作品投稿掲示板 - B-REVIEW

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まず、するする読めるというお言葉が嬉しいです。制約、コントロールされている、というのも大きな一本の流れのようなものを作りたい、と思っていたのでそこは上手くいったかな、と喜んでいます。 その上で、衝動……多分エネルギーというか、良くも悪くも衝撃的な破壊力、勢いみたいなものなのかな、とまぁ浅い理解ながら読み取らせていただくのですが、そういうものがなかった、というのは気にしておかなくちゃな、気にしたいな、と感じました。 あんまりこういう語りも恥ずかしいですが、とにかく遠くに遠くに向かっていくような詩を書きたかったので、ループ感、堂々巡りというのもそれが読み手に与える印象として良いにしろ悪いにしろ、もう少し出口方向に向かう何かが必要だったのかなと。 いや、なんというか抽象的な話をしているのでひどくわかりづらい、というかほとんど感覚でしゃべってるみたいになってしまって申し訳ないんですが…… (ちんちん考)

2024-04-14

ちんちんの話は、それを語る言葉が尽きるまでしてしまいます。でも語り終える頃には、次の言葉が浮かんでいるのです。 (ちんちん考)

2024-04-14

ぐいぐい読んでいただけたならひとまず安心しました……!いや、流石に長すぎるなこれと思ってたので。お褒めの言葉、とても嬉しいです。(百鬼夜行シリーズは小ネタくらいのつもりだったんですがやっぱり気づかれますね。有名な作品ですし) (ちんちん考)

2024-04-14

これ、なんというかもうめちゃくちゃ大好きです。最初にそれだけ。 桜の花、の行開けがすごく効果的で、一瞬息を張り詰め、全てが解けていくような詩の緩急が美しい。美しいっていうとありきたり且つ抽象的ですけど、読み終わってもまだ胸が高鳴っているような、そんな感覚があります。 それから、とにかく読んでいて心地いい。すごく映像を鮮明に想起できる作品なんですけど、同時に映像だけじゃない、文字列そのものの良さ、言葉そのものの柔らかさがあって…… 特筆すべき、と感じるのはリズムですよね。スルスル読めるのはもちろん、読んでるうちにどんどんノってくる。「桜。桜の、はなびら。」のような繰り返しや、「私の視線を抱擁する、している、ような、気がした。」のような言い直しなんかは、読み手の中での時間を巧みにコントロールし、作品世界に同調させてくれるんですけど、それによって感情の高まりが何倍にもなってくる。やっぱり詩において、口ずさむときの音ってすごく重要なんだなと感じました。 美しい情景の詩なんですけど、それでいてやっぱり感情の詩なんですよね。 疲れてる時、苦しい時に、本当に読みたいような、そんな光の方向に向かう作品だな、と。 (春は来たる)

2024-04-14

優しい作品ですよね。優しく、温かい。苦しい時や悲しい時に読んでハッとなるような詩だと思います。 言葉が生み出すリズム、メロディーのようなものがすごく心地よくて、一瞬の無音や、強調される音、みたいなのが頭の中で自然と再生されていく。そういう意味で、音楽的な詩だと思います(個人的に音楽的な詩と歌詞みたいな詩は違うと思っていて、音楽的な詩というのは言葉そのものにメロディーがあるから逆に音をつける必要はないんですよね。自論語りでお恥ずかしいですけれど) (明日が来る)

2024-04-13

一見すると愉快なコントみたいに見えるんですが、それでいてラストの数行で読み手側に不安を感じさせる底知れなさがあるなと感じました。足場が揺らぐというか、詩を読んでいた自分の座標が突然どこにあるのか分からなくなるというか。ただ滑稽な物語として読むには「ほんまや。うち誰やろ?」から滲む「虚しさ」みたいなものが怖くて怖くて、軽く笑った後になんだか自分の周りをキョロキョロ見回してしまう。自分は本当にここにいるんだろうか?いう感覚に襲われる。乾いた文章も相まって、すごく読み手の世界認識を問うてくるような作品に感じました。 (下着売り場)

2024-04-13

ことば一つ一つが柔らかくも優しい光を放っていて、とても良いですね。まず最初に語られる町の情景が爽やかでとても素敵なんですが、そこから紡がれる感情の描写がまっすぐですごく好きです。あと、個人的に余白がすごくいいなぁって。余白、まぁ物理的にというか実際画面上にも余白はあるんですが、それとは別に音に、言葉に、どこか「しん」と静まり返るような余白がある。そしてその余白の時間、読み手もまた「しん」と静かに詩と向き合うことになる。たしかに詩の中に時間が内在している、と言う印象がありました。 (エメラルド✨)

