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色のない場所
わたしには たくさんの色がある 思い出が 経験が 感情が あたたかな色を 塗ってくれるのだ 友人と旅に出たときの 青 母のつくるオムライスの 黄 彼女がくれたマフラーの 赤 どれも 大切な色たちが わたしを彩ってくれる けれど 一方で わたしには 色のない場所がある まだ名のない日々 記憶の滲まない景色 ふいに感じる 虚しさと怖さ だからわたしは 今日という余白にも また 色を探している ポケットの中に残るレシート 洗い立てのコップ 寝ぐせのまま外に出た朝の風 そういうものが いつか わたしを塗っていくのだと どこかで 知っている
色のない場所 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 493.7
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-08-09
コメント日時 2025-08-11
| 項目 | 全期間(2025/12/06現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


こんにちは、細やかな色の可能性ですね。 >>そういうものが >>いつか わたしを塗っていくのだと >>どこかで 知っている このラストがどこか、日常の色ぬりを予感させるようです。
0ぼんじゅーる様 コメントありがとうございます。 この詩が、ぼんじゅーる様を少しでも彩はことができたなら、幸いです。
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