作品投稿掲示板 - B-REVIEW

ariel

投稿作品数: 3
総コメント数: 31
今月は17作品にコメントを付与しました。


「そのなかを、一匹の小さな蝿が、飛んでいる/降り注ぐ光に、埃が舞って、星のようだった」で追憶の美しさと古さ/遠さ/腐敗が同時に表現されており、引き込まれました。その上で部屋の中でうずくまる自分と、止まった記憶の中で動く蝿と肩に止まった蝿が、心臓の鼓動によりリンクし、過去と現在と蝿と自分が重なる。重なりながらも体がぶつかることで「他者と自己との境界の痛み」を知りますが、それに耐えられず蝿を殺してしまうことで、外との繋がりを絶つと同時に、時間を止めてしまう「わたし。」 時が流れることの苦痛、自他の境界の痛みを、重なり合うシンボルで表現した秀逸な作品だと思います! (蝿)

2020-02-24

煩すぎる世の中では沈黙の尊さこそ希望であり、目指すべき狭き門なのですね。 英詩らしく、音韻の使い方がおもしろいです。音韻スタイルと内容が一致しており詩的ですね。5連目くらいから"silence"に代表される"s"音が"sea, sound, secession, sorry, isolated, searchlight"で繰り返され、まるで"ssshhh!"と言われているようでした。加えて、"Wreckage of a fiery winter"で言葉が氾濫した世の中が焼け焦げた荒野であることが、ものが焼けた後の"sssh"という音で表現されているようにも読めます。"Fiery winter"のoxymoronで表される冬を溶かすほどの怒りがseetheしているような音感、うまいです。 6連目の最後の"cover"の使い方が気になり、質問したいです。これは意味的には"uncover"ということだと思ったのですが、あえて"cover=隠す"としているのは意図があるのでしょうか?沈黙は神聖で尊いものなので、見つけたとしても隠したいのでしょうか? これと関連して、"silence”を"tower"のシンボルで表現しているのは大変意味が深そうです。あえて"ivory tower"や"Tower of Babel"とも繋がる、「知識とコミュニケーションの排他性」のシンボルを使っています。Tower of Babelと繋げて考えると、皮肉が効いて大変おもしろく読めます。神に届く=本当に神聖なのは言葉でなく、silenceなのですね。 興味深いシンボルと音韻の使い方、勉強になります! (U +5854)

2020-02-24

トビラ様 萩原朔太郎の『詩の原理』読んでみました!個人的にはこの詩が叙事詩だとは夢にも思っていませんでしたが、確かに言われてみると扱っている感情は抒情詩というよりも叙事詩ですね!非力な作者が権力構造、パワー、強さを希求し讃える、「魂の高翔感」の構図が確かにあります。 私の場合、強さのことばかりなぜか書いてしまいますが、それが本当は嫌です。非力で繊細でやわな部分こそこの世の美しさだと思っているのに、世の中ではそれは淘汰され、(私のような 笑)ゴキブリ的強さを求められ育てられる。朔太郎の論を借りると、(叙事詩の対としての)抒情詩的な感覚の尊さを叙事詩で讃えていますね。。。我ながら、これは大変捻れているなと思わされました。笑 「同じ輪の中に存在する」、興味深い読みをして下さりありがとうございます!本当に、これが為されれば理想的だと思います。読み返してみると、効果としては価値観?価値基準?をゴキブリ、天使、人間を通してを何度も転覆させることで平等感が作っている気がしてきました。自身ではあまり気づいていませんでしたが。笑 私の意図を超えて読み込んで頂き、こちらも大変勉強になりました!朔太郎の論をご紹介頂き読んだことで、自分が何をやっているのか俯瞰的に見えた気がします。とても示唆に富んだコメント、誠にありがとうございました! (ゴキブリメンタル)

2020-02-23

玄関の人 様、 この詩は内容的には風刺でもあるのですが、心地よいと感じて頂けるまで辛辣さと攻撃性を抑えることができたようで、作者としては嬉しいです。批判の怒りを理想を描くことに向けたことで、この詩ができました。お読み頂きありがとうございました。 (おばちゃん)

2020-02-17

ゆい様、 私の詩でメンタル持ち直して頂けて、何だか光栄です。心がステンレスウォータープルーフって、便利そうですよね。それこそ鉄の女になれそう。AIみたいでもありますが。お読み頂きありがとうございました! (ゴキブリメンタル)