2024-04-12

オバマ大統領、というとちょうど私が小学校の頃にかなりニュースなどで見た記憶があり、今でもその名前がありありと残っている人物なのですが、思えば私は彼のことをほとんど知らない。大統領としての功績とか評価とかはある程度目にするけれど、具体性を持って語れるかというと自信がない。 というとありがちな自分語りめいてしまってなんだか申し訳ないんですが、つまるところそういう人物の輪郭を、正確性みたいなのは置いておいてかなりありありと描いているというのが作品において魅力的に感じられました。なんというか、語られるものに対して真摯で、緻密な印象です。 言葉一つ一つの選び方や、自由の様々な解釈、繰り返しの形で語られる「変革」「ではない」ものたち、そして「変革」「のための」ものたち……とこれらの要素が苦しみながら、ときにもんどりうちながら、それでいて理性とある種の「硬質さ」を伴って文章全体を引き締めているなと。最後はどこかもの寂しげな幕引きではあるけれど、それも含めて……なんでしょう、これだけ色々語って最後にそれかいって感じですけれど「カッコいい」作品だなと思います。 すみません、この作品はこうだ!と言い切れるものがないので歯切れの悪い語りになってしまって……。でも同時に、それでも何かを語りたいという気持ちを引き出す作品だと思います。 (バラクオバマの戦闘)

2024-04-12

ありがとうございます。中国のドラえもんはねぇ……あのコピー品の写真のインパクトが強すぎて及び腰になっちゃいますね…… (アメリカのドラえもん)

2023-10-26

褒めてくれて嬉しいです。あとごめんなさい、後半何言ってるかよくわかりませんでした。 (Z世代はエモになれなかったようです笑)

2023-10-26

ある種ホラー小説的な方面での面白さがすごくありますね。序盤なんかはかなりゾッとします。文章も硬質で無駄なく派手すぎず、かといって説明不足にもなってなくて、すごく質実な印象を受ける作品でした。じっとりねっとり描いてるわけじゃないのに汗ばむ感じが生々しいというか……。短い中での展開の速さが面白くてぐいぐい引き込まれました。 (鉄で出来たアパートの小さな部屋)

2023-10-24

苦手なんですよね….短くまとめるの……あと月3つの投稿だからやっぱりどうしても気張っちゃって、そうすると長くなってしまうと言うのがあります。でも、あれですね…一回短い作品にチャレンジしてみるのはありかもしれない。やってみます。 (Z世代はエモになれなかったようです笑)

2023-10-24

確かに嘘かもしれないです。手癖で適当なことを書く癖があるので。 (我々の睡眠は)

2023-10-18

硬質な言葉選びと静謐な空気感が好ましいですね。最後の「ちいさなひとりがひろがってゆく」で詩の構造が解けてさらに広がりを見せるような、余白のある美しさを感じました。 (微熱)

2023-10-17

強い愛を感じると共にちょっと怖さもあって、全体的にすごく強さとしなやかさを感じるしだなと思います。愛、愛なんでしょうね。序盤の一文が目を引いて引き込まれました。 (めりーみー?)

2023-10-17

すごく読みやすくて、止まることなく一気読みしました。最初の部分でリズムを作ってから途中で崩し、最後はしめやかに終わる。カタルシスがすごいです。心地よいというか、読み終わって胸の奥の重たいものがスッと消えるような……なんというか、すごく光属性の詩だなぁと思います。爽やかなきやすさのある言葉選びが愛しく思えます。 (けだものだーりん)

2023-10-17

ひと息全力で書き切ってから、弱いところを直して、というのを繰り返したので終始衰えることがない、という評価は嬉しいです。 (我々の睡眠は)

2023-10-16

視覚的なイメージに終始してしまっているのは確かにあるのかもしれないですね…書くときは匂いと感触くらいまではイメージしていたんですが舌触りや歯応えとなると意識してなかったかもです。 (我々の睡眠は)

2023-10-16

ひたすらミルワームを押し出していく感じの中身なので、圧倒的にと感じてもらえたなら嬉しいことです。私たちの中にミルワームはいるし、私たちの外にミルワームはいるし、私たちはミルワームです。 (我々の睡眠は)

2023-10-16

やったぁ!あまり自分らしさとかはピンとこないんですが、ボリュームを感じてもらえたならうれしいです。ちょっと文字と文字の間が詰まりすぎてるかな……と不安があったので、好意的に取ってもらえてよかった。 (我々の睡眠は)

2023-10-16

創作行為の幸せについてかんがえたときに、創作行為というより創作を投稿する行為ではあるんですが、読む人の中に考えを引き出せることというのはすごくすごく幸せだと思うのですが、それを踏まえて、とても幸せなコメントを頂けたと思いました。 (神の左手ボノボの右手)

2023-10-05

仕掛け、うーむ……難しいですよね……うーむ…… (我々の睡眠は)

2023-10-05

我々、と私がいう時、果たして私はどこまでをイメージできているのか、どこまでを含めているのか、というのは結構その時々によって変わるもので、ただ、我々を人類全体と仮定した時、ミルワームがウゾウゾしているのも人類がうじゃうじゃいるのも同様に尊くて、同様に気色悪いとは思います。 (我々の睡眠は)

2023-10-05

眠っている時、私たちは一応生きているんですが、夢を見ていなければ意識的には死んでいるのに近いと思うんです。何も考えないし、時間の感覚もないし。でも体は機械的に、鼓動を刻んでいるし、呼吸だってしている。そう思うと、なんだか気持ち悪いような、面白いような気がします。 (我々の睡眠は)

