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重たいスーツと光る朝。
ああ、おはよう今日も1日大変お疲れさん。 朝起きてみると、そこに重たい看板が乗ってたね。 妙なこともあるもんだ、そんな世の荒波にのまれた俺は、コクリ、首を傾けた そのまま顔を洗って寝癖を少し整えて、そんでついに二重肩。 「今日も頑張れ」 そんな呪いに疲れきった俺。 スーツを着るのはいつだって億劫だ。なんなら昨日よりも重圧が増して挫けそう あーね、それでも簡単には脱げないな、なんて陰鬱をうがいと共に吐いて捨て、入念に歯を磨く 「部長」「父親」「良い人」 さてね?重たいもの中から、せめてどれを選ぼうか? ああ、妻の作る鍋の蒸気が音を上げる。そんないつもの憂いを薄めてくれた頃、 不意に疲れた僕の横、ちょうど良い角度と塩梅だ。朝の汽笛が俺を襲う …ちょんちょん…ちょちょんちょん。 くたびれた肩を突っついて遊ぶ娘がし。愛しさが爆裂してもう死ぬ 「パパの背中ね!大っきくてだーいすき!!」 ニコッ …ああ、なんだこれでいいんだ、ここがいい。 俺の肩はいつだって誰かの手を置くため、ここに在る そうだそうなんだ 世界はいつも、いつだって完璧だ。 首をこきりと鳴らして1周 今日も俺のお天道様へ向けて、生き返った俺は声を張り上げた 「いってきます!」
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重たいスーツと光る朝。 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 483.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-11-27
コメント日時 2025-11-28
| 項目 | 全期間(2025/12/06現在) |
|---|---|
| 叙情性 | 0 |
| 前衛性 | 0 |
| 可読性 | 0 |
| エンタメ | 0 |
| 技巧 | 0 |
| 音韻 | 0 |
| 構成 | 0 |
| 総合ポイント | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


あああ、いいね。 各々行間の間がまたいいんだね。 想像でもいいからこんな詩を書いてみたいよ。 憎らしいほどに嫉妬しちゃうね。 僕やイカタコ深海魚には書けない朝昼晩。
1ありがとうございます あははまあ、僕も独身なんで残念ながら想像で書いてますよ?(笑) でも、なんてゆうのですかね?生の脈動みたいなものを書いてやりたいなって
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