四時四十四分 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

エセ詩人

いでよ、エセ詩人!

コトダマ とはよく言ったものだ。 ハキダセ と 男は言う。 おまえは誰だ? わたしは何者だ?   

湯煙

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

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あっす

パパの日曜日

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終着点

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美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

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四時四十四分    

鼈甲飴が溶ける夕暮れ 「紙芝居もこれでオシマイ」 読み手の老爺はそう呟くけれど 猛り狂うサイレン 悶え狂う鴉が その声を掻き消してしまう 眠りの密林 輪廻の滑り台 いつまでも汚れなき心? いつのまにか穴が空いたスニーカー 僕も君も純粋さと飴を切らして 嗚呼、アルコールの甘味料 赤い眼をして 正体を亡くして 「ゆめからさめた」 いつかの無邪気な子供の影絵も 今では無感情な大人の影さ 複雑骨折した針時計 彼が刻む時は歪んでしまって 誰もが無機質な電子時計に縋る とうの昔に切れた電池 交換することすら忘れても尚 恐らく四時四十四分 三番目のトイレで行方不明の少女 エレベーター 降りた先は平行世界 エスカレーター すれ違う僕と僕 カーブミラーに映る赤い花嫁 カーブミラーに映る赤マント 溢れる奇と狂を 逢魔が時は赦してしまう 茜色 蹂躙される日々と人々 切り替わらないスクリーン 凍てついた高層ビル 鋼鉄の墓標 光も温もりも届かない狭間で 唇を閉じたままのフリージア 枯れない花束を 死んだ笑顔で渡す君 その瞳が濡れることはあるのか その心に白波が揺れることはあるのか 渇ききった君は 花束を残して去ってゆく やがて動き始める映写機 夕暮れのエンドロール そして夜が 夜が始まる


四時四十四分 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 781.5
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-07-06
コメント日時 2017-07-14
項目全期間(2024/03/29現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:781.5
2024/03/29 03時35分53秒現在
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    作品に書かれた推薦文

四時四十四分 コメントセクション

コメント数(4)
まりも
(2017-07-07)

べっこう飴色の夕景でしょうか。7音の重ねで書き起こすリズミカルな冒頭。 紙芝居のノスタルジー・・・一日の「物語」が終わったことの暗示のように感じました。 サイレンと鴉、現実界において不穏さを予感させる記号のようなイメージが置かれることによって、二連目の抽象的な〈眠りの密林 輪廻の滑り台〉一節が、不穏な宿命に巻き込まれた語り手のイメージに重なっていくように思いました。 〈僕も君も純粋さと飴を切らして〉ここには、紙芝居に象徴されるような童心=純粋さ、その後にもらえる水飴やべっこう飴の懐かしさ、甘美さ・・・への憧憬がある様にも感じます。 〈いつかの無邪気な〉〈複雑骨折〉〈とうの昔に〉・・・8音、7音のリズム。7・5調、8・6体、などと呼ばれる、いわゆる歌謡体(古来からの)、馴染みのある音感が散りばめられていて、口ずさむ進行が意識された作品だと思いました。 〈恐らく四時四十四分〉ここから、作品としては佳境に入るのでしょうが・・・飛躍が大きすぎて、読者としてはついていくのが大変でした。めくるめく不気味さや不穏さ、その連打に身を任せる、という読み方(聴き方)をすればいいのかもしれませんが・・・ 4(死?に通じるとして嫌う人も多い数)が3回、続いた時刻に、〈三番目のトイレで行方不明の少女〉。〈逢魔が時〉に出会う不思議。歪む鏡面、〈赤い花嫁〉〈赤マント〉・・・まさに〈溢れる奇と狂〉、ですが・・・自由奔放に想像力を駆けまわらせすぎている、そんな印象も受けました。後半のぶっ飛び感?に、面白さや勢いを感じる方もいらっしゃるかもしれませんが・・・。 べっこう飴色の夕景から始まって、〈茜色 蹂躙される日々と人々〉の時刻を経て、〈夕暮れのエンドロール/そして夜が 夜が始まる〉までの時間帯に体感した幻影を、観客の一人として見せて頂いたような気がしました。。

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黒髪
(2017-07-08)

比喩に必然性があることが、まず特になかなかない素晴らしさだと思います。 >「紙芝居もこれでオシマイ」 時についての、何かが起こるというライトモチーフ(のちには、「ゆめからさめた」となる)として、働いて いるようなきがしました。そういう分析は、少し強引かもしれませんが。 >四時四十四分 これなども、単純すぎるほど誤りようのない、時刻の言葉ですが、実際使ってみろと言われると、難しいと思います。 そういう題で、全体を構成する芯にするというのは、実力を感じます。 >いつのまにか穴が空いたスニーカー  >唇を閉じたままのフリージア とにかく、表現力だと思います。 >そして夜が 夜が始まる この締めも、表現力がなければ成り立たせられないでしょうね。それだけではなく、何度も言うと、 必然性のある詩文。これが結構難しいことだと、僕は自分では実感させられてばかりいることです。 どんな作者も、そういうところは、悩むことだと思っていますが、そこを越えられる人もまた、少ない でしょう。

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北村灰色
(2017-07-14)

まりも様 夕暮れのサイレンと鴉に依る、不穏な雰囲気に巻き込まれてゆくという描写は私が現実にでも心から欲している情景で、それが作品に表れたような気がします。 歌謡体は殆ど意識していなかったのですが、こうした作品を書くと、幼い頃に聴いたり学んだりした歌謡体的なリズムや音が無意識に出るのかなぁと思いました。 そうですね、読み返すと、好きな都市伝説を首根っこを掴んで唐突に引き摺り表した感がある気が確かにします。。整合性を完全に置き忘れて、ぶっ飛び過ぎたというか、そんな感覚は改めて感じます。

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北村灰色
(2017-07-14)

黒髪様 比喩の必然性、詩を書くときに於いて、自らのアタマに浮かぶ情景を描き出すというか暴きだす際に、比喩表現は凄く重要であると、創作を始めた時から意識しています。 「ゆめからさめた」は音楽で云えば、次の展開への異常な間奏というか、平仮名のみで書き表すことで場面の切り替わりを意識した表現ではあります。 四時四十四分は馬鹿みたいにシンプルですが、その言葉から夕景或は夕暮れを連想することは、他のどんな言葉よりも浮かびやすいだろうと、そうした意図もあります。

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