2023-10-05

終盤で前半に使った言葉を再回収したくなるのはある種悪癖なのかなと言う自覚はあって、確かに読み手側からすると退屈させてしまうよな、というのは大いに反省する部分でした。もう一歩、いや二歩三歩、と突き抜けられれば良いんですが…… (Z世代はエモになれなかったようです笑)

2023-09-16

まさしく右ストレートって感じのまっすぐさがあって、とにかくいやらしさとか、衒いとかなく詩情を描き出してますね。「君の声の周波数」をラジオが拾いそれを聴こうとするも、聞こえたのは「今夜のパーソナリティは」というような定型句的な言葉だった……というのが語り部の「君」に対するやるせない感情を感じさせて、そこからの「炭酸の乾電池を拾ってやった」という行動がより作品から滲む感情を色濃く、強いものにしている。最後の一文が「ないのかな」と疑問系で終わっているのが少しだけ「君」の声をまた聞きたいと望んでいるのかな?と思わせるところも切ないです。 (ラジオ)

2023-09-14

はい、きっと誰かの (Z世代はエモになれなかったようです笑)

2023-09-14

畳みかけるような文章に一目でうおっ、となり、読んでみると虫の定義から広がって、グロテスクながらとても鮮やかなイメージが展開されている作品でした。半生のワンタンみたいな脳みそ、とかの絶妙に滑稽で気持ち悪い表現が巧みで、首の後ろの方の毛がゾワゾワするような読み味がありますね。虫=孤独=宇宙という論法が特に興味深くて、「なるほど!」と思わせるものがあると同時に遠い遠い宇宙を一人で征く一匹の虫に想いを馳せたりしました。最後に作者は虫になってしまったのか……的な締めも好きです。 (ぐちゃぐちゃ)

2023-09-14

エモーショナル・ロックとかの音楽用語から徐々に若者言葉やオタク用語へと変遷していった「エモい」ですけど、私がちょうど高校から大学あたりの頃にかけて現代の用法になってきたような記憶があります。今だと切なくて情感のある絵や、レトロでおしゃれなもの、切ない恋愛なんかにも「エモい」は使われますよね。 その上で、なんとなく「エモ」は遠いもの(過去方向か未来方向かは別にして)であるように思っていて、同時に、その概念があまりに身近すぎて結構縛られる部分もあるように思っています。雨の日に自転車で突っ走る、という経験は私もありますが、当時エモいなぁと思ったことはなかったので、多分本当にエモい瞬間には誰もエモを意識してないんでしょうね。 (Z世代はエモになれなかったようです笑)

2023-09-14

流々たる言葉の流れが心地よく、秋の風のようにそっと撫で付けるような作品だと思いました。この世界に存在する暗く、悲しく、いじましいようなものに対する温かな眼差しが、道化師(ピエロット)への言葉に託されて紡がれているような、そういう優しさを感じられます。 (ピエロット・ノ・タメノ・レクイエム)

2023-09-13

エモ、エモってなんなんでしょうね。あるいは黒髪さんの言うように「血の温かさみたいなもの」「人間性」なのかもしれないですし、別の何かかもしれない。私にとってはもっと遠い憧れのような何かにも思えます。 ただ、どうであれ「真に見る目」を持って見過ごされたものをちゃんと見なくちゃいけないし、そこに流れてる血のことを知らなくちゃいけない、そうする事で、私たちは確かに「ほっと」できるのかもなぁと思います。 (Z世代はエモになれなかったようです笑)

