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依存症に於けるシ的考察
《考察Ⅰ:露命》 肝臓、指の腹、日輪も浮腫む 度數だけは高めの安酒を 爛れた喉に灌ぎ入れると 痛熱、心地好く降りてきて かさついた胃ノ壁に沁み渡ル 胃ノ底、弱火、 灯ル。 * 《考察Ⅱ:性命》 其れは合法で安価な薬物なので 私のやうな出自や性根じや 際限なく溺れルは必然極必然 緩慢に自滅をひたすら待つと謂ふ きのとほくなるやうなきのふれかた 人非人、人心、腐ル。 ** 《考察Ⅲ:召命》 あゝ、ヱチルセンチメンタルdry あゝ、ノマントイキテハイルday 就職シたり結婚シたり失職シたり 話シシたり詩を作つたり愛シたり 恨んだり嘆いたり嗤われたりシて 進行性、不治、覚ル。 *** 《結論:宿命》 信仰とか意志とか概念とか伝統とか 回復とか友愛とか共生とか奇跡とか さう謂ふ熱病はとうに過ぎ去り 彫り深いカトリツク達は青い森の奥へ きつとわたしはながいきをする 場面/\でギリ調節しながら 胡散臭くなつてゆくのだ 不可知論、嘘、ゲノム。 ****
依存症に於けるシ的考察 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1119.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-05-25
コメント日時 2025-05-27
| 項目 | 全期間(2025/12/06現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


面白い趣向ですね。谷川俊太郎氏のイラスト付き旧ツイートを思い出します。 タイトルは考察から距離を置いてもっともっと螺線を意識して組み換えて欲しかった気もします。例えば螳螂と蜘蛛の闘いのように。
1イラストが素晴らしいですね! まるでアルバムジャケットのようです。 デザインもバッチリ。 A・B面に分かれてないので、レコードではなくCDといったところでしょうか。
1イラストが素晴らしいですね! まるでアルバムジャケットのようです。 デザインもバッチリ。 A・B面に分かれてないので、レコードではなくCDといったところでしょうか。
1なんか、ワロス。20曲ってことは、たぶん2枚組ですよね...
1ご感想ありがとうございました! とても興味深く読ませていただきましたよー谷俊さんのイラスト付きツイートを思い出されたとのこと、光栄ですよねーあの軽やかさと深みを兼ね備えた表現に少しでも通じるものがあったなら嬉しいです! タイトルについても、具体的なご提案をいただき、ありがたいッス。「螺線」というキーワード、そして「螳螂と蜘蛛の闘い」というイメージは、まさに僕が詩で描きたかった「依存性」の内包する複雑さ、絡み合い、そしてある種の宿命的な側面を言い当てていると感じました。考察という言葉で距離を置いてしまった部分を、より詩的な表現で肉付けする可能性を教えていただいたように思いますねー当事者なので力が入ってしまったよーです!今後の詩作に活かさせていただきますね!
0そーですよ! メシ喰うな! INUの「メシ喰うな!」のイメージでセコセコつくりましたよーCompact diskのあのロゴとかもくっつけようとしましたが、あんまりかなーと思いとどまりましたよー!大昔は詩+画像でひとつの作品で出していたので、それをやってみました(前回からね)No.001「グツドバイ」からやってれば統一感あってよかったんですがね…ケイ・ベニーチャマには三明初期からよくしていただいてマジありがとうございまあす!
0ここBではガキ使のハイテンションシリーズ(?)のようなもんだとおまるさんが仰有ってたじゃないっすか!出落ちですよね。ネット詩はどうインパクトを残すかの一面もあり、真面目に取り組んでる人は馬鹿を見るよねーパッとブラウザでひらかれて「!」「おもしろいな!」「きもい!」一瞬思われて、はい次の作品へ…未消化のままネットの中で糞化していくのが顛末ですよねーまあそれを承知でここに来てたわけだしね…Bに20作目投稿を記念してLastALBUM模してみるのも壊れサブカル厨2病らしくていいのではないかとこういう形になりましたよー
0ごめんね。これ、はやい話し惜しいと思われるのはジャッケットに描かれたイラストがタイトルにも効いてこない点だと僕は思いますね。 精神疾患性。躁鬱~薬物~宗教~これらが遺伝体質とシェイクされて依存性として考察してみよう。治癒を働きかけてみよう。ではなくてその前段で問題提起なんですね。 そんなものを織り込んだイロニーとも覗えるジャッケッイラストなので、これ、僕だけの考えだけど、 例えば-真性包茎の男性が如何にしてその生存競争を勝ち抜く為に遺伝的操作で治癒を試みたのか- まさにこの解釈の長さは1964年度キューブリック映画の「博士の異常な愛情」+「または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」の長い副題付きの主人公を思い浮かべてタイトルに短く差し込んだら、もう少しは面白く眺めれる気はするのですが、 こうなればもう時代感覚はメチャクチャで、ウッドストックの伝説。あの麻薬にイカれたヒッピーが闊歩した頃からプログラムされたヴェルヴェットなアンダーグラウンド。モッズからプログレッシブなハードロックですよ。あなた。 と、失礼いたしました。
1https://www.breview.org/keijiban/?id=12846 このアラガイさんの作品(声明?)に共感したひとりなんですよね、僕も。あれですよ、血がかよってないとね、どうも画面越しではよく分からないね…まぁ今回のNo.20は一アル中の独白(多少の脚色有)として捉えていただけたらと…なんかデザインしなきゃって時にはまずは電柱モチーフで考えるわるいくせがあるわけです。いろいろと多岐にわたる考察していただいて詩人(←この呼称はお嫌いかと思いますが、ここは敢えて)冥利に尽きます、はい。
0いつも何が書いてあるか作品の内容は分からないので、 こういう分かりやすいジャケットが添えられていたりすると、 取っつきやすいです。 ああ、自分みたいな無知蒙昧でも見て楽しんでいいのかな?そういうゆとり。 鑑賞する前に土台が必要な世界なんて、 普通の人にはまったく手が付けられないですから。 たまにこういうシンプルで見るだけで楽しい、作品があると、 もっと違う層の人達も入ってくるんじゃないか、と思ったりもします。 その人達が何をするか、受け入れられるかは別のお話ですけど。 ジャケットに惹かれました、というそれだけの感想ですみません、有り難うございます。
1そうなんすねーなかなか興味深いっす!画像と本文はリンクはしていないのだけど、読み手からはひとつの作品として捉えられるわけですねーそうなんだったら最初に投稿したNo.001「グツドバイ」からジャケ画作ればまた違った展開になったのかもなーと少し後悔…この「依存症に於けるシ的考察」がB投稿20作目となりキリがいいので一区切りとして、架空の「20曲入りLastALBUM」のジャケットを添付することにした次第であります。Bだけに発表する架空のEP盤のジャケとA面B面歌詞というのもありだったかもしれませんねー感想ありがとうございました。嬉しかったです。
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