2020-02-16

トビラ様 「正しい感性」と評価して下さり、本当に嬉しい限りです。この横社会のビジョンは、例えば企業で何十年も働いてきた私の父親や、社会人として働く男友達に話しても実はなかなか理解してもらえません。根回しが足りないとか、そういう縦社会を生き抜くアドバイスみたいなものが返ってきます。それはもちろんそうなのですが、根本的に枠組みを疑っていることに気づいてもらえず、ちぐはぐの会話を繰り広げております。笑  男性社会の行き詰まりに関しては、私も同意見です。現状ではトップだけが目と脳を持つよう組まれてしまっているので、横社会が成立しえないのだと思っています。上から牽制して、考えることを遮断する風土がまずよろしくないですね。 私と同じく、トビラ様が女性社会に入って感じておられるように、やはり男女の社会とコミュニケーションの取り方はかなり違うようです。お互いから学び、良いところを取り入れて残していけるよう勤めたいものですね。 希少なゆるいおばちゃんとして、頑張っていこうと思います。笑 応援ありがとうございます!^^ (おばちゃん)

2020-02-16

気高い猫(のような女性)に出会い、その気高さに飲み込まれてもいいと自分を手放してしまう全面降伏具合。これをやけくそで自信なさげに語る、作者の温度感がいいですね。「ビビッと惹かれる」というテーマはポップスのようですが、一歩も引かない野生性を描く「啼いていた」などの言葉のチョイスが詩的で上手です。 (どうにでもなれ、という話)

2020-02-16

儚い脆さが美しい詩、じーんときました。怒りの季節風が吹く深い闇の中で、夢のようにやさしさを見つめようとする詩人の声は、真に大切で美しいのに、流行歌のように人々の耳に届くことはない、儚い声なのですね。世間の冷たさの闇を怒りと力で断罪することもできるけれども、力の抜けた諦念で見据えるところがまた一層やさしく、悲しく、響きます。 素晴らしい詩に出会えて嬉しいです。この世界観に、大変共感致します。 (なぜ悲しみばかり流れるのだろう?)

2020-02-16

カオティクルConverge!!貴音さん 「人間賛歌の最上級」、盛大に褒めて頂きありがとうございます。ゴキブリは強くて、ゴキブリのようなメンタルを持った人は未来も現代社会でも力強く生き延びていけるだろうけど、強く生きることで忘れられている心の弱さと弱さの美しさにも、目をとめたいと思っての天使のモチーフです。天使が人間になるのは、あまりにも強引で傲慢なのが、個人的は気に入っています。強くしたたかに育つことだけでなく、弱さも受け入れてこその人間だという一つの考えがこの詩では結晶化しました。ただ、ここでは人間は最後に唐突に出てくるので、「人間とは何か」という問いは更に色々と考えを巡らせ、今後少しずつ詩に書いていこうと思います。 また、ポイントを無限大∞頂き、大変恐縮です。嬉しい感想をありがとうございました! (ゴキブリメンタル)

2020-02-15

真清水るる 様 小学校からおばちゃんだったとは!きっと周りが包容力を感じるような小学生だったんですよ。大阪のおばちゃんの飴ちゃんはまさに自己中の反対で、見知らぬ人々にまで広がっていくお節介=温かさだと思います。分け隔てない情を持つのは、若くて自分で精一杯の時は本当に難しいと日々感じますが、少しでも心がけることできっと周りが救われるんですね。私も日々こんなおばちゃん達に助けられています。おばちゃんだと胸を張れるような「おばちゃん」にお互いなりたいものですね。おばちゃんになるヒントと、素敵な句をありがとうございました! (おばちゃん)

2020-02-15

長い悲しみから遂に前を向く決意ができた時に降りてきた詩なのですね。最初の「涙」、「イカレタ人とばかり」出会う部分など、本当にそうだなと思わず頷いてしまいました。悲しみと怒りの表裏一体性については私もこの頃考えていたところで、「悲しみを隠していたから 怒りの人にばかり出会った」の一言は特に興味深いです。悲しみの怒りも、元にあるのはグリーフ(悲嘆)で、失ったものへの反応という意味では一緒であり、だから引き合ってしまうのかもしれませんね。 また、個人的なことですが、人に怒りを向けられても私の心はビクともしないのに、(内側から湧き出る)悲しみに対してはとても脆いのはなぜだろうと考えていました。怒りと悲しみの関係性についての示唆をありがとうございました。 また、DAKARAの最初のDAを後ろに持っていきKARADAを作るのは、文字列が前に進んでいくことで自分も悲嘆を乗り越え前に進むことを表現しているようで、巧みだなと思いました。 ( DAKARADA)

