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水の処方箋
〈水たまりに浸かるときには, 靴を雨粒のリズムに合わせなくてはならない. すれ違う波紋をおどろかさないように.〉 〈砂浜を歩くときには, いつでも波音に耳を澄まさなくてはならない. 一瞬の拍手喝采を拾うために.〉 〈たとえばプールに浮かんでいるときは, 砂浜のことを考えてはいけない. 今だって透明な砂が, すべてを包み込んでいるのだから.〉 …… たった今 曇り空から降ってきた 水の処方箋はあまりに細かい ぼくは空を見上げて 子供のように大きなあくびをした
水の処方箋 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1334.1
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投票数 : 0
ポイント数 : 1
作成日時 2019-02-12
コメント日時 2019-02-12
| 項目 | 全期間(2025/12/06現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 1 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 1 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 1 | 1 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 1 | 1 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


谷川俊太郎ばりだな――というのが一読しての印象。ですがそこに衒いの翳がまるでなく、違和感や抵抗は覚えません。スタイルや言葉の扱いの親近さよりも、新緑を思わせる清冽で伸びやかな抒情の質が図らずも谷川氏を彷彿とさせるのでしょう。得難い資質をお持ちの作者だと思います。
0ishimuratoshi58さん,感想とお褒めの言葉ありがとうございます。図らずも谷川俊太郎のような印象を与えることができて嬉しく思います。
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