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満月の針山   

作成日時 2019-07-22
コメント日時 2019-07-31

真っ暗な夜空の向こう まん丸のお月様に 誰かが1本の針を刺した。 つーっと静かに流れた血は 地上の里芋の葉で透きとおった朝露かがやきになった。 月を知らないありの子供は 朝露かがやきの中に月を見つけた。 針が1本刺さった月を ありは生涯忘れなかった。 その後も針は刺され続け増えていった。 垂れ流された止まらぬ血流は 空に一筋の河を流した。 この河でかの有名な2人は永遠とわの愛を誓った。 傷つき輝きを失った月は ぎだらけになり その継ぎ目も見えぬほど針を重ねたのち もう一滴の血も垂れることは無かった。 ありが朝露かがやきに針が1本刺さった月を見てから 何億光年の月日が流れ、 隙間なく針が刺さった針山は また元のまん丸いかたちになった。 何も知らない人間ひとは云う。 月が綺麗ですね。と。


項目全期間(2019/11/22現在)投稿後10日間
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閲覧指数:608.2
2019/11/22 20時15分32秒現在
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コメント数(5)
お山のどんぐりお山のどんぐり (2019-07-22):

物語調になってしまいましたが 傷つきながら世界を彩り また元の姿に戻る月に 病んだ心を映しています。 アドバイスお待ちしています。

stereotype2085 (2019-07-23):

素敵な詩ですね。物語調になったとのことですが、ギリギリのところで冗長になっておらず詩として成立していると思います。有名な二人とは織姫と彦星のことでしょうか。蟻という小さな存在だけが月の痛み、月の犠牲を知っている。何も知らない人たちは「今夜も月が綺麗ですね(あなたを愛しています)」という。美しく、和やかに情感のある詩だと思います。ただもっと詩としてスリムにすることは出来るかもしれません。この詩ではモチーフ、テーマが美しく気にならないのですが、別の題材を扱った時には気がかりな点が出るかもしれません。何れにせよ、大きな伸びしろを持った書き手さんだと思いました。

お山のどんぐりお山のどんぐり (2019-07-23):

stereotype2085様 ありがとうございます? あり、織姫と彦星、人間 長い年月を感じさせるような詩が書きたかったのです。 のびしろ…しっかり伸ばしたいです。 また見にきてください。

黒バラ黒バラ (2019-07-24):

月を見るのが好きです。 なので、この作品はなかなか切ない気持ちが溢れます……。 だけど、切ない詩には特別魅かれます。 一体だれが月に針など刺したのだろう? それでも、そのおかげで天の川ができて、七夕の伝説ができて……。 そう考えると、夢がありますね。 アドバイスではなく、感想になってしましましたが。 なんだか魅かれる作品でした。

お山のどんぐりお山のどんぐり (2019-07-31):

黒バラ様 すてきな感想ありがとうございます。 また見に来てください♡

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