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笑い
僕なんてみんな殺してしまえばいいのかもしれない 百人の僕を百回殺せば それで気がすむのなら 僕は何百回でも今の僕を殺すだろう 殺したくなることしかしてこなかったから 百回生き返る資格なんてないから 涙がたくさん出て 白いタオルが真っ赤な血に染まっていく 僕の涙は血の色だった 悲しすぎるからだ からからと笑った お腹の底からわっはっはと笑うことなんで できやしない だからからからと笑った 全部 腐って骨だけになって からから からから と笑った 骨が乾いていく 風化して風に飛ばされていく 百回死んだ僕が全て風に飛ばされて どこかわからないこの部屋にまた 百人の僕が現れて 今度は何回殺すのだろう 数える気にもならない
笑い ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 485.1
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2025-07-17
コメント日時 2025-07-18
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


自分を責める気持ちが強いですね→「殺したくなることしかしてこなかったから」 悲しみのあまり血を流して、でも、きっといつか透明な涙が、あなたの心を洗うでしょう。
0『笑い』というタイトルなので印象としてはナンセンスに被われるような作りで終えたかったのでしょう。 ~殺したくなることしかしてこなかったから~冗長だ。 面白い発想だとは思うのですが、この二連の涙や血の赤が笑いを深掘りする対照として効いてないですね。 血や涙で情感も引き出す気ならば、~涙が赤く染まり、白いタオルに包まれたトマト、僕の涙は渇いた砂の粒だった。とか、それというのも、次に出てくる~からからと笑った。の、からからが渇いてしまった虚無感を示唆するからであります。 この二連は肝ですね。ナンセンスにちょっぴり涙や血で感情のエッセンスを加えるのならば、その表現自体をシュールに壊したほうが返って深みは増すようにも感じますね。 あくまでも私の意見なので、それはそれとして受け流して頂きたい。
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