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壌の華
幾何葬列を楚打つ 楕円穹窿の浅瀬海に倒れ沈みゆくマニエリスム奇胎胎盤の薔薇をこそもとめ 梅毒を病む 海峡には耳殻降る底流より罅割れて 姿見の草、或は釣鐘のなきがらをかかえて帰る 幼時矯正記録には愚鈍な噴水像達が硬く接吻の霹靂に見まわれ その埃まみれに紛れ紛れた ダヴィデの収縮胸郭に肋骨は開かれ 石灰と花に心臓腑を敢て 赦恩にさえも懐くだろう その聯続は時の敷衍にすらも抗いやまず 虚血性脳梁壊死 つげられくる化学の蜂窩 劇物に闡かれた壜底に瞭色を差す ヒドラジン燃焼機関は純水にて建築され錯綜鉄骨の外廓を見、 現象を隔てては網膜起源の死世紀を逃れ遅れて 歴史は退潮を寄せ帰す 絨毯爆撃の警告 拡声器に蜘蛛巣繊維、 窓かつて枢機卿を抛り落したるその厳粛に懣え苦しみ 韃靼人の蝶の海までが、 刻限のきりぎしへ 絶命を享けて
壌の華 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1152.5
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ポイント数 : 0
作成日時 2020-10-10
コメント日時 2020-10-10
| 項目 | 全期間(2025/12/06現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文

