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空谷の跫音
鏡越しの水仙が嗤う 神隠しに遭った友人の ゆくえを尋ねてみたところで よごれはじめた神無月に なつかしい鈴の 音信れは天狗のいたずらだったのか みちしるべを奪うウイルスが蔓延しても── 待ちつづけている 東雲を 月白を 結ぶ等号を もういちど 手をつないだなら こんどこそは 造花ではない花束を
作成日時 2020-12-11
コメント日時 2020-12-26
空谷の跫音 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 830.6
お気に入り数: 0
投票数 : 3
ポイント数 : 0
項目 | 全期間(2021/02/25現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
作者の意図読みってくだらないし無意味だしって切り捨てることもよくないかなあと思うところもあったりする。作者の意図を軸にして会話するところでよく出てくる「いや、そんなつもりで書いてませんから」とかいう自作との縁が切れない作者が持つダサさの露呈。これって批評とかアカデミーな空間では生まれないチャットコミュニケーションで思わず出てしまう「作者の」ではなくて作品の本質的なダサさだと思うんです。叙情詩ではなかったとしても、作品に含有されている少なからずの感情。これはロジックよりも感情を揺さぶりがちなチャットコミュニケーションにこそある。だからレスのやり取りで意図読みを述べるのがすべて不毛であるとはならないし、優れたロジックからの批評よりも、作品と作者の本質を衝く意図読みチャットコミュニケーションの方が有意義な場合もあるような。特に沙一さんの作品には有効ではないかしらと思うのです。なぜならば、沙一さんの毎回の作品、それぞれに読み手へ向けた意図、あるいは自己の可能性を毎回面白がって書かれる連続性があるから。詩への興味が尽きないという、その意識が出まくってる作品たち。まったく作品に関係のない(いや、大いに関係することなんだけど笑)話を続けてしまって、この後、作品に触れてくると思ってるかもしれないんだけど、これで終わり。pecoり。
0わかります、みうらさんの云いたいことは、よくわからないようでいて、なんとなくわかります。 あえて作者から言及するなら、#現代詩 のタグをはずしたことが本作のミソだと思っています。これはもはや手紙です。 コメントの続きについてはいずれ、機会があれば某所で語り合いましょうか。笑
0待ち続ける から始まる言葉に重みを感じました。詩に重ねられて、重ねる事が出来て、たとえば高校の頃携帯を失くした為離れてしまったメール友だちの「私の思い」重い石ころが持ち上がるような重力があります。
0携帯電話と共に連絡先を紛失してしまったが為に離れてしまった関係、それはせつないですね。ご自身の体験と重ねて読んでくださり、作者冥利に尽きます。ありがとうございます。
0沙一さん 俺を飼ってた沙樹ちゃんを思い出しつつ 沙一とユーザー検索して、 もう一度この作品を読みにきました。 昔その沙樹ちゃんに 「それなら血管を繋げよう」と言われて 涙がちょろちょろ出たことを この作品で思い出すことができました。 >もういちど 手をつないだなら >こんどこそは 造花ではない花束を 阿呆だから水仙も神無月も月白も分からんのだが、 意味を知らない俺の手に残った感覚が作品を読ませ、 そして打ったような。 形式はなつかしい音を鳴らし 沈黙の中で、なお生かし続けている。 優しい光がそれに射す。 と送信しようとたら てんまさんのコメントが目に入り、 同じようなことを書いたなーと (てんまさんに失礼か) 改めて、沙一さんって素敵な詩人なんだよなあ とアンアン感じておりまする。
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0初めて出逢う言葉を、意味を知らずに語感のままに感じられることがなにげに羨ましい。初恋みたいなものじゃないですか。 でも読んでもまったくなにも解らないじゃさみしいですから、さいごは主題が伝わりやすくしましたね。 詩を書くことは、言葉と淫することだと思っていて、その快感を伝えることができたならなによりです。
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