鍋への口付け、それは自己愛者の巡礼
ル・クルーゼの色彩が移った唇で
君は何度でも世界を騙る
輪廻の最中、故意な落石
宇宙の無尽蔵さを
ポケット文庫にして眠りを誘う
許しを乞うことで生きる人と
人形として首を傾け飾られる人と
瞳に木枯らしを飼う人と
窮屈な球体・増え続ける私・写真になる者
気取って嬉しかっただけの王様も
もう宗教のように絡まり
ただの轍となって…
苦しゅうない日々の、
円弧を描き続ける犬としての僕の
善い人になるためのレッスン!
この夢にも観た巡礼は
僕に伝える
神が信じられないことは呪いである、と
ピンクとイエローのセロファンが重なり
天使の涎に約束する
連れてゆくこの球体の歩き方
少年の中の少女が、
少女の中のキリンが、
初老の中にある爆弾魔に似た夢が、
大勢のゴーストライターそれは愛
柔毛が多過ぎた君とは違ってね…
立方体のビル街にありえない翳り=YOU
キスはしないが
もっと暖かい陽だまりをあげよう!
作品データ
コメント数 : 2
P V 数 : 471.5
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作成日時 2025-05-02
コメント日時 2025-05-04
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2025/12/06現在) | 投稿後10日間 |
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| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:471.5
2025/12/06 02時21分44秒現在
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鍋への口付け、は、熱々の鍋なら火傷してくちびるがぷっくり腫れると思います。は、おいといて、 自己愛者が赤くなったくちびるで世界を騙すと言うことでしょうか。 この後は、僕目線にチェンジしているようです。 特に印象的なのが、 >苦しゅうない日々の、 >円弧を描き続ける犬としての僕の >善い人になるためのレッスン! この部分なのですが、 タイトルになってる「苦しゅう(ない)日々」の苦しゅうないが()で囲われているということは、 実は「苦しい日々」なのではないか?と思います。 >円弧を描き続ける犬 から連想されるのは、輪廻転生の犬だと言うこと。 >神が信じられないことは呪いである としながら、 天使の涎と、いささか爛れたような感じの文言。 >柔毛が多すぎた君 とは、最初の「自己愛者」のことでしょう。 ですが、 この自己愛者を拒絶するような表現をしながら、 >キスはしないが >もっと暖かい陽だまりをあげよう! と、最後に自己愛者を暖めるような表現をしているのは、 つまるところ、この自己愛者である君を愛しているのではないか?と思いました。 ありがとうございます。
1レモンさん、コメントありがとうございます。
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