作品投稿掲示板 - B-REVIEW

ariel


投稿作品数: 6
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詩はずっと読んでばかりだったのに、この頃突然書けるようになって嬉しいです。日本語が少し怪しいかもしれません...知り合いに「中2女子という段階が抜けたまま育った日本語」と言われて、ショックです。笑 語彙を増やしたい今日この頃。
自作の一押し・・・・ ゴキブリメンタル

arielの記録 ON_B-REVIEW・・・・

精力的B-Reviewer

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あまえ

2020-07-07

断捨離

2020-03-30

おばちゃん

2020-02-06

戸ヶ崎朝子 様 温かいコメント、感謝致します。ただの「甘え」ではなく、そこにある愛というテーマを読み取って頂けて嬉しいです。甘えと愛に関しては、まさにご指摘の通り「受け取る側」と「与える側」でこんなにも感覚が違うものかと、驚いた次第です。与える側になって初めて愛がわかるのですね。そういう意味では、ある程度歳を重ねないとわからない感覚なのかもしれません。一回理解したからには、受け取る時も感謝しながら受け取ろうと改めて思います。ただ、原則として愛は掛け捨てだと、悟りもしました。笑  今自立した立場で大人と大人として家族と向き合うと、良くも悪くも人間の性が見えすぎるようで怖い時もあるのですが、仰る通り大変な時こそ学びは深いですね。振り返った時にはきっと成長していると信じて、人生気長に向き合っていこうと思います。 何か心に刻んでおきたい気付きがあった時に写真を撮るように詩を書くので、またお読み頂けると嬉しいです。勇気付けられるコメントをありがとうございました! (あまえ)

2020-07-26

おしゃれな構成と文章のスタイルですね!真似したいくらいですが、到底できそうにありません。笑 最初の段落?でこの作品に出てくる全てのモチーフが紹介され(除菌シート以外)、その後モチーフが絡む象徴的な一場面の連続で構成されています。段落の区切りが遡りながらも進む日付になっているのも意味深ですね。この日付は何があった日で、半年間のギャップとかに意味があるのか、妙に気になってしまいました。 日付と歴史と除菌シートのモチーフから「拾うか棄てるかのようで、日々の積み重なりである書く営み」というテーマを導く流れが秀逸です。2連目の「最近は、いくら書いてもひたすら文字を拾っているみたいにしか書けなかった~それでも、美しいゴミの掛け合わせを探してしまうのだから、ほんとうにバカみたいだよね。それでもわたしは、あなたの詩が好き。」の下り、そして4連目の「それでもひどく長いウェディングベールのように、自分の後ろを布がどこまでも続いていた。....そうしているうちに、この布が何で出来ているのかだんだん分かってきた。...わたしが選んで拾って、だけどふいに棄ててしまった、そういうものたちで織られた一枚の布だった。」が特に好きです。除菌、つまり消すことに半ば強迫的にこだわりながらも、除菌シートだったはずのものが、夢の中では消すことができない思い出の品でできたウェディングベールになってしまう。村上春樹の小説に出てくるような、興味深いシンボルですね。棄てられてしまう日々の中で必死に拾ってきた言葉で詩を書いていたけれど、そんなことをしなくても日々は積み重なっていることへの安心感と滅私性?を感じました。シンボルの使い方、勉強させてもらいました! (あるいは、愛のこととか)

2020-07-26

フィロソフィーとエロティシズムが存在と不在で結び付けられている、興味深い詩ですね!答えや真実は未だ存在しないからこそ求めたい。その探究心の感覚、とてもよくわかります。 ただこの解釈だと2、3連目のエロティシズムの下り、特に「不在を欲望することはできません」と矛盾するので、ここの部分は全体の位置づけとしてどういう意味があるのか知りたいと思いました。この作品のメジャーテーマの一つであると思われるのに、読解力不足で解釈できずもどかしいので、意図をご説明頂けると大変嬉しいです。考えさせられる作品をありがとうございました! (愛―知、非―知)

2020-07-26

この詩を読み、何だか不思議と安心しました。自分の中の矛盾とずるさへのもどかしさを的確かつ痛快に表現しており、人間味溢れています。変に独善的に非難したり、自己防衛的に正当化するより、矛盾を認める方がずっと素直だから、この詩を読んだ人はほっとするのかもしれませんね。要は、一周回って純粋です!矛盾からも目をそらさないそういう素直さこそ、本当に信頼に値するのだと個人的には思います。 「食べやすさだけが美味しさだけではないと知っているのに、わかりやすさだけが売れるのはなんでだろう。」ここの部分はそれまでとは違った批判が含まれていますね。薄っぺらいわかりやすさが人気となる現象、不思議ですよね。逆に複雑さが正義だとも思いませんが、読者や消費者としては難しくても大切なこと、表現されなければならないことをしっかり汲み取っていきたいと改めて思います。素晴らしい作品をありがとうございました! (いち、にの、さーん)

