物語13 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

わたしがいのることは

とても重い

みんな経験したことがあるであろう、とても重い"ちょっと"が詰まっている。

錠9

生きる

声なき声を拾いたいと思ったことはあるか

わたしは、ある。 あなたの胸を叩き 何故なのかと問いただしたい そう呼び止められた時 わたしは何と答えられるだろうか。 静かにだが確かにこの詩からは 張りつめた足音が聴こえる

ぼんじゅーる

天皇陛下万歳

知的破産者及び愚昧界の金字塔

平成天皇と存命中に呼び不敬を極め、大正・令和を外す選別賛美。明治から平成まで乱暴に万歳する時代錯誤と挑発精神が光る奇作。

大人用おむつの中で

好きです。

切れのいい、知性あふれる現代詩だと思いました。

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)



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物語13    

夕暮れの公園、砂場には幼い影が揺らめいていた。彼らの唇から零れ落ちるのは、この世ならぬ、断片的な叫び。それは、耳を澄ましても届かぬ、遠い異国の古の詩篇めいていた。砂という名の時間の中に、見えざる何かを築き上げているらしかったが、その全容は、薄暮に沈む幻の城郭のごとく、ついに判然としない。それは、人が生において、絶えず何かを積み重ねながらも、それが何であるのか、なぜそれが必要なのか、永遠に問い続ける、あの切ない感覚に、奇妙なほど似通っていた。 やがて、一人の少女が、重力さえもが彼女の存在を忘れたかのように、軽やかに、ベンチに腰掛け談笑する母親たちの許へと還った。「なんのお話をしていたの?」少女は尋ねた。その声には、砂場で過ごした時間の熱が、微かな陽炎のようにまだ揺らいでいた。母親は、その問いに、微かな、しかしどこか諦念の滲む笑みを浮かべて応じた。「あなたたちのことを話していたのよ。」 次に、母親は尋ね返した。「みーちゃんたちはお友達と何を話していたの?」少女は顔を逸らしたまま、まるで、手のひらから零れ落ちた水滴を掬い上げるように、遠い記憶の淵から呟いた。「え?なんのことだろ?神曲?」母親は困惑の色を顔に浮かべ、問い返した。「しんきょく?なんだろうね?絵本の話かしら?」彼女の声には、子供たちの織りなす奇妙な世界と、自分たちの日常の間に横たわる、見えざる、だが断ち切れぬ壁を感じているような響きがあった。少女は口ごもりながらも、「なんかな?アリスとボブとチャーリーと…」と続けた。その言葉は、砂場に築かれし、触れ得ぬ城の、ひび割れた設計図の一部であるかのようだった。母親は、少女の額に滲む汗を、まるで忘れ去られた記憶の欠片をそっと拭い取るように優しく拭い、ペットボトルの水を差し出した。少女は、その喉の渇きを癒すと、まるで、不可解な戦場へと向かう兵士のように、再び砂場へと駆け出して行った。その小さな背中には、傍観者には理解し得ぬ、だが揺るぎない使命感が宿っているように見えた。 母親たちからは、諦念にも似た、しかしどこか達観した声が漏れる。「子供って、無限の燃料をその身に宿しているわよね。いったいどんな構造をしているのかしら、とさえ思うわよ。私たちにはもう、あんなにも熱中することなんてできないわよね。」一人の母親が、失われた文明の謎を解き明かすかのように、思索の言葉を紡ぎ始めた。「アリスとボブとチャーリーって、YouTubeの新しい誰かの物語なのかしら?子供たちって、本当にすぐに新しいものを見つけてくるものね。私たちがようやく手を出し始めた頃には、もうその流行は夕暮れのように終わりかけているんだもの。そうそう、私たち母親が手を出し始めたり、グラビアアイドルが、息を切らして取り組み始めたりしたら、たちまちTikTokとかでは見向きもされなくなるものね。」 「そうなのよね。そもそも流行りのものが私たちのタイムラインには流れてこないのよ。悲しすぎない?これって。」別の母親が、まるでそこに実体のない壁があるかのように、そっと手を触れる仕草で言った。「わかる!こう、何て言うのかしら、AIのような存在に認定されてしまっているというか、もうおばさんですよ、と。女子高生とかとは見ている世界が違うのよ、と、静かに宣告されている感じよね。」「そう!それなのよ…。」母親たちは、自らの会話の渦に深く身を沈め、時の流れさえも忘れ去っていたかのようだった。それはまるで、砂場で子供たちが築き上げた、形を持たぬ城の中で、彼女たち自身の言葉だけを紡ぎ続けているかのようだった。 静寂が、どこか遠くから届く囁きのようにあたりを包み込んだ。子供たちの声は、その中に溶け込み、ほとんど意識に上らない。「…アマネ君、大丈夫かな?」誰かの呟きが、古びたレコード盤の溝に刻まれた、微かな傷のように耳の奥に引っかかった。「歪みがすごい」別の声が、乾いた音を立てて響く。「中村さんと、星を継ぐ者の影響かもしれない」。空気を満たす奇妙な重みが、肌にまとわりつく。それは、いつもそこに厳然と存在していたはずの物理法則が、少しばかり居心地悪そうに身をよじっているような感触だった。 どこかの砂漠で風に舞う無数の砂粒のように、頭の中をさまよった。途方もない数の視線、あるいは意識が、この一点へと収斂している。そんなことを想像すると、胸の奥で、小さな、しかし確かな金属音が鳴るような気がした。 子供たちは、まるで不可侵の約束でもしたかのように、手を繋ぎ、そしてゆっくりと目を閉じた。彼らの瞼の裏には、何が映っているのだろう。あるいは、何も映ってはいないのかもしれない。ただ、無限の闇だけが、そこに広がっているのかもしれない。 彼らの閉じた目の前で、不可視の文字が、夜空に浮かぶ星座のように、静かに、だが執拗に点滅し始めた。それは、ある種の頌歌のようでもあり、あるいは深い淵からの報告書のようでもあった。 『我らは慈悲と峻厳との間の、正しく均衡を表象すなり。助けによりて、良き吟味と認識は得られん。 一方は昇り、他方は下る。 更に、知恵の蛇の内には昇りゆく螺旋が見え、剣の内には降り行く白き輝きの奔流在り。 様々な色調に染まりて、一層暗きに変わるなり。…』 それは、現実と非現実の境界を曖昧にする、古の呪文のようでもあった。 世界各地で数多の光が天使の輪の様に輝いている、それは物語の行方に影響を与える言の葉


