地獄の光
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サクラスカイ
桜の花弁が砂漠で 鳥の足跡が無数に ちりとてたそれは 枯れた針葉の乱雑 消え失せた丹頂鶴の声 クワックワッキョェッ 振り向けられて 仰向けば空一面の翼 するりひょん細き首 ぬらり落丁 桜一片くわえて天へ ついついついサクラサクラサクラ 万国旗ごとく引き連れられて 天頂へ延び延びてゆく空広く広く 敷き詰められてゆく桜線桜鉄条網 つかまったるつかまったるよ 段違い平行棒ごとく順々に桜線越えて 隣町越え山脈越え境界無境界抜けて 須弥山が見えたらあん馬して観察 桜色染まるひとまき 胸よりとりいだしてしずしずと捧げ いつ落ちたっていいように桜線を がんじがらめに身にまとわせて 神妙な実に深刻な神妙な顔で ちんと待つ 桜猛吹雪訪れてサクラスカイ 真っピンクに染まって解き放たれて 地軸解放重力喪失天地開闢 恍惚
サクラスカイ ポイントセクション
作品データ
コメント数 ： 2
Ｐ Ｖ 数 ： 1808.3
お気に入り数： 0
投票数 ： 0
ポイント数 ： 3
作成日時 2020-05-17
コメント日時 2020-06-08
Ｐ Ｖ 数 ： 1808.3
お気に入り数： 0
投票数 ： 0
ポイント数 ： 3
作成日時 2020-05-17
コメント日時 2020-06-08
#現代詩
| 項目 | 全期間(2025/12/06現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 2 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 1 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 3 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 2 | 2 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 1 | 1 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 3 | 3 |
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- 作品に書かれた推薦文
サクラスカイ コメントセクション
コメント数（2）
これ、コメントつかないのかなあ。すごく面白いのに。意味はよくわからないけど、読んでいるうちにクックッて笑いが歯の間から漏れてきてしまう。かと思ったら最終連でバーンと像が膨らんでスペクタクル！て感じなんだけどなあ！
1藤 一紀様 藤さん、ありがとうございます！呼び掛けもしてくれている気がする笑。にもかかわらず、藤さんを空振りさせた作品、いや空振りしたのは作品、不憫である。５月は多くの皆さんの作品を読んだので、たくさんの影響を受けてこれができたように思います。だから、閑古鳥なのは残念ですが、楽しんで下さった方がいて、救われました～。
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