2020-07-26

お読み頂き嬉しいです!まさに、この頃作品が長ったらしくなるのが悩みで...重ねて強調する癖があるのかもしれません。語尾もよりコンパクトにできますね。日本語の語尾って不思議で、語尾の変化で別人になるため弄るのが少し怖いですが、実験的に削ってみようかと思います。貴重なご意見ありがとうございます^^ この詩はほとんど作り込んでおらず、私の素の思考に近いです。「甘やかされる」という一見こちらへの尊重と思われた関係性の中に、相手からの支配と無理解を感じ取ってしまい、それへの無意識な反発が過度な自立/独立性の死守に繋がっていたことが自分の中でわかり、詩になりました。 こだわりポイントは語尾のキーワードかと思います。甘えられない人だと言いながら、語尾では逆に「ほしい、ほしい」と連呼し甘えている。しかしこの「ほしい」は主に「しないでほしい」であります。つまり、語り手が唯一「ほしい」といっているのは、相手に「しないでもらうこと」、つまりはこちらの意思の尊重と自身の独立。これが語り手の唯一の「あまえ」なのです。...やはり語尾は削らないほうがいいかもしれませんね。笑 語りとは裏腹で、揺れ動いている、(めんどくさい)思春期の女の子みたいな詩だと思います。笑 当時は言葉になりませんでしたが。 (あまえ)

2020-07-23

親に対する感情、言葉で言い表せない幼少期の頃から溜まるとなると、相当なものですよね。親への感情は自分を形作っているというのに、ロゴス以前の体験なので分解しようもなく、全く厄介です。ちょうど似たようなことを考えていました。 (気持)

2020-07-08

特に1連目の描写が美しいです。散文的なのに流れるリズムがある点、「波打ち際」という題材とマッチしている気がします。タイトルにもなっている「僕のからだが生まれた時みたいに綺麗だったら」というフレーズは、このモチーフだけで何編か物語が書けそうな、すごく雰囲気のあるフレーズですね。このモチーフで色々練ってみたら良いかもしれません。 (僕のからだが生まれた時みたいに綺麗だったら)

2020-07-07

トビラ様 「手作り弁当」、素敵な比喩をありがとうございます。文字が多くなってしまって、もう少し考えとイメージを凝縮させなきゃと思います。今回もお読み頂きありがとうございました。 お便り企画、面白いですね。笑 特に最果タヒさんの考察については、納得するところばかりです。「空気を自分で引き受けて清浄化すること」が詩人の役割だとしたら、こんな時こそ詩は大事ですね。私は混沌の中でも「真を掴み、写すこと」で、上記の清浄化がなされるのかなと思っています。どんな悲惨な状況でも、目を瞑り見て見ぬ振りだけはしたくないものです。現実には、この頃の騒動でいかに多くの人が何十年も目を瞑って生きてきているかを目の当たりにし、怖くなっていますが。。。反面教師にするしかありません。 (断捨離)

2020-04-12

執着を手放すことへの痛み、確実にあると思います。「おばちゃん」もまた、プライドを手放すことでフラットになることを書いた詩だったので、大いに繋がっています。 それ以上に、一つ前の作品「色即是空 空即是色」との繋がりが個人的には奇妙です。執着を手放す「断捨離」と、縁がなくなっても新しい形の継続を目論むほどの燃える執着を描いた「色即是空 空即是色」はお互いにアンチテーゼになっていました。この二つのバランスが大事なのだと、書いてみて実感しました。我ながら、ほんとに二重人格的です。笑 読んで頂きありがとうございました。世の中は混乱を増しておりますが、どうぞご自愛下さい。 (断捨離)

2020-04-08

ハードボイルドな詩ですね!人生から父親=理想以外を消し去った結果、甘さや楽しみは一切ない世界が広がっているのに、亡き父親の存在により完璧に寂しくはならない。ただハードボイルドなだけではなくて、微かにソフトなところに味があります。添付写真も海なのか空(頂き)なのか、あえて分からないもの良いですね。 (the father)

2020-03-30

思わず警告(=お願い)してしまうところから始まり、最後の別れが指示?のような一言で終わっているのが、何だかお父さん目線のようで興味深いです。花のような美しさに目が眩みながらも、一定の距離感から惑わされ、祈り、繋がりを持とうとしているのが何とももどかしく、良いですね。 (君に告ぐ)

2020-03-30

「決意」という言葉が持つ堅さとは裏腹な、柔らかくて丸い最後ですね。桜の花びらに傷ついてしまうくらい繊細な方の優しい詩に出会えて、とても嬉しくなりました。 電気の周りを舞う羽虫の大群を掃除機で吸いまくる私には、到底書けそうもない優しさです。← (桜の雨)

