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月光薬
悲しくて泣いちゃいそうな日は ベランダに出て月を見る。 おおきくて まんまるな月。 がまんできなくなると 月が私にささやくの。 「一瞬、目をつぶっててね」 私は目をとじた。 目の前がまっくらになった。 するとね、 見えてくるの。 ぽろぽろあふれた涙と こぼれてきたため息と 泣いて崩れた顔と 地球ぜんぶの思いをのせた 月の かぜ。 そのかぜが 私の鼻を つんと刺した。 痛かった。 すごく痛かった。 でもね、 なんだかちょっと ちょっとだけ、がんばれるきがした。
月光薬 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 728.3
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2023-12-14
コメント日時 2024-01-19
| 項目 | 全期間(2025/12/06現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


月って見てるとなんだかいろんな想像や空想が浮かびますね。私もベランダから月を眺めるのが好きなので共感して読みました。
2純真なポエムや… 技術といえば月と地球の対比だろうか なんか鼻がツンとするのもエモいがんばってほしいとおもった
1地球ぜんぶの思いをのせた、月のかぜ、がやっぱり素晴らしいのかな、と。 語り手がですね、月と同じ位相というか、位、に置かれている。 そうして、稲垣足穂の「一千一秒物語」のように硬質でありつつ ニヒルではありませんね。 月はその存在からして、あやかし、だったのですけれど、ここにきて・・・ 何か人間的過ぎて、なにか、エモーショナル。
1月が優しくて、語りが柔らかく印象に残りました。 「月光薬」という言葉も素敵だと思いました。
1コメントありがとうございます 落ち込んでいた際に感情をそのままのせて書いた詩なので、共感して頂けてとても嬉しいです
0コメントありがとうございます 対比をくんで頂けてうれしいです。がんばります!
0コメントありがとうございます 少し気分が落ちた際、月と友達のように会話してリフレッシュすることがあるので、それをくみとって頂けてとてもうれしいです
0コメントありがとうございます “月光薬”というタイトルは私なりにこだわってつけたので評価して頂けてとても嬉しいです!ありがとうございます。
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