わがまま
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在るだけで。
夜の街は まだ雨を ひとひら背負っていた アスファルトが 街灯を滲ませる 信号は 呼吸を待つように 青を惜しむ 現代は 寛容を 装う だがその内側は 包容ではなく 距離を置いた許容 人は 前科者と関わりたくはない ゲイに好意を寄せられたいとも思わない その感情は 正しさの装置では 消せない 承認はいらない ただ 干渉しないでほしい 社会は 幸福の形を描く 良い家 良い車 良い伴侶 それを自然と呼び 逆らう者を 不自然と呼ぶ 私は 鏡から離れたい 名前のない時間の温度を 取り戻したい マイノリティは その幸福を 追う必要はない 誰だって 自分だけの幸福を 手にすればいい だから 干渉する理由は どこにもない 青に変わる信号 私は歩き出す 評価も 承認もいらない ただ 在ること それが 私の自由であり 唯一の幸福
在るだけで。 ポイントセクション
作品データ
コメント数 ： 11
Ｐ Ｖ 数 ： 831.2
お気に入り数： 2
投票数 ： 0
ポイント数 ： 0
作成日時 2025-08-11
コメント日時 2025-08-17
Ｐ Ｖ 数 ： 831.2
お気に入り数： 2
投票数 ： 0
ポイント数 ： 0
作成日時 2025-08-11
コメント日時 2025-08-17
#現代詩
#ビーレビ杯不参加
| 項目 | 全期間(2025/12/06現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
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- 作品に書かれた推薦文
在るだけで。 コメントセクション
コメント数（11）
達観してるけど、寂しい終わり方ですね。これから、色んな出会いと経験がありますように。
1何か恐ろしさのようなものを感じました。私の理解が間違っているのか分かりませんが思いが先鋭化する何かがあったのでしょうか。ステレオタイプと自我がせめぎ合う様を詩にしたのかなと思いました。
1とても良く分かります。 私のことなんて あなたがたには解りっこないんだから、 ガタガタ誹謗中傷なんてしないで、 ただもう、放っといて！ これは、私が入院中に思ったことです。 他の患者と話題も合わそうとしたのですが、どうしても合わなくて。 そしたら、｢アイツ何様！｣と誹謗中傷の嵐が起こって。 ｢私はあなた方を否定しない。 あなた方に望むことは、ただ私を放っといてほしい｣と切実に思いました。 もし、違っていたら、ごめんなさい。
1特に最後は寂しさを感じますが、全体を通してとても共感しました。 私の中に確かに存在する、一般的な常識から外れる私を、あなたたちに否定されたくない。他人からの評価が客観的な自分を決定してしまうネットが当たり前に普及した今、自分が理解できない他人には干渉しないことが一番だと、私も思います。 多様性を噛み砕き、味を理解して、飲み込む必要はない。噛んで捨てるぐらいの、ガムのような存在であってほしいとも。
1コメントありがとうございます。 人にはいろんな側面があり、その一つとしてマイノリティにあたるものが必ず在ると考えています。 それを認めてほしいと駄々をこねるように他者に働きかけるべきか、ただ在るだけで良いのか、といった問いを少し広げてみました。 私も枕の涙様と同じく、他人には干渉しないという態度が良いとは考えています。そして、自分の中のイレギュラーな側面を受け入れることを社会に押し付けないよう、謙虚に生きたいものだと考えています。
1レモン様 コメントありがとうございます。 解釈については、ご自由にしていただいてかまいません。寄り添うことができたなら、何よりです。
1コメントありがとうございます。 確かに、恐ろしい思想が私の中にあるのかもしれません。 わかりづらく、申し訳ございません。
0コメントありがとうございます。 達観しているのでしょうか。。。 少なくとも、私の一側面は何やらおかしくて、少なくともこんな人が社会的に称賛されるべきではないな、とは思っています(笑) とはいえいろんな側面がありますから、いいとこ取りでバランスよく生きていきたいものです。
1アカウントを持って初めてのコメントです。「評価も承認もいらない、ただ在ること、それが私の自由であり、唯一の幸福」という部分に共感しました。マズローの欲求階層説に、承認欲求があります。そんな欲求さえも超えて、自分の自由や幸福を書いているところから、これは勇敢な詩だと思いました。また、自分の心を強くさせてくれるような、そんな詩だとも思いました。
0言葉選びが丁寧で素敵です！
0泣きました
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