森。 束の間の実りのような、「君」の存在。 名付けられなかった、凍えていくけものたち。 その冷たくなる風の中を一人駈けていく僕。 青に、どうするんだろう。
1>冬がやってきて >秋もやってくるのだろうと思った ...っていうのはさすがに変だと思う。変というか素直ではないというか。 >君の太腿の >青に この反転がもっとも気になるところでした。 それまでとトーンが換わり、色を渇望しているような。 作者の心情を読み解きたいわけではないのだけど、 つまるところ「性欲」なのだろうか?と。 最後が蛇足で、解釈の幅が狭まるような気がして、これ以上の深みには到達していないような 印象を持ちました。
1「君」てのは片思いしている彼女で、なんかコタツに はいってぼぉ~っと思い出していると、なんか、 太ももがちらちら頭をよぎって、ついマスのネタにしている ぼくがいて、つい噴射してしまって、青が残って、 こんちくしょ~、全部奪っていきやがる、 とかそんなことを感じました。
1ありがとうございます。 森や凍える動物たち、「君」の存在まで丁寧に受け取っていただけて嬉しいです。 「青に」という表現は、詩の中で最も意図的に曖昧にした部分です。 触れている対象の青は、身体の脆さや生の痕跡を示すもので、特に静脈のような血管を想像しながら書きました。 それは肉体の生々しさであり、感覚の生きている証であり、同時に倫理や他者との関係性の現実味、境界を示すものでもあると考えています。 拙い言葉ですが、伝わっていると嬉しいです。
0ありがとうございます。 冬がやってきて秋もやってくる、という表現についてのご指摘、なるほどと思いました。おっしゃる通り、時系列としては素直ではないです。 私としては、次の季節に移ることで、過ぎ去ったものが再び戻ってくるような再帰性や、感覚の循環を表現したくてこの形にしました。しかし直前の詩の流れを考えるとおまるたろうさんが仰るように素直な流れの方が適しているような気がします。 また、「君の太腿の/青に」の反転について言及していただき、ありがとうございます。 触れる対象の青は、静脈のような生の痕跡であり、身体の脆さや感覚の存在を示すものとして生々しく、新鮮さを持つ太腿との対照性を意図しました。しかしながらそこまで作品内で言及してしまうと解釈の余地が狭まるという指摘もごもっともだと思います。今後は読者による解釈の幅についても考えながら書いていきたいです。貴重な視点をいただき、ありがとうございます。
0ありがとうございます。 詩を読んで、そこまでリアルな身体感覚や余白を感じ取ってくださったのだと思うと、とても嬉しいです。 「君」という存在の中には、私自身の思考や感覚が混ざった部分があります。 青が残るという描写も、触れた感覚や生々しさの痕跡として意図的に残しており、意味や解釈を固定せずに読んでいただけるようにしています。 こうして読んでくださる方の体験と詩が交差することこそ、詩の醍醐味だと感じています。 率直な感想を本当にありがとうございます。
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