2020-02-15

「僕は君に生きていて欲しいと心から願ってる。今は無理でもいつかは・・・、僕の言葉が届くといいな。」の一言に、個人的にとても共鳴します。目の前の大事な人が本当に死んでしまうかもしれないとき、私はひたすら「生きて」と言うことしかできなくて、どんなに全力で言っても相手には全く聞こえなかった体験があります。死にたいと言う人に、どうやったら生きてもらえるか。この問いをずっと考えていますが、未だに納得いく答えが見つかっていません。その人が「自分を許すこと」という、一つの視座を得られた気がしました。 (生きていていいんだ)

2020-02-14

南雲 安晴 様 そうだったのですね!因みに、私は良い句だと思ったんですけどね。^^ 湯婆婆的な親しみがありましたし!笑 お気遣い頂いて恐縮です。コメントありがとうございます。 (おばちゃん)

2020-02-13

お読み頂き、ありがとうございます。たしかに!全く別物と捉えていて気が付きませんでしたが、地球目線で見るとむしろゴキブリは人間よりも遥かに天使ですね。笑 おもしろい視点とゴキブリへの尊いお経をありがとうございます。 (ゴキブリメンタル)

2020-02-13

現代日本に稀に見る、キザで尖ったロックな人間の言葉!笑。 惚れます。「ライ麦畑で捕まえて」のホールデンがあのまま25歳になった感じ?尾崎豊にも近いですね。尾崎の魅力的な脆さはここにはないですが。この頃だとROLAND的な世界観でしょうか。崩れそうになったら時折読み直します。人生万歳! (人生万歳)

2020-02-13

AB様、 おばちゃんは爽快でかっこよくも見えるのですね。私は割と豪快でコミカルなイメージだったので、印象の差がおもしろいです。しみじみ...なかなか実現できそうもない理想なので、その理想具合に私もしみじみとします。読んで下さりありがとうございました! (おばちゃん)

2020-02-13

タイトルのつけ方が興味深いです。言葉はまさに鏡の様なもので、対象を左右反転させて写すことしかできず、決して対象そのものではない。画像ならせめてもの全体が一つに写るからいいのですが、言葉は一度に全体を写すことすらできません。その意味で言葉は回折格子を通した光の様に、鏡から出ているバラバラ光線みたいで、本物とは全く違い信用できないのですね。「回折格子」という言葉、初めて知りました。勉強になります! (鏡(回折格子、格子))

2020-02-13

「わがままな本能」、この一言で終わるところが洒落ていますね。これまで淡々と語ってきた、静かなシーンに、それこそ感情が一瞬「のぞいた」ことが構成でも表現されていて巧みです。後味が最高! (犬歯)

2020-02-13

「青空を走った」良いです。変に感情を入れないことで、美しい光景だけが映えていますね! (アスファルトは雨に濡れて青空になった)

2020-02-13

詩の執筆では強みとなる「ありのままを見据え表現できること」が、資本主義社会と企業文化の中ではいかに無力か、痛感されて書かれた作品なのだと推測します。大人社会でのコミュニケーションは、むしろ常にこの反対を求められている気がしてなりません。自分から湧き出る言葉そのものと、相手がいる大人のコミュニケーションで使う言葉を、全く別物として分けなければならない大人の虚しさを実感します。それでも自分の言葉で大人社会に対して訴え続ける意味はあるのか、果たしてどこまで伝わるのだろうかなど、私の中に常にある問題意識を再確認させられました。 きっと独り言の純度を上げていけば、大人社会でも伝わることはあるのだと私も信じたいと思います。言葉を発することで「雰囲気」が変わり、いずれは文化も変えられるかもしれないですもんね。 色々と考えさせられる作品をありがとうございました。 (幻想離れⅢ)

