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曇天
いまにも泣き出しそうな空のしたで 雨傘をそっと確認した午後 鏡のような湖面で白い舟に乗っている オールは水飛沫ひとつ立てず 波は悲しみのように遠ざかる 君は僕の目をみることなく ただ涙目で空を見ている 風は首筋を撫でるように通り過ぎ ふと、雨粒を首筋に感じる 静寂を壊さないように ふたりの世界が流れていく 舟がなにを求めているのか ふたりとも知らないままでいいと想う ふと、気づけば 君の微笑みだけが 闇に灯るランプのように輝いているから
曇天 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 625.3
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投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-06-10
コメント日時 2025-06-15
| 項目 | 全期間(2025/12/06現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


雨傘をあえて2人は差さなかったのですかね… 雨に抵抗を示さなかったのち、「君」の表情は晴れたのかななんて想像をしました
0>舟がなにを求めているのか >ふたりとも知らないままでいいと想う 舟に意思があるような表現がおもしろいです。 涙目の「君」がいつの間にか微笑んでいたのはなぜなのか 曇天からの雨粒が、彼女の涙の代わりにこぼれたのか 色々と想像をかきたてる作品でした
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