2023-09-12

どうも真面目な話を「議論」「会話」のフォーマットですると薄っぺらくなりがちなので、ある種の一方的さを持つ「詩」以外のところでは恥ずかしいのですが、せっかく鷹枕可さんが真摯な感想をくれるとともに生々しい世代の感覚についてお話ししてくれたのでしどろもどろながら私も色々話してみようと思います。 私は世間的には一応Z世代にかするようなのですが、上からの「Z世代は〜」という規定の圧、そして同世代間での価値観の圧みたいなものに、息苦しさとも怒りとも違う、ピンとこなさがあります。「なんだかなぁ」と思うし、同時に「Z世代Z世代って言ってバラエティとかで低い解像度で分析しやがって、ムカつくな」とも思う。でも、それで何かするかっていうと、多分私は暴れることはできないし、人を傷つけることもできない。革命やろうぜって言われても、正直キツいわ〜ってなると思います。だから多分怒り未満の「ムカつき」でしかなくて、私たちは案外平気で、でもやっぱり全く飲み下せてるわけでもない。というより平気じゃないのに平気な気がしてしまって、なんとも言えないモニョモニョした感情になってしまっている。お気持ち表明なんて言葉もネットじゃよく見られますが、理性(あるいは理性ごっこ)を重視して感情を蔑視する流れはいつからか結構あって、この「でも、でもさぁ」が言い辛い。感情を伝えるにはあれこれと屁理屈や論理を捏ねて、正論と倫理に寄りかかった形になってしまう。その流れにもまた「ムカつく」んですが、やっぱり「ムカつく」だけで何か行動を起こすのは無理っぽいんですね。「怒り」まで行ってくれないと。で、その「怒りに行く」がどうしようもなくやりづらい。前述のお気持ちへの圧もそうですし、なんとなく怒ったり中指を立てるよりも笑ったり茶化したりする方がクールじゃんって同世代の空気は感じる。そして上の世代?の人たちからはそういう態度が〜ってまた分析される。風通しが悪いわけじゃないんだけど、何を掴むにも空虚感があるし、いちいち気まずい。そんなことを考えるよりも、エモいウェブ漫画とかアニメを見てエモさを語ってる方がまぁまだ楽しい。でも、やっぱり。みたいなのがある。そんな中で、自分が「エモい何か」になれたら、何かあるかもしれない、みたいな期待感と焦燥感は、私にもあるし、多分他の人にもあると思います。エモい側に行きたい、みたいな。これはあくまで肌感覚の話ですけども。 そういうのひっくるめて、エモになりたいし、本当ななることが必須なわけではないエモい何かに「なれなかった私たち」という自認がある。そしてその辺のことに関しては、どこの専門家もわかったふうに分析するけど、全部全部バイアスまみれで、「そうじゃないんだよ、いやそうじゃないって叫ぶほどのことでもないけど、一応、そうじゃないんだよ」と呟きたくなるような一方的なものだったりする。見えないゴリラのことなんかネタバラシされるまで気付きもせずにボールの数を数えている。というのはしつこいようですがあくまで私の肌感覚として、あります。 そこら辺を踏まえて、鷹枕可さんの世代の話を聞けたのはすごく嬉しいし、他の世代の空気感というものに、指先だけでも触れられたのなら何か変わるのかもなと思います。お互いに。大きなものは、社会かもしれないし、意外と我々の内部から発せられてるものかもしれないけれど、それによってねじ曲げれて、にっちもさっちも行かなくなってしまったことは必ずあると思うので、それに抗うのか、ぬるっと隙間を抜けていくのか、今の私にはわかりませんけれど世代を問わずそれぞれの人がそれぞれの空気感に触れ合って、ちゃんとバイアス少なめで色々言えればもっと良いんじゃないかなと思う。それは楽天的に過ぎるかもしれませんが。 色々とつらつら言いましたけれど、こう言った私と私の世代の肌感覚に関する一連の話は実は全く的外れで、自分のムカつきを全く正確に言語化できてない可能性もあるし、だから詩が必要なんだよな、とも、やっぱりエモになれない私は思います。 あとバスケットゴリラは多分YouTubeとかで見れるので興味があったら見てみてください。一回ゴリラがいるってネタバレされたら多分普通に見えちゃいますけど、ネタバレなしだとマジで見えないんですよ、アレ。 (Z世代はエモになれなかったようです笑)

2023-09-12

音楽みがある作品なんですが、ラップやロック、ポップソング、演歌や長唄、和歌短歌なんかでもなく、なんなんだろうなぁと色々考えてアニメとかに出てくる〇〇音頭とか〇〇のうたとか見たいな作中曲をイメージさせるんだなと気づきました。作品全体の色調がちょうど80年版の鬼太郎を思い起こさせて、ヨイショ!と合いの手を入れたくなる軽快さとともに、ノスタルジーと寂しさ、内向化していく情緒のようなものもちらほらと感じます。元ネタの漫画の方は二話まで読ませていただいたのですが、なるほど、この詩はテーマソング、あるいはテーマポエムとしてぴったりだなと思わせられるものがありました。主人公の男の子が可愛かったですね。 (朋記の秘密)

2023-09-12

以前に三島由紀夫の文章講座的な本を読んだ時に、泉鏡花の文章が引用されていたのですが、その歌うように美しい情景を連ねて美しくないものには目もくれず世界を描写していく様子を思い出しましたね。文章が波のようにうねり、ひと息もつかせずに白猫の軽快な歩みの後ろを読者に歩かせ最終行まで誘ってしまう。そういう魅力、魔力を宿していて、「読む」体験が冒険やツアーのような目まぐるしい楽しさ、次々に飛び込んでいく美的情景を生み出している。魔法はある、そんなふうに思える作品でした。 (白猫)

2023-09-11

そ、1000年 (自由飛行)

2023-09-11

いい意味で嫌い。ありますよね。私も昔太宰治がいい意味で嫌いでしたし、現代アートと美大生に愛憎入り混じるいいしれない気持ちを抱いてます。この文章が鼻くそをほじりながら書かれたか、耳くそをほじりながら書かれたかは想像にお任せしますね。 (自由飛行)