2020-02-09

この作品が持つ爆発的エネルギーは、細胞分裂の様なモチーフからきていると感じました。レシート、身体、月日が刻まれ、バラバラになり数が増え(そこに暴力性もあるのですが)、決して死なない。バラバラな身体は溶接、接木、セロテープなどで半ばグロテスクに増殖していく。刻まれた月日の一人一人は個々の個性、意志、感情を持ってハチャメチャに暴れ出し、収集がつかなくなる。月日たちの理性がぶっ飛び、もはや彼らは情動でしかないところも、この詩の何か野蛮なエネルギーを効果的に作り出していると思います。 バラバラのそれぞれでは生命力が有り余るのに、一つの有機物として、一つの大きな意志に統合されない虚しさが最後に表現されているのかなと推測しました。爆発で終わるのではなく、風船の空気が一気に抜ける様に、終わりでエネルギーが収束していくのがとても切ないです。 一貫性のなさが、むしろバラバラそれぞれの部分の個性を際立たせている気がしました。おもしろい詩をありがとうございます!大変勉強になりました。 (約束)

2020-02-09

少女への視線の中にある曖昧性が興味深いです。無垢に表現されている様でいて、日中に必死で働いた分のお金を吸い取り、闇/夜の女だという意図も同時に感じます。「罪なく盗む」という表現にも断罪が滲む。悪女?なのかもしれませんが、そんな彼女になぜ人々は「涙の海で泳」ぐ辛い状況の中「朝」を払い続けるのでしょう?彼らの思い、彼女の価値を詩の中で知りたいと思いました。 (夜を売る少女)

2020-02-09

この詩は決して読まれることのない、美しい手紙なのですね。相手は「忘れているかもしれない」程度の記憶しかなくても、自分は「生きている限り」忘れないことで対比された情熱の差で、最後にいきなり病みに傾くのがひやりとします。「もぎ落ちる」は、意志を感じさせると同時に死も表す、大変ユニークで巧みな表現ですね。学ぶところが多い、素敵な作品をありがとうございます。 (椿)

2020-02-08

南雲 安晴 様 現実の窮屈さとこの作品に込めた祈りに共感して下さる読者様に読んでもらえて、感無量です。現実社会では疎まれる、人の醜い部分までも見抜いてしまった私の発言も、詩にすると輝くことがあるのですね。詩というメディアに救われた気がします。お互いおばちゃんっぷりを発揮し、目の前の相手を大切にできるといいですね。勇気の出る感想をありがとうございます。 P.S. 10か月前くらいに書いた一作目の詩にもコメントを下さっていましたね。コメント欄はもう閉じてしまいましたが、あの詩で言わんとしたことも正確に分かってもらえていて嬉しい限りです。遅ればせながら、ありがとうございました。 (おばちゃん)

2020-02-08

蕪城一花 様 私も一行目が浮かんだ時、ギャグかと思いました。おばちゃんが持つコミカルな元気さで最後までいくのかと思いきや、最終的に真面目な理想主義にトーンダウンして落ち着いた形です。おばちゃんが笑いながら背伸びする男たちをなぎ倒す図は確かにシュールですね。笑 おもしろい感想をありがとうございました! (おばちゃん)

2020-02-08

興味深く解釈して下さり、感動しました!「目が空に触れている」...確かに!笑← 地平線は高さと広がりの融合として取れる、壮大なシンボルですね。意図したところよりも深い読解をして下さる読者様に読んでもらえ、こちらの解釈も広がりました。ありがとうございます!^^ (おばちゃん)

2020-02-07

なるほど、参考になります。男性的縦社会に大変違和感を覚えている女性の視点から書いています。縦社会を壊せるのは(女性的)横社会/フラットなコミュニケーションであり、序列を気にせず接するおばちゃんの様な視点を持ちたい、という趣旨で書きました。ご指摘ありがとうございます! (おばちゃん)

2020-02-07

読んで頂きありがとうございます。確かに甘いかもですね...残念ながらまだそれなりに若いのでね。笑 (おばちゃん)

2020-02-06

朴訥とした文体が包み隠さず本心を語っていると感じます。最後の締めくくりも、素朴さの中に普遍の真実があり、全体の雰囲気にぴったりな老人の一言だと思います。ゆっくり、時間をかけて戻って来れば良いと言われているようで、ホッとする詩ですね。 (働き方骸骨)

2020-02-06

独り言でありながらも、その価値を分かってくれた人がいて嬉しいです。コメントありがとうございます。 (タヒにちなんで)

2019-04-26

語尾の変化が興味深いですね。だ・である調の流れの中で、光の部分だけあえてです・ます調に転ずることで、局所的に語り手の優しい一人称の声が聞こえてくるよう。ただ、最後の三行で急に自分中心になる点がやや強引に感じるので、それまでの流れを汲んでみるのも良いかもです。 (光)

2019-04-26