2020-03-30

怒り、憎しみ、ルサンチマンなどの負の情動は読者にとって受け止め難いのかもしれませんが、決して詩的でないとは思いません。むしろそうした蔑まれることへの怒りを詩に昇華した女性詩人たちが、現代詩の歴史の傍らに仁王立ちしています。男性詩人が評価し評価される文壇が求める、毒のない美しさを唄う難解な詩への抵抗として、伝統的に詩的とされていない日常的の、決して美しくはない女性性のリアルを書き連ねた女性詩人たちが、少なくともアメリカにはいたのです。 蔑まれることへの攻撃的な抵抗と悲しみを描いたこのような詩人の一人に、シルヴィア・プラスがいます。私は彼女を60年代アメリカにいた鬼束ちひろだと思っていますが、mimi様の詩は彼女の晩年の傑作を彷彿とさせるものがあります。日本語訳が手元にないので、今度訳して投稿しますね! 理解できない人もいれば、激しく共感する人もいますよね。人の建前の裏にある醜い感情を見抜いてしまった時の怒りと悲しみ、私には分かります。 (薄ら笑い)

2020-03-30

自分の意識と時間がいつも誰か/何かと分有されていることが、集中力が散っている様や区切りが分からない文体で上手く表現されていますね。最後の3行は特に分有が進んでいる様子です! キーツの詩、いいですよね。最後にあえて彼を持ってきたのはどんな意味があるのか気になりました。 (分有)

2020-03-30

獣偏 様 ここに「痛み」があるのだとすれば、それは老いること自体ではなく、老いを受け入れるところにあるということですね。受け入れることには確かにいつも「痛み」が生じるのかもしれません。未知なるものや拒絶したいことを、自分のキャパシティーを無理やり広げてよしとする訳ですからね。そこにはある程度諦めもあり、もっと綺麗な言い方だとゆるしもあるでしょう。 この文脈だと「空に触れられなくてもいい」はある意味、理想主義の反対とも言え、「現実を受け入れる」メタファーにもなりますね。これが個々にできて初めて、おばちゃん的社会ができあがるのかもしれません。興味深い読みをして下さり、どうもありがとうございました。 (おばちゃん)

2020-03-15

どことなくガンダム感を感じます...カタカナの部分ですかね。このガンダム感、近未来ロボット感をあえてカタカナを使わず、全て漢字か平仮名で表現するとどうなるのか無性に気になります...果たして近未来感は漢字や平仮名だけで表現できるのでしょうか。漢字の渋い過去感を用いて近未来的内容を語ると、内容とスタイルはどんなハーモニーを奏でるのでしょうね。私の少ない漢字の語彙では到底無理な実験なのですが、個人的にすごく気になりました。 (スタートレイン)

2020-03-09

あっさり薄味で書かれた日常の幸せ、リアルだと思います。日常に「君」が確実に侵食してきている様が感情や比喩を使わず、写実的に表現されているのがあっさりの正体ですね。空気のごとく自然に辺りに漂っている幸せを、眠ってしまうくらいの安心感の「うつらうつら」というオノマトペで最後に表現しています。シンプルに見えて、技巧的な意図がしっかりある作品だと感じました。 (うつらうつら)

2020-03-09

隠しておきたいという意志が確かに働き長年隠されてきた年齢やホルモン治療の事実が、外側に漏れ出している動かぬ証拠から暴かれてしまう点が大変不気味です。死人に口無しなはずが、残された身体の証拠からその人の内面の意志が怨念のように読み取れるようで、それはとてもグロテスクですね。しかし、これをグロテスクであると否定するのではなく、死因を最後の意志として受け止め記してあげる優しさに持っていくところに救いがありますね。おそらく自殺?という暗い題材にも関わらず、温かい気持ちになる不思議な作品です。 (宇宙飛行士の解剖)

2020-03-09

難しいですね。。。そこをもっと素直に書けた時、本当の抒情詩ができるのでしょうね。私には残念ながらまだ無理そうですが。怒りからの希望だったら、簡単なんですけどね。いつかその域にも達せればいいなと思います。 (色即是空 空即是色)

