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little FANTSY   

白犬 
作成日時 2017-08-09
コメント日時 2017-08-11

 

黒髪を梳く ショート・ヘア アシメントリーの前髪 左目を隠す 削りだす幻想 白い 白い、白い骨の色 血を 見たいの 君に流れる血の色を 君の肉を舐める 青い瞼 黒い睫毛 唇を 重ねて 幻を 見せて 在り処 教えて 何処? 誰、 貴方と壊れたかった あの日の夕陽と月の色に 世界の背骨に そっと爪を立てて 喘ぐ 香りを嗅ぐ 意味より 早く 冷めた目で 君を 眺める 残酷な家鴨 雀と孔雀 鳥の骨格の博覧会 翼 捥いで 世界 その骨格を バズる右目で 眺める 肉は要らない 捥げた 左腕から 滴る幻想に 僕は酔いたい こっぷ一杯のぐらすわいんは紫の血に似て びーるの黄金の泡もしくは犬の小便 日本酒は月光のせせらぎと金持ちの義足 要らない? さよなら そんなことより 抱きしめて 抱いて 貫通して宙づりの僕の肉体を 肉塊を 君に会いたい (嘘) 君の空洞を 埋めてしまうように 刺してみたかった 幻日 幻日 現実 幻想 ねぇ、そんなことより 黒髪を梳く アシメントリのショート・ヘアの隙間から 世界を眺め 射る 幸福に なりたかったよね ねぇ、そんなことより 私と 遊んで? fantsy fantsy fantsy fantsy 緑色のれーざーにぺがさすの羽根とゆにこーんの角を ファミレスの皿の上の小鳥の死骸の花びら包みを 君の勃起に甘い舌と唾を垂らして 海月の水を啜って大空に翼を 澄んだ血を飲んで 揺らぐ吐息に甘いミルクを 刺して 愛して 創って 始め、て 震える指に 気づかないで 絶望しないで 絶望して 君を 殺したいの 安いファンタジー 小さなfantsy FANTSY


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まりも (2017-08-11):

これはまた、ずいぶん極彩色の作品ですね・・・読みながら、万華鏡のように色彩が乱舞する感じ。 〈貴方と壊れたかった あの日の夕陽と月の色に 世界の背骨に そっと爪を立てて〉 この部分が、もっと際立つといいのにな、と思いました。 〈君〉と〈貴方〉が同一人物なのか、〈貴方〉は、〈君〉が語り手(歌い手)のことを、そう呼んだ、ということなのか・・・ちょっと判然としませんでしたが、〈君〉が世界そのもの、のような存在であって・・・歌い手の視界すべてを覆いつくしている、感覚のすべてを奪いつくしている。それほどに自分を惹きつける〈君〉を、だからこそ、壊してしまいたい、一緒に壊れてしまいたい、というような、情念というのか、感情の迸りを歌っている、ように思いました。 〈世界の背骨に~〉までの連は、言葉が締まっていていいなと思ったのですが、後半、感情に流されているというのか、冗長な印象を受けました。背後に音楽があれば、また異なって感じられるのかもしれませんが。


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