自由律俳句 2023 1月分 - B-REVIEW
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エセ詩人

いでよ、エセ詩人!

コトダマ とはよく言ったものだ。 ハキダセ と 男は言う。 おまえは誰だ? わたしは何者だ?   

湯煙

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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自由律俳句 2023 1月分    

 自由律俳句 2023 1月分 生まれた頃の願いを思い再出発 元日の散歩よく笑う妻である 着替えよう本日は妻の実家に行く お墓の前にお義父さんと妻とわたし そうか歳を越せたか考え溜め息ひとつ 本をもってニッポンを考えよう ブルースを溜め込んで青空だ あしさき寒くある暖房はつけない 妻と私の小さな家族 妻と昔住んでいた町へ行く 仕事明けの日近づいて不安になってくる 鳥も啼かない冬極まれば 明日わたしはこころがわりしないかな 麦茶無くなるまで話し込もうよ 眠り過ぎて腰が痛む じぶんを諦めきれないでいる雑草 機械にのって揺られる父と私 私にも不満はありつつ天にかえす ゆったり急ぐ焦らない冬にして ぼうっとひとひ過ぎちょっと涙する 妻のことなら丸ごと世話する ささくれだったこころ満腹で丸くなる 読んでいない本のあれやこれやどれや 雲多し 向こうの薄い青よ 残されてひとり皿を洗う そんなに私の活舌が悪いのか 強い風の音がする この道を往くのか コーヒーかき混ぜる音がなければ音がない家 妻よ、こんな遠くでうな丼食べていてご免ね やっと歩いて無人駅へ 白菜腐らせて荷車倒されたままだ まったく花になってしまいたい快晴だ コーヒーの後味つづく冬の朝 なめらか百日紅の木の夢だったような イエスの断食四十日を信じられず 妻がへそ出して笑っている 闇のつかみどころのなさのふたりきり 寒さか、原ン付のエンジンが止まってしまった なぜ妻は私の耳を吹いてくるのか 歩いてつかれて夕飯はうどん さびしみの降る、光と云う 道がさびしくて歩きはじめた まっさおな空その何も無さを味わう 炬燵で妻が眠っている、風邪ひくぞ 妻と楽しくて夜が笑いはじめた あなたの為に生きている雪の裸木 はやく起きてすることはなし、寒い 書斎にひとり恥ずかしいことを書く 暗がり可燃ゴミ出しに行ってきた じっと考えてハンドクリーム買う 胸にぽっかり幸せが通る こんなに冷えるか、作業着を着る 妻が風呂掃除している音 野に飽きてくさはら踏んで帰る  2023年、年始より一日十句を目標に、自由律俳句(随句)を創作し、その中から五十四句を拾いあげた。  前年の句の曖昧模糊とした感は薄れ、生活即句、現実といえばあまりに現実的な句しかなくなった。しかしそれが句の基本であるから。年始、やっと私は句を書く人間として開眼できたのかもしれない。或いはそれが壮大な偽悟りであっても、私は私の仕事に満足している。  種田山頭火や尾崎放哉と違って、私には妻がいる。尊敬する妻がいる。彼女は私の句の理解者で、今回、この選にも協力してくれた。最終的にはその選には私が手を加えたが、全体のバランスを考えてのことで、ふたりの選は概ね共通していた。ここにお礼を申し上げる。  流浪、放蕩、できない私の哀しみは、何も哀しいことではなくて、ただ郊外に暮らす、一生活者の哀しみを詠えばいいということに尽きた。  妻、の句が多くなった。私は彼女と幸福であろうとつとめつづけているし、いたいのだ。重ねてありがとう。  2023.02.08(水)


自由律俳句 2023 1月分 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 741.2
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2023-02-08
コメント日時 2023-02-11
項目全期間(2024/03/28現在)投稿後10日間
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2024/03/28 23時55分24秒現在
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自由律俳句 2023 1月分 コメントセクション

コメント数(2)
かずや
かずや
作品へ
(2023-02-09)

書かれた中でこれだけはという句を1つ選んでみていただきたいなあと思いました。 連作でこれだけ読ませていただくにはなかなか厳しかったです。 しかし、1日10句とは凄まじいですね。 この先、どうなられるのか私がこのようなことを書くのは非常に生意気ですがとても楽しみです。

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田中恭平 new
田中恭平 new
かずやさんへ
(2023-02-11)

かずや様 お読みくださりありがとうございました。 これだけはという一句を提示することは難しいですね。 したとして、妻との関係とか、お義父さんとの関係とか、そうした 人間関係の中での句になると思いますね。 時代小説でも、またたび物は今あまり読まれないように 共同体の中でしか生まれないものがいいかな、と思います。 今日は、十五句かな、また書きました。 私は自己表現が苦手なので、と云いますか病気ゆえに感情が、 平坦化してしまっているので、感情を書き出す機会は 日々、大切にしていきたいと思います。 重ねてありがとうございました。

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