フィラデルフィアの夜に 46 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

わたしがいのることは

とても重い

みんな経験したことがあるであろう、とても重い"ちょっと"が詰まっている。

錠9

生きる

声なき声を拾いたいと思ったことはあるか

わたしは、ある。 あなたの胸を叩き 何故なのかと問いただしたい そう呼び止められた時 わたしは何と答えられるだろうか。 静かにだが確かにこの詩からは 張りつめた足音が聴こえる

ぼんじゅーる

天皇陛下万歳

知的破産者及び愚昧界の金字塔

平成天皇と存命中に呼び不敬を極め、大正・令和を外す選別賛美。明治から平成まで乱暴に万歳する時代錯誤と挑発精神が光る奇作。

大人用おむつの中で

好きです。

切れのいい、知性あふれる現代詩だと思いました。

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)



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フィラデルフィアの夜に 46    

フィラデルフィア夜に、増えます。  昼間は人が多い場所も、夜になると雰囲気は変わるものです。 夜の美術館に、革靴で歩く音が絵画や彫刻が聞いています。 警備員が懐中電灯を片手に、歩いてくる音です。  とは言え今まで夜に異状が起こった事は一度もなく、この業務はいずれ廃止されると言われています。 今は暗い中わずかな事も見逃さないよう、佇む絵画や彫刻の顔を照らしていく。  部屋と部屋を繋ぐ通路にも彫像が並べられ、足取りと共に数えていく。 ひとつ、ふたつ、みっつ。よっつ、いつつ、むっつ。ななつ、やっつ、ここのつ。 じゅう、じゅういち、じゅうに。…………13。  急いで踵を返し、通路の始めに戻る。 ひとつ、ふたつ、みっつ。よっつ、いつつ、むっつ。ななつ、やっつ、ここのつ。 じゅう、じゅういち、じゅうに。  さっきのはなんなんだ。 急いで踵を返し、通路の始めに戻る。 ひとつ、ふたつ、みっつ。よっつ、いつつ、むっつ。ななつ、やっつ、ここのつ。 じゅう、じゅういち、じゅうに。…………13。 またさらに、戻る。 ひとつ、ふたつ、みっつ。よっつ、いつつ、むっつ。ななつ、やっつ、ここのつ。 じゅう、じゅういち、じゅうに。  さっきのはなんなんだ。 再度踵を返す。 ひとつ、ふたつ、みっつ。よっつ、いつつ、むっつ。ななつ、やっつ、ここのつ。 じゅう、じゅういち、じゅうに。…………13。  13に懐中電灯を照らす。 ただの彫像だ。大理石で作られた、はずの。  13を目の前に通路の始めから懐中電灯を照らし、再び13を照らし出す。 それは今まさに、いなくなろうとしていた最中でした。 固いはずの大理石の彫像が、溶けるように解けるように、姿を消そうとしていた只中だったのです。 それは犇めき蠢き蚯蚓の凝集の如く、その場から逃げ去ろうとしている様子でした。 「待ってくれ」 警備員の声を聞かず、その姿はいなくなったのです。  慌てて手を伸ばし掴んだ、数本の針金を残して。  それは紛失した彫像でした。 もはや写真の中だけでしか見る事の出来ない、昔の彫像です。 この美術館に飾られていてどこかに貸し出されたきり、行方知れずになった。  それがこの夜に戻ってきたのです。 どうした事か、一人でに動く針金をもってその姿を再現して。  真夜中、彫像12体が飾られている通路に13体目が鎮座していることがあります。 昔は自らがいた場所に、新たな彫像が飾られているためその横に座りながら。 人の気配が来るたびに素早く犇めき蠢き存在を知られないようにしながら。  ただ、高性能の監視カメラ越しにその姿を見る事ができるのは秘密でした。


フィラデルフィアの夜に 46 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 714.8
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2023-12-04
コメント日時 2023-12-06
#現代詩
項目全期間(2025/12/05現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
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叙情性00
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2025/12/05 20時55分09秒現在
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    作品に書かれた推薦文

フィラデルフィアの夜に 46 コメントセクション

コメント数(2)
福まる
福まる
作品へ
(2023-12-04)

芸術に関してはよくわからないのですがホラーとファンタジーが同居していて読みやすかったです。

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羽田恭
福まるさんへ
(2023-12-06)

こういったシリーズをビーレビューに投稿してあるだけで46作品にもなってしまいました。 よければこの他のもどうぞ!

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投稿作品数: 1