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日の寝入り
まだ午後5時だというのに 天上は すっかり豆電球だ お天道さまは ねむり支度をしている 山にもぐりこんで うとうとしてきたのか お顔が 赤くていらっしゃる お天道さまは 夢を 見はじめたね 天球を 橙や桃や紫に ぐるぐる塗り変えて 画家になった夢を 見ている ペインティングナイフで 紺を 目いっぱい のばしたのち すっかり静かになった空に お月さまが しのび足で やって来ます 「あの子はもう寝たのかい」 「ええ、ずいぶん、深くねむっておられますよ」 私は小声で答えます お月さまは お天道さまが えがいた空を 東から西まで じっくりと ながめてゆかれました
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作品データ
P V 数 : 410.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-12-03
コメント日時 2025-12-09
| 項目 | 全期間(2025/12/15現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こんばんは。 お天道さまの動向が客観的に描かれているように受け取りました。 >>お天道さまは >>夢を 見はじめたね という一節が浪漫があっていいですね。最後は、お天道さまとお月さまのバトンタッチの様子なのでしょうか、 >>ながめてゆかれました というところに、全てが詰まっている気が致しました。思わず、気持ちがゆったりしてしまうような 読了後でした。
0会話の部分が不思議ですね。 お月さまと話しているのか、 この部分だけ、視点がシフトしているのか。 「あの子」とは、太陽のことなのか、我が子のことなのか。 ファンタジー感のある不思議な読み心地です。
0コメントしますお天道様とお月さまが地球で生きる存在を守ってるんだと知りなぜか安心しました
0コメントありがとうございます。 絵本のようなやさしい雰囲気にしたいな、と思って書きました。よい余韻に浸っていただけたようで嬉しいです。
0コメントありがとうございます。 お月さまと語り手の会話シーンのつもりです。太陽の様子を伺いにきた感じです。寝静まった子供部屋を、親がそっと覗きに来るようなイメージで書きました。
1コメントありがとうございます。 月や太陽って何だか母性を感じますよね。「安心した」とのことで、嬉しいです。
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