お知らせ

あなたを待つよ、シャンゼリゼ   

作成日時 2017-07-07
コメント日時 2017-07-08

シャンゼリゼノイローゼ、シャンゼリゼノイローゼ、 シャンゼリゼ通りのシャンゼリゼノイローゼ シャンゼリゼは象る、シャンゼリゼはぬくまる シャンゼリゼは色づく、そして光がある シャンゼリゼはよく駆ける、シャンゼリゼはぺらぺら吠える シャンゼリゼはほぼ子犬である シャンゼリゼは天の川を枯らす、シャンゼリゼは星雲を撃ちぬく シャンゼリゼはブラックホールの真ん中 シャンゼリゼはアンゴルモアの大王 とても忌々しいのも、シャンゼリゼの特徴 シャンゼリゼは過去、シャンゼリゼは未来、シャンゼリゼは現在 シャンゼリゼはいつもしっくりしている もちろん、 シャンゼリゼは炎、そして海 シャンゼリゼはここにいない、シャンゼリゼはいつもない シャンゼリゼは非実存をわらう、シャンゼリゼは無根拠をわらう シャンゼリゼは世界を投げ出す シャンゼリゼは世界に放り出される シャンゼリゼは見ている それなのに出てこないのも、またシャンゼリゼである シャンゼリゼはあらゆる絶望 シャンゼリゼは僅かほども赦されていない希望 シャンゼリゼはわたしの精神 これはシャンゼリゼの答えのひとつ シャンゼリゼのシャンゼリゼは、シャンゼリゼでありシャンゼリゼとしている シャンゼリゼはシャンゼリゼを浮かべ、シャンゼリゼはシャンゼリゼを連れている シャンゼリゼはとても畏れ多く、そのうち段々とシャンゼリゼに近づいていく こうしてここに、ひとつのシャンゼリゼがある


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2019/08/22 14時07分06秒現在
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コメント数(4)
北村灰色 (2017-07-07):

例えば「サイゼリア」のように、サ行の濁音混じりの単語は印象に残るのでしょうか、暗めのトーンのシャンゼリゼが心身に刻み込まれるような詩だなぁと思いました。

花緒 (2017-07-08):

前作もそうなのですが、ある種の既視感とでもいうのでしょうか、こういったアイデアの作品は今までもあった気がする、、、という感慨を、初見の読者に与えうる作品ではあると思います。しかし、ちょっと立ち止まって考えれば、ありそうでなかったラインを攻めておられるのだということに気付かされます。シャンゼリゼという言葉を、ポエジーとか詩情とかといった言葉に置き換えて本作を読んでみても、違和感なく読めます。が、シャンゼリゼが、ポエジー、の隠喩になっているのかというと必ずしもそれだけではない。 シャンゼリゼノイローゼ、から始まって、一つの言葉を連呼することによって、一つの言葉がどんどん拡張していき、シャンゼリゼのシャンゼリゼは、シャンゼリゼでありシャンゼリゼとしている、と自己言及ループが延々と回りつづけますが、しかし、こうしてここに、ひとつのシャンゼリゼがある、と結局、他とは混じり合わないかたちで本作は閉じられます。 拡張することと、混じり合わないことが、同時に書かれているという点において、本作に、他とは異なる想像力の発露をみます。拡張するけれど、混じり合わないから、シャンゼリゼノイローゼ、なのですよね。インターネットやスマートフォンの普及などにより、人間の授受する情報量は、すごい勢いで拡張しているわけですが、他方で、他人と通交することの難しさについても、意識せざるを得ない世の中になっています。拡張することと、変われないこと。シャンゼリゼが、何にでもなれることと、シャンゼリゼが常にシャンゼリゼでありつづけてしまうこと。 拡張とディスコミュニケーションのあわい。まさしく現代的なテーマが描かれていると思いました。初読の印象です。

武田地球 (2017-07-08):

北村灰色さん はじめまして。こんばんわです。 写真や感覚が素敵だなあと思いながら、時々ブログやtwitterも拝見してます。 ずっとシャンゼリゼブームでして・・・。 言語崩壊レベルのシャンゼリゼですがうまく入ってくれたのなら嬉しいです。

武田地球 (2017-07-08):

花緒さん こんばんわ。 わたしは何かを狙ったり、考えすぎたりして書いてはいないと思います。 なので隠喩かというと、もっともストレートなシャンゼリゼへの想いです。 もともとはモチーフがあるシャンゼリゼ像ですが、詩情の中で怪物になったり概念になったりで 実際のモチーフとはどんどんかけ離れていき、わたし自身が何が何だかわからないです。 5月に前作を書いてから、わたしの中でのシャンゼリゼの成長とそれを通じて理解する「詩」という感覚がとても新鮮で楽しくて仕方ないです。 花緒さんのコメントは、わたし自身の理解への手助けになる感じがしています。コメントありがとうございました。

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