フィラデルフィアの夜に XXⅢ - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

エセ詩人

いでよ、エセ詩人!

コトダマ とはよく言ったものだ。 ハキダセ と 男は言う。 おまえは誰だ? わたしは何者だ?   

湯煙

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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フィラデルフィアの夜に XXⅢ    

フィラデルフィアの夜に、針金が作り出します。  夜、忘れ去られた小部屋。 音も立てず蜘蛛のみたいに天井より垂れる何かがあります。 針金。電気コードより一本、二本、数本と被膜の中から垂れ下がる。 それらは首をもたげ、電灯へと入り込む。  灯りがつきます。 月の様なスポットライト。 照らされる先には、針金。 様々な、何かを模したかに見える雑多なゴミを巻きつけたものたち。 それは人々のようで、動物のようで、街並みのよう。  色が変わる。 その形を維持したまま、色が変わっていきます。  それは光を浴びた時です。 無機質そのものだったその色合いは、急に命を得始める。 人の形のビニールテープを巻いた針金。人の肌の色になって動き出す。 その顔は人間そのもの。 歩いた一歩の、その地面を土色にして。 歩く度、殺風景な空間を命溢れさせる。  乾電池を針金で巻いた物は、大きな犬になり付き従い。 人の手見える置物は、柳になって緑を滴らせる。 埃を被らせた小さな針金の塊は、花々となってこの世界を彩らせ。 時計の部品に巻いた針金は、鳥となってさえずり歌う。  歌う声。 人と犬も歌うような声を上げて。 声と光届くその場所に、もう一人。 壊れた工具に針金巻いた何かは、人の肉を得て動き出す。  歌う声、踊る光、香る花、その中の人と生き物たち。 それは楽園でした。  ぷつん。 光が消えた。  声が消えました。 光と共に。 香りも消え、真っ暗闇の中何かが動く気配すらありません。 電気コードより垂れ下がってきた針金は、諦めたように元の場所に戻っていきます。  人も樹も犬も鳥も花も、踊りも緑も歌も香りも終わったのです。 そこには楽園がありました。  誰もが忘れ去った小部屋。 その夜の事。 誰も知らない、どこかの人が作った針金の像。  その針金たちが、一時の楽園を作り上げたのでした。


フィラデルフィアの夜に XXⅢ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 1054.5
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2021-04-22
コメント日時 2021-04-22
#現代詩
項目全期間(2024/04/18現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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叙情性00
前衛性00
可読性00
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閲覧指数:1054.5
2024/04/18 20時36分51秒現在
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    作品に書かれた推薦文

フィラデルフィアの夜に XXⅢ コメントセクション

コメント数(3)
舞浜
舞浜
作品へ
(2021-04-22)

ろうそくの光で読みたい大人のための絵本のようですね。外国語を翻訳したようなぎこちなさが、この詩篇ではプラスに働いていて、世界をより深いものにしていると思いました。すてきな作品を読ませていただきました。

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舞浜
舞浜
作品へ
(2021-04-22)

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羽田恭
舞浜さんへ
(2021-04-22)

大人のための絵本とは、今までにない評価です。 この独特の文体は、叙情性等の効果が出るのを狙っているためですがそれが上手くいったようです。 ビーレビューでは23作品目、小説家になろうでは合計47作品が掲載されているのでよかったらどうぞ。

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