2020-03-04

トビラ様、 温かい応援のお言葉、ありがとうございます。そうなのです。。。この詩では色々挑戦しているのですが、必ずしも上手く意味が伝わっていないのがもどかしい限りです。仏教と武士道の哲学を掛け合わせ、「別れ」を描きました。この詩は実は、もともと職場の送別会で読もうと思って書いた作品です。今年でご退職なさる、私にとってはまさに戦友のようであった偉大な先輩を「侍」のモチーフで比喩的に表現しており、必ずしも直接的に「侍」について語っているつもりはありません。ここら辺のコンテクストの曖昧さが、「深め方の浅さ」の一因となっているのかもしれませんね。加えて、自分のことではなく、「関係性」に焦点を当てて書くのが難しかったです。不思議な客観性がでて距離が開いたことで、意味が見えるようで見えない曖昧さができてしまった気がします。 般若心経の「色即是空空即是色」、因果・縁起の法則の真理を書くことだけに気を取られ、語るまでに至っていない感は自分でもあります。仏教を理解するにはまだまだ勉強が必要ですね。一応、ここで本当にやりたかったのは、この真理の読み替えでした。因と縁の二つが揃って初めて「色=結果としての物質世界」があり、それがなくなると色もなくなる、というのが仏教の「色即是空」だと理解しています。こうして別れに至る。しかし、欧米流個人主義の文化に染まっている私からすると、縁は意志で繋いでいけるものだと思ってしまうのです。つまり、環境はある程度自分の意志で変えていけるものであり、縁が消え別れに至ったとしても、その後自分で縁を続けていく選択もできるのではないかと思うのです。これは仏教の教えに個人の意志という要素を反映させて読み替えたものであり、この考えを以って「別れを永遠の決別にしなくてもよい、その後違う形で続いていく縁もある」という可能性を提示したかったのです。与えられた役割としての侍でなく、自分の意志で紡いだ縁である「錦(にしき)」を纏って、よりしなやかに美しく生きていくこともできるという希望で終わらせました。最後の連はまだ納得がいっていないのですが。。。 「あおい」、想いが爽やかに溢れている感じがとても良いですね!メロディーに乗せて歌いたくなります。そしてまさにアンサーソングになっていると感じます。美しいブルーの記憶に思いを馳せれば、どこまでも未来に向かって夢見て飛んでいけるのですね。過去をエネルギーに未来を生きる「あおい」と、なくなりそうな縁にしがみつくことで違う形の未来を作る「色即是空空即是色」は、どちらもある意味「追憶」の詩なのでしょうね。素敵なアンサーソング、捨てるなんてとんでもない!宝物にさせて頂きますよ! (色即是空 空即是色)

2020-03-04

千才森 万葉 様 鷹揚、いい言葉ですね。まさにおばちゃんらしさはこれなのかもしれません。個人的に、自信で輝いているのは30代、40代くらいの方々な気がします。それを超えていくともはや自分のことはどうでもよくなっているというか、人類愛、博愛主義のような境地に達しているおばちゃん達に出会うことがあり、素晴らしいなと思うのです。自分と相手を比べることしかできない窮屈なエゴから皆が解放されれば良いのに、と日々感じます。 おじさんとおばちゃんは端から見ても全く違う生き物ですね。。。年月を過ごしてきた環境が違いすぎるのでしょう。おばちゃん魂をおじさん社会にも注入していくことが大事だという思いから、この詩ができました。おじさんの良さも今後見つけていきたいものです。おもしろいご感想をありがとうございました! (おばちゃん)

2020-03-03

詩自体と余談の部分がA面B面のように表裏になる構造、興味深いです。A面だけなら童話調で純粋なまま終われるのに、B面で一気に不気味で不吉な雰囲気に代わり、背筋が凍ります。そのB面こそ逃れられない、人間の大人になることを語っており、大人の汚れの痛烈な批判になっているのですね。「余談」され一見軽視されているように見えるところに真実の主張があるのが、大人への諦念を助長します。また、人間の死が汚れていることを「知らないふりをしている」、というか気がつかない人間があまりにも多いため、もはや欄外の話として「余談」になってしまっているのかとも思いました。構造で語る技術、素晴らしいですね! (ビー玉の詩)

2020-03-03

南雲安靖 様 私の拙作に批評文まで書いて下さり、大変光栄です。作者が批評家に対してどういう立ち位置でコメントすればよいのか私の中で整理できておらず、返信するか迷っておりました。(詩を書き始めてまもなくて...)しかし、深く読んで下さったことにひとまず感謝を述べたいと思います。誠にありがとうございます! 私の詩は「タヒにちなんで」でも書いた通り、純粋な独り言なのだと思います(デフォルトで社会との関わりがありますが)。そしてそれを作品として一旦出してしまえば、解釈は読者に委ねられるのでしょう。作者の意図はもちろんありますが、作品として独立している限りは、作者の意図でさえも一つの解釈にすぎないのかもしれないと、皆さんから様々なコメントを頂く中で思います。私が気付かなかった効果や意味を読者の皆さんが作品に見出し、深めて下さるので。人によって批評家と作者の距離の捉え方は違うと思いますが、少なくとも私の作品に関しては、作者も一読者であると思っておりますので、皆様からの批評は大変ありがたいのです! 南雲様のご指摘は、この作品が扱う題材を語ることの難しさを露呈させますね。藤井一紀様が感じておられるように、おばちゃんは差別、区別、男女、上下関係、縦社会、階級意識、マウンティングなどを超えていく理想の存在として描かれていますが、それを論じるとなると「差別や上下関係その他」に触れざるを得ません。もちろんこれらはセンシティブな話題であり、昨今のポリティカル・コレクトネスへの過剰配慮もある中語ろうとすると、何を言ったとしても叩かれる覚悟が必要なのかもしれません。フェミニズムを語る難しさと一緒ですね。 しかし、それでもやはり語られるべきことは語っていかなければならないと、改めて思います。現状を良い方向に変えていくために、語るべきこと、語られるべきことは何かという判断。加えて、自分は何のために、誰のために、何を語るのかという意識を研ぎ澄ませておくことが、批評においても、詩作においても大切な気がします。 おかげさまで、私も色々考えが広がりました。評価して下さり、本当にありがとうございました! (あなたは「おばちゃん」になれるか)

