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半島の青
束ねた髪をほどいて 空港に降り立ち メール画面をひらいて 息災をつたえる 入り江に風がわたり 青いガラスのように 湖も冴えている 水辺のコテージで 半年の空白を なぞるように 斜めの角度で笑ってみせる 未明に目を覚まし 窓を開けたら 風が潮をいざなって 素肌へしみこむ 小火のような痛みが やがて燎原の火となり わたしを滅ぼすまで オルゴールは鳴りつづける
半島の青 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1863.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2019-07-03
コメント日時 2019-07-25
| 項目 | 全期間(2025/12/06現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


一貫して、横顔が うつくしい詩編で、ため息がでます。 半島、半年。の半分な感じ。そして、主人公が消息だけは伝えている横顔。 未明、小火。のほのぐらさ。やがて 主人公が秘めた思いは業火となって燃え盛るのでしょうか。映画のオープニングのような詩句だと感じ入りました。
0こんにちは。最後の一連でそれまでの作品イメージが明から暗へ一挙に覆されました。「オルゴール」という言葉が普段とは全く異質のものとして響いてきました。
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