2023-09-11

「1000年」なんですよね、やっぱり。100年は前の100年が実は文明開花を済ませてるくらいには近いせいで意外とリアリティがあって、10000年はあまりに長すぎて人類が残ってるかという保証すらないから、詩の中でトリップできる最適な時間単位が1000年なんだと思います。 「死ぬしかねー」については私はテーマや方向性を決めないで書こうとするとどうしても希死念慮や過去への恨み節というか、田中さん風にいうなら「死ぬしかねー」「許せねー」「でも死にたくねー」の思考に寄ってしまうところがあって、それがそのまま表出した感じなのかな、と思います。 私たちの世代に限らず若者のカルチャーはわりかし死とかネガティブとかムカつきとかの方向性に向かう性質を持ってるんじゃないかなーと勝手に思っていて、たとえば私はamazarashiっていうグループが好きなんですが、結構暗い歌詞で、「死ぬしかねーじゃん」「でも死にたくねーよ(死ぬわけにはいかねーよ)」「だから歌う」みたいなドン底から上の方に向けて叫ぶようなロジックで構成された歌が多く、そしてそういう暗い叫ぶような歌に私の同世代のファンがたくさんいる。それから、一時期(あるいは未だに)爆流行りしていた(る)「可愛くてごめん」なんかも、あれは相当煽りめいた歌詞ですが、根底にムカつきとか、「可愛くてごめんって笑いながら世間に中指を立てるか押しつぶされて死ぬしかねー」みたいなギリギリの二者択一があるように聞こえます。あとあとボカロ曲、あれもやはりマイナス思考的なものの上に立脚したうえで空元気で笑っていたり、沈み切ってしまったり、それでも、を少しチャラついた言い方で、真剣に歌っていたりする。やっぱり「死ぬしかねー」だし、でも「死ぬしかねーけど」でもある。多分そういう若者の「死ぬかねー、けど」みたいなのはどの世代の若者にもあったと思いますし、私もそういう若者たちの一人としてやっぱり「死ぬしかねー」が顔を出し、そしてそのうえで希望(ポジティブ)の方への上昇を望んでしまうものなんでしょうね。雑文ですが、これはそういうアレコレが表れたそんな感じの作品なのかなと(自分ごとなのに他人事めいた言い方ですが)思います。 (自由飛行)

2023-09-11

めちゃくちゃ正統派耽美!って感じですね。かなり好みの作品です。美しい言葉の数々が上滑りすることなく収まるべきところにかっちりと収まっている感があり、とても洗練された印象を受けます。語られる愛の熱烈さも作品全体にみずみずしさと熱さを与えいていると思いました。 (貝殻の秘愛)

2023-09-09

ユーモラスさと物悲しさが絶妙に同居していて、淡々とした文章がすごく読みやすく、飛躍しながらもしっかりと整えられた作品だと思いました。描かれる田舎の情景がどこか懐かしいです。 (屁のルートを求めて)

2023-09-09

素朴でとても根源的な幸せが描かれているなと感じました。言葉選びが丁寧で、とても素敵な作品だと思います。 (けしき)

2023-09-09

じんわりと滲みてくるような暖かさと旨みがあって、とても良い作品だなと思いました。言葉と言葉の間から、淡いセピア色が覗くような、優しい情景描写が好きです。 (丸い丸い月が出る)

2023-09-09

めちゃくちゃTwitterだな〜と思いつつ、そう言うメディアのミームを衒いなく盛り込み、全体としては寂寥感を感じさせるものになっているがすごく巧みで、面白い作品だなと思いました。 (chu!覚めててごめん)

2023-09-09

あちこちから囁き声が聞こえてくるような表現に落ち着かない気持ちになりました。未分化な言葉が散逸し、意味を結ぼうとして結びつききれない感じがとても好きです。 (沈水花(初稿))

2023-09-09

サラッとした文体で心地よく書かれているんですが、その内容はかなり悪夢然としていてあえてドロドロのタッチにしなかったところに品の良さのようなものを感じました。タイトルのインソムニア、不眠症と言う言葉と奇妙に展開されていく夢のようなイメージ。それらの取り合わせに、少し背中が寒くなるような不気味さを感じるのも好きです。 (インソムニア)

2023-09-08

静謐な印象があり、しんとして研ぎ澄まされた空気感を感じました。それでいて奥に熱のようなものも感じられ、素敵な作品だと思います。 (打つべし)

2023-09-06

蟹が惑星を覆っていくイメージが面白いですね。描かれているものへのカメラの寄せ方が絶妙で、巧みな作品だと思いました。 (インソムニア)

2023-09-06

一度「学生A」の口を通すことで文章にある種の客観視が生まれ、絶妙な冷静さでテーマを表現しているように思いました。言葉にリズムがあってリーダビリティが高いのも好きです。 (上映中)

2023-09-05

夜に電車っていうテーマや日本語と英語の両方を置くスタイルにすごくオシャレさを感じました。描かれていることと描き方がすごくマッチしていて、素敵な情景表現だと思います。 ( 高架橋下の風景/Scenery under the viaduct)

2023-09-05

言葉の使い方に爽快感があって、弾むような心地で読めました。サンプラーザとかの言葉選びが絶妙で、スッと抜けるような透明感と疾走感がありますね。タイトルも好きです。 (めーとる)

2023-09-05

素朴でスッと姿勢を正したくなるような気持ちの良い作品だと思いました。人生や生活を正直に生きている人の、衒いのない温かみみたいなものを感じます。 (絵について)

2023-09-05

非常に面白く、短編小説としても詩としても楽しませていただきました。語り手のある種の傲慢さが悲哀を醸していて、それでいて機械的に、昆虫のような目で自分自身を見つめているようにも見える。タイトルも含めて何処か不気味さのある内容に、ドキドキしながら読み進めました。 (横山先生への最後の犬笛)