2020-03-01

真清水るる 様 この作品が持つ倒錯性を見事に句にして表現して下さり、ありがとうございます! 「想像」も大変興味深く読ませてもらいました。つまり地球の歴史という長いスパンで見ると、ゴキブリと人間は対にならないんですね!億年単位で考える発想はなかったので、びっくりしました。人間の祖先は巨大ゴキブリ他、様々な天敵から身を守るためにまさにゴキブリのようにサバイバルしてきたのでしょう。その原始的なサバイバル力を現代に当てはめるのだとしたら、やはり精神面の強化こそ必須だとなんとなく思うのです。現代の病理は昔に比べ、特に精神に宿っている場合が多くなってるかと。ゴキブリメンタルは病みやすい現代にこそ、考えていきたいことだと我ながら思います。思考が広がるコメント、どうもありがとうございました! (ゴキブリメンタル)

2020-03-01

爽やかすぎて、もう眩しいです!恋?の情熱を天気の大いなるエネルギーに重ね、太陽が照りつける時も、髪が雨に泳ぐような豪雨の時も、「私」はひたすら「あなた」を想い続けている、アツい情景が描かれていますね。忘れていた青春を思い出しました。←素敵な作品をありがとうございます。 (難破船)

2020-03-01

カタカナをこれだけ並べるとかなりのインパクトになりますね。笑 本当に、置かれた境遇で頑張るしかなく、それができることがサバイバル能力だと思います。コロナの混乱の最中でも、ゴキブリメンタルを発揮していきたいものです。 (ゴキブリメンタル)

2020-02-28

ゴキブリと天使と人間、どれも完璧ではないところがみそなのかもしれません。3つの中で最善を選ぶサバイバルだとしたら、世界観が何気に『真・女神転生』シリーズみたいでしたね。因みに私はⅣが大好きです。← お読み頂きありがとうございました! (ゴキブリメンタル)

2020-02-25

「そのなかを、一匹の小さな蝿が、飛んでいる/降り注ぐ光に、埃が舞って、星のようだった」で追憶の美しさと古さ/遠さ/腐敗が同時に表現されており、引き込まれました。その上で部屋の中でうずくまる自分と、止まった記憶の中で動く蝿と肩に止まった蝿が、心臓の鼓動によりリンクし、過去と現在と蝿と自分が重なる。重なりながらも体がぶつかることで「他者と自己との境界の痛み」を知りますが、それに耐えられず蝿を殺してしまうことで、外との繋がりを絶つと同時に、時間を止めてしまう「わたし。」 時が流れることの苦痛、自他の境界の痛みを、重なり合うシンボルで表現した秀逸な作品だと思います! (蝿)

2020-02-24

煩すぎる世の中では沈黙の尊さこそ希望であり、目指すべき狭き門なのですね。 英詩らしく、音韻の使い方がおもしろいです。音韻スタイルと内容が一致しており詩的ですね。5連目くらいから"silence"に代表される"s"音が"sea, sound, secession, sorry, isolated, searchlight"で繰り返され、まるで"ssshhh!"と言われているようでした。加えて、"Wreckage of a fiery winter"で言葉が氾濫した世の中が焼け焦げた荒野であることが、ものが焼けた後の"sssh"という音で表現されているようにも読めます。"Fiery winter"のoxymoronで表される冬を溶かすほどの怒りがseetheしているような音感、うまいです。 6連目の最後の"cover"の使い方が気になり、質問したいです。これは意味的には"uncover"ということだと思ったのですが、あえて"cover=隠す"としているのは意図があるのでしょうか?沈黙は神聖で尊いものなので、見つけたとしても隠したいのでしょうか? これと関連して、"silence”を"tower"のシンボルで表現しているのは大変意味が深そうです。あえて"ivory tower"や"Tower of Babel"とも繋がる、「知識とコミュニケーションの排他性」のシンボルを使っています。Tower of Babelと繋げて考えると、皮肉が効いて大変おもしろく読めます。神に届く=本当に神聖なのは言葉でなく、silenceなのですね。 興味深いシンボルと音韻の使い方、勉強になります! (U +5854)

