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憧れはいつも先に
ただ綺麗なものだけを 見ていたいだけなのに 知ると言うことはそれを許さない 浅瀬に留まれるなら 苦しまなくて済むのに 立ち上がると全てが見えてしまいそうだ 高いところから見える景色は 人と通じあえても 決して綺麗だとは限らない しかし低いところの綺麗はもう これ以上見つからない 綺麗以外を見つけてしまいそうだ もっと沢山の新しい綺麗を 見つけたい気持ちと 知りたくない気持ち きっと前に進むには 立って見に行かなきゃいけないんだろう
憧れはいつも先に ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 295.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-03-03
コメント日時 2025-03-03
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


ただ単純に綺麗なものが見たいだけなのに、浅瀬から立ち上がり、高いところから見下ろすと綺麗なものだけではない有象無象のものまで知ってしまう苦悩を人は背負うのかもしれませんね。それをあえて見つけてみたい欲求とむしろ知りたくない拒絶反応とがぶつかり合い、葛藤する様が人間らしさなのでしょうね。 終連で「きっと前に進むには/立って見に行かなきゃいけないんだろう」と決意とまではいかなくとも、作者の心のうちで結論付けて納得しているのがとても良いと思いましたし、私も納得しました。
1知るということを続けていないと、綺麗だと思っていたものが色褪せてしまうこともあるかも知れないし、でもこういう気持ちわかるなーっていう詩ですね。どんどん新しいが入ってくる情報社会で、美意識とか、綺麗なものを綺麗と感じる想いって削がれていくものです。
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