2023-09-03

休みの日に昼寝をして夕方に起きた時のような、穏やかな、けれど寂しい感じのある作品でした。柔らかい色彩の中にチラホラと毒が界見えて、けれどやはり総体としては温かみのある良い文体だと思います。 (夾竹桃の咲く街)

2023-09-03

光の奔流のようにキラキラと言葉が輝いていて、何かとても聖なる物を見たような心地になりました。行を区切らずに絶えず繰り広げられる文章に引き込まれ、流れるように読みました。 (déjà-vu)

2023-09-03

詩を書く上で取捨選択はつきもので、むしろ何を書くかよりも何を削るかに私たちは魂を込めている。そんなことを考えました。いや、考えたから何だって話なのですが、この作品のぶっきらぼうで優しい口調には何か自分語りめいたことをしたくなる魔力があって、同時に自分語りをこの詩のせいにしたくなる魔力も持っている。どこからか寂しいノイズが聞こえてくるような、静かな熱を孕んだ作品だと感じました。 (書かなかったリリック)

2023-09-02

一見すると文脈もなく無数の文字が羅列されているようで、使われている漢字や音のくみわせに方向性(偏向)が存在し、それがこの作品の個性であり詩情なのだろうと感じました。意味理解を拒み、徹底的に文意を破壊する試みが興味深かったです。 (rwoydlM)

2023-09-02

日々の中にある聖なるものを克明に切り取ったようで、ひとつひとつの詩句に寂しいような、どこかへ帰りたいような不思議な感情を刺激されました。 (インソムニア)

2023-09-01

糠漬けから濱口くんのエピソードへの転換がとても面白く感じました。取り止めのないさまざまな要素がバランスよく繋がって見えるのは構成の力ゆえかなと (風邪)

2023-09-01

たとえとして伝わるかわかりませんが、2000年代のアニメの画質だなぁと感じました。どこかノスタルジックで切なく、素朴で、鮮やかでもある。見ていて楽しく、読むことが幸福に連なっている。そう言う印象を受けました。 (新鮮なあなた)

2023-09-01

暗闇の中で火が舞っているような、薄暗く、けれどキラキラとしたイメージに呑み込まれとても楽しく読むことができました。後半になるに連れて空気が烟り始めるように文章が温度を上げ切迫感を増していく様に圧倒されました。 (寂然と水鏡)

2023-09-01

最初にノイズが入った映像が想起され、徐々に澄み渡ってくるような文章で興味深く読ませていただきました。 >>聴いて  黄ばんだパンザマストの音 この導入で一気に視点をグイグイ引き込まれました。 (遠いラブレター)

2023-09-01

シュッとしまってて無駄のない美しい作品だと思いました。なんていうかかなり美的に洗練されていて、詩にフォルムがあるとしたらきっとスマートなんだろうなって感じです。 (石花)

2023-03-03

コメントありがとうございます。ほとんど今自分に起こってることの吐露で、かなり攻撃的で自己嫌悪的になっちゃってて、その辺はかなり破壊的だったかもしれません。私はもう破壊され尽くして悩みどころじゃなくなりたいなって思いで書きました。 (軽薄について)

2023-03-03

コメントありがとうございます。これはもう、ちょっと精神がやばくて勢いで描いたものなので全然推敲とかは出来てないんですよね……良くも悪くも生のままっていうか (軽薄について)

2023-03-03

もともとあるイメージを使うと話が広げやすくて結構引用や名前の使用はしますね。絢爛、嬉しいです。 (何も言わずに、十万円貸していただけないでしょうか?)

2023-03-03

ありがとうございます!人にどんな形でもいいから刺激を与えられたなら書いた甲斐があります (何も言わずに、十万円貸していただけないでしょうか?)

2023-03-03

淡々と穏やかに綴られる文章の中に静かな熱を感じるのがとても素敵だと思います。疑問系が多いところに、語りかけられているような、自分も何か答えなくてはいけないような鋭さを感じます。 (そこを撫でて)

2023-03-02

常に前よりいいものを作りたいなと思っているので(無論無理なんですが)一番新しい作品をNo.1と言ってもらえるのは、実は一番嬉しかったりします。コメント、投票、ありがとうございます。 (何も言わずに、十万円貸していただけないでしょうか?)

2023-02-28

ありがとうございます。宮沢賢治大好きなので嬉しいです。三大将くらい目指して頑張りますね (演奏が終わって)

2023-02-28

この作品、実はちょっと私的に衝撃的なことがあって突発的に書いた詩なんですよね。だから恥ずかしい話本当に全然推敲はできていなくて、途中式が途中指揮になってたりもします(投稿してすぐ気づいてまぁ演奏が終わって、だからいいかなと心中で言い訳しています) 粗の多い作品ではありますが、コメントいただけて嬉しいです。 (演奏が終わって)

2023-02-28

語感が良くて、修飾のないパリッとした文体がとても気持ちいい作品だと感じました。関西弁なのかな?なんというか崩れた感じの言葉遣いが陳腐にならずに機能してして、リズム感があると思います。 (運命)

2023-02-27

すごく純粋で、混じり気のない美しい言葉と寂しさがしん、と冷たく貫かれている硬質で美しい詩だと感じます。描かれてるテーマやモチーフ自体には柔らかさがあるのにどこか鉱物のような、もっと言えば宝石のような印象を受けました。 (君理論)

