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幻灯
あたりは一面真暗だったが風と浪があるとわかった。 海岸と思しき暗闇の先に、およそ手は届きそうにもないはるか遠景に、点々と連なる灯が見えた。 轟轟と、耳鳴りだけ。 〔生きた日々はあそこに見える光の群像です〕 水底より 蟹の子が見たものは それだったろうか 私のここは未だ 群像の中 いつか水底に行けるか そうしたら 見えるだろうか 跳ねて笑って 死ぬ 私
幻灯 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1471.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 3
作成日時 2020-02-18
コメント日時 2020-02-21
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 3 | 3 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 3 | 3 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 1.5 | 1.5 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 1.5 | 1.5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


宮沢賢治の『やまなし』へのオマージュでしょうか(違ったらごめんなさい)、透き通った青というよりもっと深い、濃紺のような青い影が揺らいでいるイメージが浮かびました。 このような仄暗く染みてくる作品は、深夜に読むと味わい深くて素敵です。
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