2020-02-24

トビラ様 萩原朔太郎の『詩の原理』読んでみました!個人的にはこの詩が叙事詩だとは夢にも思っていませんでしたが、確かに言われてみると扱っている感情は抒情詩というよりも叙事詩ですね!非力な作者が権力構造、パワー、強さを希求し讃える、「魂の高翔感」の構図が確かにあります。 私の場合、強さのことばかりなぜか書いてしまいますが、それが本当は嫌です。非力で繊細でやわな部分こそこの世の美しさだと思っているのに、世の中ではそれは淘汰され、(私のような 笑)ゴキブリ的強さを求められ育てられる。朔太郎の論を借りると、(叙事詩の対としての)抒情詩的な感覚の尊さを叙事詩で讃えていますね。。。我ながら、これは大変捻れているなと思わされました。笑 「同じ輪の中に存在する」、興味深い読みをして下さりありがとうございます!本当に、これが為されれば理想的だと思います。読み返してみると、効果としては価値観?価値基準?をゴキブリ、天使、人間を通してを何度も転覆させることで平等感が作っている気がしてきました。自身ではあまり気づいていませんでしたが。笑 私の意図を超えて読み込んで頂き、こちらも大変勉強になりました!朔太郎の論をご紹介頂き読んだことで、自分が何をやっているのか俯瞰的に見えた気がします。とても示唆に富んだコメント、誠にありがとうございました! (ゴキブリメンタル)

2020-02-23

玄関の人 様、 この詩は内容的には風刺でもあるのですが、心地よいと感じて頂けるまで辛辣さと攻撃性を抑えることができたようで、作者としては嬉しいです。批判の怒りを理想を描くことに向けたことで、この詩ができました。お読み頂きありがとうございました。 (おばちゃん)

2020-02-17

ゆい様、 私の詩でメンタル持ち直して頂けて、何だか光栄です。心がステンレスウォータープルーフって、便利そうですよね。それこそ鉄の女になれそう。AIみたいでもありますが。お読み頂きありがとうございました! (ゴキブリメンタル)

2020-02-16

トビラ様 「正しい感性」と評価して下さり、本当に嬉しい限りです。この横社会のビジョンは、例えば企業で何十年も働いてきた私の父親や、社会人として働く男友達に話しても実はなかなか理解してもらえません。根回しが足りないとか、そういう縦社会を生き抜くアドバイスみたいなものが返ってきます。それはもちろんそうなのですが、根本的に枠組みを疑っていることに気づいてもらえず、ちぐはぐの会話を繰り広げております。笑  男性社会の行き詰まりに関しては、私も同意見です。現状ではトップだけが目と脳を持つよう組まれてしまっているので、横社会が成立しえないのだと思っています。上から牽制して、考えることを遮断する風土がまずよろしくないですね。 私と同じく、トビラ様が女性社会に入って感じておられるように、やはり男女の社会とコミュニケーションの取り方はかなり違うようです。お互いから学び、良いところを取り入れて残していけるよう勤めたいものですね。 希少なゆるいおばちゃんとして、頑張っていこうと思います。笑 応援ありがとうございます!^^ (おばちゃん)

2020-02-16

気高い猫(のような女性)に出会い、その気高さに飲み込まれてもいいと自分を手放してしまう全面降伏具合。これをやけくそで自信なさげに語る、作者の温度感がいいですね。「ビビッと惹かれる」というテーマはポップスのようですが、一歩も引かない野生性を描く「啼いていた」などの言葉のチョイスが詩的で上手です。 (どうにでもなれ、という話)

2020-02-16

儚い脆さが美しい詩、じーんときました。怒りの季節風が吹く深い闇の中で、夢のようにやさしさを見つめようとする詩人の声は、真に大切で美しいのに、流行歌のように人々の耳に届くことはない、儚い声なのですね。世間の冷たさの闇を怒りと力で断罪することもできるけれども、力の抜けた諦念で見据えるところがまた一層やさしく、悲しく、響きます。 素晴らしい詩に出会えて嬉しいです。この世界観に、大変共感致します。 (なぜ悲しみばかり流れるのだろう?)

2020-02-16

カオティクルConverge!!貴音さん 「人間賛歌の最上級」、盛大に褒めて頂きありがとうございます。ゴキブリは強くて、ゴキブリのようなメンタルを持った人は未来も現代社会でも力強く生き延びていけるだろうけど、強く生きることで忘れられている心の弱さと弱さの美しさにも、目をとめたいと思っての天使のモチーフです。天使が人間になるのは、あまりにも強引で傲慢なのが、個人的は気に入っています。強くしたたかに育つことだけでなく、弱さも受け入れてこその人間だという一つの考えがこの詩では結晶化しました。ただ、ここでは人間は最後に唐突に出てくるので、「人間とは何か」という問いは更に色々と考えを巡らせ、今後少しずつ詩に書いていこうと思います。 また、ポイントを無限大∞頂き、大変恐縮です。嬉しい感想をありがとうございました! (ゴキブリメンタル)