2023-02-27

華やかさと鋭利さが同居していて、読みやすく明晰な素晴らしい作品だと思います。『祝祭崩れ』の語感が好きです。 (遅すぎる伝令は災厄に化けた)

2023-02-27

文字と言葉は最高に面白いです。言葉最高! (ぼくは詩人ごっカー)

2022-12-05

個人的にやっぱり陳腐な言葉遊び好きなんですよね。「詩=死」はめっちゃかっこいいじゃろがい!みたいなセンスが自分の中にあって、それが陳腐なのはわかってるんですけど出来そうならついやりたくなってしまう。難しい技にもチャレンジしないとではあるんですけどね……中盤以降のオリジナリティが出ていたとしたらそれは凄く嬉しいです。 (ぼくは詩人ごっカー)

2022-12-05

もしかしたら制作上の覚悟?踏み込み?が甘いのかもしれないです。詩(あるいは芸術や情緒)と犯罪、パーソナルな問題で一人一人にドラマがあるんですけどやっぱり犯罪は犯罪として見なきゃなぁという気持ちもあります。 (ぼくは詩人ごっカー)

2022-12-05

夏っぽさは少し意識したので嬉しいです。引用していただいた部分、結構ノリノリで書いたところでそこに気づいてもらえたのも凄く嬉しいです。 (ぼくは詩人ごっカー)

2022-12-05

コメントありがとうございます。ここだけの話、詩人ごっこは本当に危険です。私はこの詩の制作(あるいは詩人ごっこ)の最中にひどく下腹部が膨張する感覚と急速に冷却する感覚に襲われました。この詩は水子でもあるのです。 あと現実と詩が転倒してしまうこと、ありますよね。私も素晴らしい詩を読んだあとはよく現実を認識する機能が詩世界に引っ張られます。 (ぼくは詩人ごっカー)

2022-12-05

こちらこそコメントありがとうございます。気に入っていただけたなら嬉しいです。 (秋の発音)

2022-11-14

>>心臓の音がなんて音を出すかも知らない この一文がどこまでも深い優しさと暖かさを持ち、作品全体を支える支柱となっていると思いました。 「君」や「私」に向けられた繊細な眼差しが、苦しさや痛さを丁寧に掘り出していて、言葉のリズムの心地よさがそれをさらに補強しているように感じます。 脳内で再生した時の音が心地よく、なんとなくこれは朗読向きの作品なんじゃないかなぁと思いました。 (心臓の音がなんて音を出すかも知らない)

2022-11-14

なぜ象と鹿なのか、誰だ、は誰に向けて(あるいは何に向けて)叫ばれているのか、空白が多く不可解で、改行を多用していることで余白も多く……とかなり書くべきことを意味的にも視覚的にも絞り込んでいる印象を受けました。 しかし同時に必要十分な言葉がここにはあるような気もします。 色々と思考を刺激する興味深い素晴らしい作品だと思いました。 (バタフライ)

2022-11-14

心情の変化などを丁寧に読んでいただきありがとうございます。特に作品を作る上で、ジェンダーやセクシュアリティの要素は意図的に組み込んだので、その点を汲み取っていただけたのがすごく嬉しいです。 (そして、草花が置かれた)

2022-11-05

主張がかなりはっきりしていて、ともすれば例え話で終わってしまいそうなのですが、言葉の選定やリズムの作り方が巧みで、多面的な魅力のある作品になっていると思いました。 (狼煙)

2022-10-31

グロテスクなイメージを誘発するようなワードを多数使用しながらも下品になりすぎず、硬質な思索を感じさせる作品だと感じました。肉のイメージが多用されていますが、作品自体の色合いはセピアっぽいなと (すばしこい貝)

2022-10-31

作品自体のリズムは極めて穏やかなのですが、パワフルな生き生きとした喜びと過去への視点、そして何より大きなものへの愛のような感情を感じられ、胸がじんわりと暖かくなりました。 (冷蔵庫)

2022-10-31

ホンダ・ゴリラの吹き出しそうな語感が返って寂しさや切なさのようなものを想起させ、愉快でファンタジーめいた描写の中にどことなくアイロニカルな味わいを生み出していると思いました。 ホンダ・ゴリラ、本当になんかすごく好きです。 (猿知恵)

2022-10-31

ラップぽいな〜、とラップ好きなので楽しく読ませていただきました。 BLACK、という言葉から広がっていき盛り上がりがありつつもシニカルさも同居している魅力的な作品だと思います。 (BLACK)

2022-10-31

なんとなく神聖な感じがするなぁ、というのは最初の感想だったのですが『生まれ出ずるのでなく、降り注ぐでもなく』の一文がかなり刺さり、口ずさみたくなります。 日照りが何にとって『良い』のか、それを説明しないからこその無条件の『良さ』を感じました。 (無題)

2022-10-31

そういう体験、あるなぁとまず共感しました。別に助けられなかったからって迷惑をかけたというわけではなんですがなんだか申し訳なく、相手が特に気にしていない場合ほど返って面目ないなぁ、みたいな気持ちになってしまう……みたいな自分のことを色々思い出し、感情を揺さぶられました。 かつて、そして今、という対比の中でこういうなんでもない悔しさを丁寧に描き出す描写力を尊敬します。 (息を切らしながら)

