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帰るべき場所へ
一人を願って水たまりに映る ぼやけた私を一息かけて 霞ませる 世界は嘘ばかり歌って 肝心なところはいつだって大人が 内に秘めている それならもう早く大人になりたい 一人でいることに慣れすぎて 掛けられた声も痛みに変わる それでも 私を見つけてくれた陽の光は 私を無条件にやさしく撫でていく 好きになってはいけないと 誰かが決めたルールに 私の心は そっと逆らった でも声にはできなかった 引き出しの奥にしまった想いは 時計の針よりも 静かに進む 「好き」は 言葉じゃなく まぶたの裏で何度も揺れる 大人になればこの気持ちも 正しくなるのかな それとももっと 見えなくなってしまうのかな ふと気が緩んでしまえば 目元から滴る まるで菜の花のようなあの人が いつもでも頭の中で回る 私が帰るべき場所は あの空っぽの鳴き止んだ鳥かごであるはずだ その中で 風に揺れる枝をただ見ていればいい そしてきっと あの陽の光に目を細めて 私はまた一人を願うのだ
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帰るべき場所へ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 304.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-11-09
コメント日時 2025-11-10
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


こんにちわ、那須茄子2さま 大正・昭和初期のモダンな婦人雑誌の 竹久夢二の押絵のような 時間が止まったような雰囲気を感じました。 悪くないですね、こういうのも。
1takoyo2さんが竹久夢二の頃を思い描くと書かれており、 え、と思って読んでみた。 描かれた相手に対する想いは、 確かに、この憧れから浪漫主義文学を感じさせてくれる。 浪漫主義とは言っても中身の違いに見当はつきません。 文語調を口語に新しく書き直したしたような感じでしょうか。 それで、ひとついいアイデアが浮かび上がりました。 ぺらぼう、べらんめえですね。 ~私が帰るべき場所は、あの空っぽの泣き止んだ鳥かごであるはずだ。 ここを粋な女郎のお江戸口調で語らすのです。 ~わちきが帰る場所は、あの空っぽに泣きやんだ鳥かごでありんす。 失礼いたしました。
1メルモsアラガイsさん、 わたしのような詩に疎いもののヘタな発言を 取り上げてくださるな。恥ずかしくなる。 メルモsアラガイsさんのコメントは全体に わたしからみるとふうてんの寅さんのような 軽みがあるので、ひやひやして見ているが、 なぜかそのくせに投稿者から結構人気がある。 うらやましい限りだ。わたしなど真面目すぎる からか、誤解ばかりされている。コメントはむつかしいものだ。 わたしが劣等感を覚えているそのコメントを 引き合いに出されると、どうも困った気持ちになる。 おてやわらかに願います。
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