2020-02-15

真清水るる 様 小学校からおばちゃんだったとは!きっと周りが包容力を感じるような小学生だったんですよ。大阪のおばちゃんの飴ちゃんはまさに自己中の反対で、見知らぬ人々にまで広がっていくお節介=温かさだと思います。分け隔てない情を持つのは、若くて自分で精一杯の時は本当に難しいと日々感じますが、少しでも心がけることできっと周りが救われるんですね。私も日々こんなおばちゃん達に助けられています。おばちゃんだと胸を張れるような「おばちゃん」にお互いなりたいものですね。おばちゃんになるヒントと、素敵な句をありがとうございました! (おばちゃん)

2020-02-15

長い悲しみから遂に前を向く決意ができた時に降りてきた詩なのですね。最初の「涙」、「イカレタ人とばかり」出会う部分など、本当にそうだなと思わず頷いてしまいました。悲しみと怒りの表裏一体性については私もこの頃考えていたところで、「悲しみを隠していたから 怒りの人にばかり出会った」の一言は特に興味深いです。悲しみの怒りも、元にあるのはグリーフ(悲嘆)で、失ったものへの反応という意味では一緒であり、だから引き合ってしまうのかもしれませんね。 また、個人的なことですが、人に怒りを向けられても私の心はビクともしないのに、(内側から湧き出る)悲しみに対してはとても脆いのはなぜだろうと考えていました。怒りと悲しみの関係性についての示唆をありがとうございました。 また、DAKARAの最初のDAを後ろに持っていきKARADAを作るのは、文字列が前に進んでいくことで自分も悲嘆を乗り越え前に進むことを表現しているようで、巧みだなと思いました。 ( DAKARADA)

2020-02-15

「僕は君に生きていて欲しいと心から願ってる。今は無理でもいつかは・・・、僕の言葉が届くといいな。」の一言に、個人的にとても共鳴します。目の前の大事な人が本当に死んでしまうかもしれないとき、私はひたすら「生きて」と言うことしかできなくて、どんなに全力で言っても相手には全く聞こえなかった体験があります。死にたいと言う人に、どうやったら生きてもらえるか。この問いをずっと考えていますが、未だに納得いく答えが見つかっていません。その人が「自分を許すこと」という、一つの視座を得られた気がしました。 (生きていていいんだ)

2020-02-14

南雲 安晴 様 そうだったのですね!因みに、私は良い句だと思ったんですけどね。^^ 湯婆婆的な親しみがありましたし!笑 お気遣い頂いて恐縮です。コメントありがとうございます。 (おばちゃん)

2020-02-13

お読み頂き、ありがとうございます。たしかに!全く別物と捉えていて気が付きませんでしたが、地球目線で見るとむしろゴキブリは人間よりも遥かに天使ですね。笑 おもしろい視点とゴキブリへの尊いお経をありがとうございます。 (ゴキブリメンタル)

2020-02-13

現代日本に稀に見る、キザで尖ったロックな人間の言葉!笑。 惚れます。「ライ麦畑で捕まえて」のホールデンがあのまま25歳になった感じ?尾崎豊にも近いですね。尾崎の魅力的な脆さはここにはないですが。この頃だとROLAND的な世界観でしょうか。崩れそうになったら時折読み直します。人生万歳! (人生万歳)

2020-02-13

AB様、 おばちゃんは爽快でかっこよくも見えるのですね。私は割と豪快でコミカルなイメージだったので、印象の差がおもしろいです。しみじみ...なかなか実現できそうもない理想なので、その理想具合に私もしみじみとします。読んで下さりありがとうございました! (おばちゃん)

2020-02-13

「青空を走った」良いです。変に感情を入れないことで、美しい光景だけが映えていますね! (アスファルトは雨に濡れて青空になった)

2020-02-13

詩の執筆では強みとなる「ありのままを見据え表現できること」が、資本主義社会と企業文化の中ではいかに無力か、痛感されて書かれた作品なのだと推測します。大人社会でのコミュニケーションは、むしろ常にこの反対を求められている気がしてなりません。自分から湧き出る言葉そのものと、相手がいる大人のコミュニケーションで使う言葉を、全く別物として分けなければならない大人の虚しさを実感します。それでも自分の言葉で大人社会に対して訴え続ける意味はあるのか、果たしてどこまで伝わるのだろうかなど、私の中に常にある問題意識を再確認させられました。 きっと独り言の純度を上げていけば、大人社会でも伝わることはあるのだと私も信じたいと思います。言葉を発することで「雰囲気」が変わり、いずれは文化も変えられるかもしれないですもんね。 色々と考えさせられる作品をありがとうございました。 (幻想離れⅢ)

