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駄文
夜空に雷鳴が轟いている 僕は自分に怯えている 君は笑っている そんな僕を見て 飼い犬が吠えた 不甲斐ないぞと怒っているのだろうか 最近の僕は寝てばかりだ 好きだったゲームもやらなくなったし 壊れてしまったパソコンを直す気にもならない 仕事は黙々とこなすだけだし 休みの日は寝てばかりだ 習っている歌の練習もしていない たぶん目標がないからだ どうしても惰性になってしまう この詩もそうだ テーマもなければ着地点もない 君が去っていくのも 犬が呆れるのも当然だ 待ってくれ! 何に? 過ぎ去っていく日々に 無為に経っていく時間に 待とうはずがない いつだって自分が動き出さなきゃならない 明日も何の予定もない 寝てばかりだ せめて良い夢を見たいとぼんやり思うだけだ 本当に不甲斐ないのだ 冒頭 僕は怯えていると言った このまま何も得ることなく 年をとることにだ しかしそれも半ば諦めている 今さらどうにでもなればいいと思っている そうでなければこんな詩を書いていない これは詩と呼べるのだろうか ただの愚痴だ せめて詩としての体裁を整えたい 夜よ このまま私を包んでおくれ 安らかな眠りを与えておくれ 朝よ そのまま私を目覚めさせておくれ 儚い希望と共に 君よ 私と出会っておくれ 飼い犬と一緒に散歩しよう そしてささやかな夢を語ろう 愛よ この幸せな時間を少しでも長く 続けておくれ 不甲斐ない私に 慈悲を与えておくれ 詩としての体裁はかろうじて整えたつもりだ こんな駄文に付き合ってくれて 最後にありがとう おやすみなさい
駄文 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 439.7
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2025-05-04
コメント日時 2025-05-04
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


タイトルに駄文と銘打ち、文章を徒然と綴っているのが面白い。これも一つの小実験か。 暗い辛い。そんな思いを綴りながら、どこかのんびり平和でもある。夢目標を持つ。それも大切なことですね。指針を持つというか。道標。それがあると、次に向かって動くことが出来る。
0駄文かどうかは、自分で決めることではなく、 ひとが評価するものだと思います。 例えば、宮沢賢治は、自らの書き物を 「全て私の迷いなのだから、全て燃やしてくれ」と弟に託けたそうです。 もし、託け通りに燃やされていれば、 賢治が世に出ることはありませんでした。 この詩も、 全文とても良いです。 どうしようもない自分への嘆きは、太宰みたいです。 最も私は教科書に載っていた「人間失格」しか知らないのですが。 そしていわゆる「詩」のような体裁を整えたとされる部分は、美しく感動的です。 とてもこころに沁みます。 こちらこそありがとうございます。 おやすみなさい。
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