どうでもいい
小学生の頃
星を見る角度を測った
月に行きたくて
そこには俺の世話を待つ動物はいないんだろ
吹く風に
ドラゴンの羽ばたきを想像しては
嬉しかった
誰も彼も愛していない癖に愛を期待する
人間の心などいらなかった
人を踏みにじり
食い物にするだけの心なんていらなかった
今でもあの星が見える
愛されたいと必死になるあまり
愛されていると思い込んで
それを現実にしたがる奴ら
欲しいのは道具だろ、マス掻いて寝ろ
何もかも許されるなんて
何もかも与えられた連中の
たわごと
いつまで通用するか皆が息を殺して嗤っている
祈りと信仰
リアルと電波
海と空
優しさが何を救うのか分からないまま居る
その指先に
触れられないならいっそ
忘れたほうがいいこともあるよ
あの星に帰りたい
あの子はよくそう言った
もはや産まれたところなど
故郷でもなんでもなかったのだ
あの星から来たのだ
信仰と
祈りと
愛
あなたは相変わらず私がお嫌いのようだ
それでいいのに
作品データ
コメント数 : 2
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作成日時 2025-11-07
コメント日時 2025-11-11
#現代詩
#ビーレビ杯不参加
#縦書き
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
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| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
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2025/12/05 20時19分04秒現在
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孤独なこども。 私にも、帰る星があるんだと信じていた時期があったことを、思い出しました。 その星は、太陽の力がいちばん強い夏至の日にだけ帰還への扉が開き、 太陽の力がいちばん弱い冬至の日には闇の勢力が地球にまで降りてくる。 だから私は、冬至を恐れていました。 その星では、私にも本当の家族がいて、 私たちは、毎日幸せに暮らすんだと信じていました。 すっかり忘れていましたが、この詩を読んで、思い出しました。
0子供の頃って、必死で自分が特別な存在だと思おうとしますよね。 私は特に周囲からの愛の見返りが足りてなかったんだろうな、と今振り返るとその必死さがかわいそうになります。 ご自分に、もう大丈夫なんだよ、と言ってあげてくださいね。
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