2020-02-09

この作品が持つ爆発的エネルギーは、細胞分裂の様なモチーフからきていると感じました。レシート、身体、月日が刻まれ、バラバラになり数が増え(そこに暴力性もあるのですが)、決して死なない。バラバラな身体は溶接、接木、セロテープなどで半ばグロテスクに増殖していく。刻まれた月日の一人一人は個々の個性、意志、感情を持ってハチャメチャに暴れ出し、収集がつかなくなる。月日たちの理性がぶっ飛び、もはや彼らは情動でしかないところも、この詩の何か野蛮なエネルギーを効果的に作り出していると思います。 バラバラのそれぞれでは生命力が有り余るのに、一つの有機物として、一つの大きな意志に統合されない虚しさが最後に表現されているのかなと推測しました。爆発で終わるのではなく、風船の空気が一気に抜ける様に、終わりでエネルギーが収束していくのがとても切ないです。 一貫性のなさが、むしろバラバラそれぞれの部分の個性を際立たせている気がしました。おもしろい詩をありがとうございます!大変勉強になりました。 (約束)

2020-02-09

少女への視線の中にある曖昧性が興味深いです。無垢に表現されている様でいて、日中に必死で働いた分のお金を吸い取り、闇/夜の女だという意図も同時に感じます。「罪なく盗む」という表現にも断罪が滲む。悪女?なのかもしれませんが、そんな彼女になぜ人々は「涙の海で泳」ぐ辛い状況の中「朝」を払い続けるのでしょう?彼らの思い、彼女の価値を詩の中で知りたいと思いました。 (夜を売る少女)

2020-02-09

この詩は決して読まれることのない、美しい手紙なのですね。相手は「忘れているかもしれない」程度の記憶しかなくても、自分は「生きている限り」忘れないことで対比された情熱の差で、最後にいきなり病みに傾くのがひやりとします。「もぎ落ちる」は、意志を感じさせると同時に死も表す、大変ユニークで巧みな表現ですね。学ぶところが多い、素敵な作品をありがとうございます。 (椿)

2020-02-08

南雲 安晴 様 現実の窮屈さとこの作品に込めた祈りに共感して下さる読者様に読んでもらえて、感無量です。現実社会では疎まれる、人の醜い部分までも見抜いてしまった私の発言も、詩にすると輝くことがあるのですね。詩というメディアに救われた気がします。お互いおばちゃんっぷりを発揮し、目の前の相手を大切にできるといいですね。勇気の出る感想をありがとうございます。 P.S. 10か月前くらいに書いた一作目の詩にもコメントを下さっていましたね。コメント欄はもう閉じてしまいましたが、あの詩で言わんとしたことも正確に分かってもらえていて嬉しい限りです。遅ればせながら、ありがとうございました。 (おばちゃん)

2020-02-08

蕪城一花 様 私も一行目が浮かんだ時、ギャグかと思いました。おばちゃんが持つコミカルな元気さで最後までいくのかと思いきや、最終的に真面目な理想主義にトーンダウンして落ち着いた形です。おばちゃんが笑いながら背伸びする男たちをなぎ倒す図は確かにシュールですね。笑 おもしろい感想をありがとうございました! (おばちゃん)

2020-02-08

興味深く解釈して下さり、感動しました!「目が空に触れている」...確かに!笑← 地平線は高さと広がりの融合として取れる、壮大なシンボルですね。意図したところよりも深い読解をして下さる読者様に読んでもらえ、こちらの解釈も広がりました。ありがとうございます!^^ (おばちゃん)

2020-02-07

なるほど、参考になります。男性的縦社会に大変違和感を覚えている女性の視点から書いています。縦社会を壊せるのは(女性的)横社会/フラットなコミュニケーションであり、序列を気にせず接するおばちゃんの様な視点を持ちたい、という趣旨で書きました。ご指摘ありがとうございます! (おばちゃん)

2020-02-07

読んで頂きありがとうございます。確かに甘いかもですね...残念ながらまだそれなりに若いのでね。笑 (おばちゃん)

2020-02-06

朴訥とした文体が包み隠さず本心を語っていると感じます。最後の締めくくりも、素朴さの中に普遍の真実があり、全体の雰囲気にぴったりな老人の一言だと思います。ゆっくり、時間をかけて戻って来れば良いと言われているようで、ホッとする詩ですね。 (働き方骸骨)

2020-02-06

独り言でありながらも、その価値を分かってくれた人がいて嬉しいです。コメントありがとうございます。 (タヒにちなんで)

2019-04-26

語尾の変化が興味深いですね。だ・である調の流れの中で、光の部分だけあえてです・ます調に転ずることで、局所的に語り手の優しい一人称の声が聞こえてくるよう。ただ、最後の三行で急に自分中心になる点がやや強引に感じるので、それまでの流れを汲んでみるのも良いかもです。 (光)

2019-04-26