花瓶 - B-REVIEW
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きょこち(久遠恭子)

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花瓶    

頼りなく なだらかな 曲線は どこか穢れていて 隙がある 奥さん いつも窓べりから ちょこんと 腰を屈めて下を覗き込んで 時にはカーテンの切れ間から表を伺う奥さんの目線 「外を見てたんですか?」 誰かを見てたんですか? 花が開くように咲き誇り 花びらが零れ落ちるような 憂い浮かべる あの時の奥さんのお顔を 僕はよーく、よーく憶えています 奥さんの口元が 微かに上下する頬の動きを 僕はじっと見つめていました 飲みこもうとする時は 目を潤ませたり、 時おり目をつむってみたり かと思うと カッと目を見開いてみたり そのうちだんだん口紅がよれて 滲んで行くサマを 僕は微動だにせず じっと見てました 奥さん 僕は いつも奥さんを遠巻きに 想いながら 寂しさと恋しさで 苦しんでいるんです どんな夕焼けより はだけた奥さん肌は ずっとおごそかで どんな若葉の朝露より 奥さんの潤んだ下唇は ずっと艶めいていて 人知れず繰り返される日々の営みを 僕は涙を浮かべ ずっと見てました 喉の渇きに ずっと堪えていました 奥さんから 零れた吐息のひとつも逃さず 潤った夕べの雨粒の ひとつも見逃さず あの水をどうか僕にも 分け与えて下さい 奥さんの譫言(うわごと)が 鳴り響く雨音の中で 微動だにせず佇む僕を どうか 導いて下さい。


花瓶 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 8
P V 数 : 768.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-12-18
コメント日時 2017-12-27
項目全期間(2024/04/26現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
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閲覧指数:768.6
2024/04/26 08時14分50秒現在
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    作品に書かれた推薦文

花瓶 コメントセクション

コメント数(8)
三浦果実
(2017-12-19)

投稿有難う御座います。久しぶりにエロティックな作品に遭遇してドキドキします。なんといいますか、団鬼六的なエッセンスからバイオレンスを排除した、という感じでしょうか。たしか、「死んでもいい」という映画が昔あったのですが、大竹しのぶさんと永瀬正敏さんが不倫をする映画です。年上の女性と年下の男子。ふたりは雨の日に出会うのですが、 あの水をどうか僕にも 分け与えて下さい 奥さんの譫言(うわごと)が 鳴り響く雨音の中で 微動だにせず佇む僕を この連を読んで、その映画を思い出した次第です。夏に突然やってくる夕立ちのような、慈雨のような、そんな風に本作の「奥さん」がみえてきました。リズムカルな文体なので少し軽い感じに一読目は感じたのですが、よくよく読んでみますと、この男子の心情は、なんか、悲しいですね。雨は止んでしまいますもんね。導いてくれる女性なんているわけがないというか。

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李沙英
(2017-12-19)

三浦果実様 コメントいただきありがとうございます 団鬼六先生を思わせてくれるとはなんと身に余る光栄 それにお話にありました映画でしたら私も一回と言わず何度と観入った作品でした ああ、あの感じに近く思われましたか もともとこちらは声に出して詠むものとして3,4年ほど前に執筆しました 文字だけでなく実際に声に出して頂けたらまた違った面持ちをご覧いただけます ところでこの青年(変態)、苦し気に憂いに満ちておりますが どこか恍惚ともしております 私はその傍ら異臭の中、必死にそれをスケッチするかのように一本一本ペンを走らせ描いた作品です。

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百均
(2017-12-20)

花瓶から奥さんの流れが、始まり方が巧みだと思いました。三浦さんが引用されていますが、花瓶の形だけではなく、用途というのか、役割というのか、そこも重なっていく。コメント欄にもありますが、正にスケッチみたいな作品だと思いました。

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李沙英
(2017-12-20)

hyakkinn様 コメントいただきありがとうございます 題名にもしました「花瓶」は主人公の青年自身です 外気に触れ水滴を迸らせるサマを青年と見立ててみました所です、わかりにくかったですかね^^ 私は描写するに徹し詩の中の者らに勝手に動かせてみましてこうなりました。

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百均
(2017-12-20)

花瓶は主人公の方ですか! あー! 言われて読むとすっきりしました。本当に申し訳ありません。 返レス感謝します。

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李沙英
(2017-12-20)

hyakkinn様 こちらこそわかりにくい言い回しで困惑させてしまい申し訳ありません こんな自己満足だけではいけません!! 恥ずかしながら教えていただくまでまったく気づきもしませんでした 今後の作品作りへ大きな課題となりました 本当にありがとうございました。

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まりも
(2017-12-26)

立原正秋の『名残の雪』の中に、少しいびつな白磁の壺、という表現が出て来て・・・主人公の女性を表現するメタファーなのですが、それがなんとも「ぴったり」している。そのイメージもあり・・・つぼ、は、入れるもの、であるがゆえに、女性のメタファーでもあり・・・という背景がある、ということもあって、やはり、冒頭に置くこのスタイルだと、壺は女性(見られる側)である、という印象が残りますね。 ここでいう「女性」は、あくまでも文学上の、ジェンダー的な言い方であって、実際の女性うんぬんとは、少し異なることは、言うまでもありませんが。構成に一工夫、必要かもしれません。あるいは、なんらかの伏線。 でも、壺=主人公の女性、とする方が、作品に広がりが出るかもしれませんね。

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李沙英
(2017-12-27)

まりも様 コメントいただきありがとうございます まさしく冒頭、私も悩むべき箇所で省くかどうか、しかし他に入れる言葉もなくだからと言って無くしてしまえば どうなんだろうという心配から宙ぶらりんになってました やはり練り直します 主人公の青年とするなら根本からの見直しになりますが、スタイル自体は変えたくないので ここは題名からになるか、冒頭を。。。となるか ただこうなんですあーなんですの説明がいる詩は私の目指すところではないので やっぱり練り直しです ありがとぅございました、すごい問題浮き彫りになりました。

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