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-トカク- 都華句
真っ裸の娼婦の様な街を着飾るのは寂しげな暇人と美醜を失った色のない虫。 思い出に溶ける霊は君の今を踏んでゆく、慈悲の光に透けながら。 世を睨む 私の肩に かかるのは 衣にも似た 夕陽のぬくみ 街は星を抱き込んで汗ばんだシーツに似た通りを吐き出す。道行く人は故郷の釜の味を忘れ腹立ちに燃える葉っぱに齧り付いたまま眠る。それから僕らは真空にかき消されないよう調律の合わない弦を無茶苦茶に叩くんだ、街に刻まれた律動に合わせるように。 舞いのぼり 今朝も一輪 咲にほふ これ摘む笑顔 おぼえ浮かぶる。
-トカク- 都華句 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 368.4
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2025-07-25
コメント日時 2025-07-26
| 項目 | 全期間(2025/12/06現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
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| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


最近のB-REVIEWは、どうしてしまったかと思うほどレベルが高いのですが、この詩も、文章の表現的クリエイティビティにおいて、非常に高いレベルにあります。
0こんばんは、 >>葉っぱに齧り付いたまま眠る こちらの表現がすきです。 冒頭の >>真っ裸の娼婦の様な街を着飾るのは という一文も非常に印象的で、どこか自分もその一員ではないのかと考えたりいたしました。
0ありがとうございます。初投稿で色々な表現を詰め込みすぎた節はありますがこれからも見てくれると幸いです
1野暮ですが冒頭はこれだけに明らかな社会を人は俗と呼んで自分の色に塗ってしまうので不器用な美しさは時折見えにくくなってしまう。そんなことを考えながら綴らせていただきました。
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