物語13 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 511.8
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 90

作成日時 2025-06-14
コメント日時 2025-06-15
#ビーレビ杯不参加
項目全期間(2025/12/06現在)投稿後10日間
叙情性2020
前衛性1515
可読性55
エンタメ33
技巧2020
音韻22
構成2525
総合ポイント9090
 平均値  中央値 
叙情性2020
前衛性1515
可読性55
 エンタメ33
技巧2020
音韻22
構成2525
総合9090
閲覧指数:511.8
2025/12/06 02時14分56秒現在
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    作品に書かれた推薦文

物語13 コメントセクション

コメント数(2)
つつみ
作品へ
(2025-06-15)

とてもおもしろいと思いながら拝見しました。神曲の話までとはいかなくても、公園で遊ぶ子供たちと、それを見ている母親たちとの間には大きな隔たりがあるのではないかというのは、なんとなくわかります。無邪気に遊んでいるようで、実は大人の想像を超える話をしたり、体験をしているのではないかと。 しかし、母親たちは取り留めもない雑談で盛り上がり、子供の存在など忘れてしまう。その隙に世界を揺るがすようなことを子供が計画したり実行してもおかしくないと感じるのは、やはり両者との隔たりのせいだと感じるのです。 この詩に共感したのは、私はその隔たりに違和感を覚えたのでママ友と公園にいくのをやめたということです。子供のことをまっすぐ見て、でも声はかけず、どんどん練られる計画はそのまま見守っていたい。 そんなことを考えさせられる作品でした

抒情:20 前衛:15 可読:5 エンタメ:3 技巧:20 音韻:2 構成:25  
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吸収
吸収
つつみさんへ
(2025-06-16)

お読みくださりありがとうございます ちょっといつもと違う感じで書いたのですが、コメント貰えて嬉しいです。 この角度からの作品をも少し書く予定なのでよろしくお願いいたします。

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投稿作品数: 1