2022-10-31

ひんやりとした質感の中に童話を想起させるフレーズやカメラオブスクラ、の一行など思考を混乱させる部分が仕込まれていて、読んでいるとクラクラするような、それがどこか心地よいような感覚になりました。とても素敵な作品だと思います。 (眼差し)

2022-10-31

何気ない、普通の会話の中でドキッとするようなセンテンスを仕込んできて、非常に興味深い読み心地でした。 (実は俺、DVにあったことがあるんだよ。)

2022-10-31

君は誰なのか、探している言葉とはなんなのか、そういう想像を掻き立てられる作品でした。最後の一文に作品の味わいが詰まっているように感じます。 (言葉探し)

2022-10-31

わかるようでわからない……でもなんだか共感してしまうような不思議な作品だと感じました。もうすこし読解していきたいなと思いつつわからないまま味わうのも楽しいのかなと色々考えを巡らせています。 (さまよう)

2022-10-31

湿っぽさのないカラッとした抒情があり、感傷があり、それでいて最後はとても明るく秋晴れのような爽やかな読後感の素敵な作品だと思います。 (空)

2022-10-31

官能的な要素が強く、肉の生々しい感覚と抒情のバランスがとても素敵だと感じました。短いながらに起伏があり味わい深い作品だと思います。 (秘密)

2022-10-31

きらめくような『幸せ』の表現をとても美しく感じました。ささやかな、けれど確かに愛おしいものたちへの眼差しが暖かく、とても素敵な作品だと思います。 (さえずり)

2022-10-31

渋いというかなんというか、小さな情景を丁寧に切り取っている作品だなと。 作品全体に生々しい生活の匂いがあり、素朴なようで巧みな表現をされているなぁと感じます。 (あざみの花)

2022-10-31

地に足のついた(というのは好きな表現ではないのですが)しっかりした作品だなと感じました。音韻も心地よいし、イメージも纏まりがあってとても読みやすく、すごく憧れます。 (地下鉄の走る街で)

2022-10-31

素朴でスッキリとしていて、爽やかな読後感がある作品だと感じました。 少し涼しくなってきた秋の空気が漂っているように感じます。 (自転車 大林 満)

2022-10-28

軽快な言葉のリズムが楽しかったです。意味に結びつきそうでわからない、そういうもどかしさが面白い作品だと感じました。 (晩夏千変 -)

2022-10-28

氷雪の次時候を私は恋しく思います。 の一文に一目惚れしました。硬質で冷たく、言葉と言葉が極めて構造的に結びついている印象を受けます。 (nonsense)

2022-10-28

シンプルに美しい作品だと感じました。 言葉が綺麗で無駄がなく、行と行の間に静かな空気感が漂っているところがとても好きです。 (涙)

2022-10-28

ラストの一文がとても魅力だと感じました。行の間が広く、広々と清潔感のあり、同時にどこか寂しい画面が作り出されていて、視覚的にも美しかったです。 (春)

2022-04-02

多分私たちは、永遠に許されないのだと思います。それこそきっと、風がやんでも。 (青とコーラ)

2022-04-02

コーラ、実際に転がしてみてもらえたらコロコロした感じを共有できるかもしれません。 私は、ずっと未形成で生まれてきてしまったような気持ちで生きています。 そして女性が完成系、という説にある種の納得はあるものの、一方で人はみんな未形成な存在なのではないか、という思いもあります。願望かもしれません。もし片方だけが未完成なまま、世界が続いていくとしたら、それはとても寂しいことのような気がするので。 (青とコーラ)

2022-04-02

(青とコーラ)

2022-04-02

エロティックで艶めかしい文章が徐々に燃え上がるような文章に変化していき毅然とした、それでいてどこか弱さのある一文で終わるという構造が非常に美しく感じられました。共感や愛などの普遍的なテーマが多く散りばめられつつも、小学生時代の友人のお話や「君が手紙を見て泣いてくれたなら」のような文章に作者さんの極めて個人的な情念(信念?)のようなものが通底しているように感じられ興味深かったです。 (Last Mail at AM10:29)

2022-04-01

非常に不思議で、タイトル的には多分何かを作っているんだろうけれど、それでいて何を作っているのかがうまく見えてこないところが面白く感じました。多分この詩の中で作られているものは個々人がイメージしていくしかなくて、たとえば私は第一連の「野生」という言葉や「決して四角四面にならないように 甘すぎても だめです」などの文言から青年がやがて大人になっていく過程を想起させられました。 ただ、そういう意味的な部分以上に音韻や単語同士のハーモニーが面白く、素朴な調子なのに不安定さが時折表出する感じが興味深かったです。 (調理)

2022-03-28

すごく好きです。まず入り方がするっとしていて詩に中に流れ込むように意識が入っていく。言葉遊びが詩世界の広がりに無駄なく繋がっていて、かなり飛躍があるのに同時に流れるような連続性も感じられました。イカ飯を後半でもう一度回収するところがいいですね。最後は現実に引き戻されつつも、見上げる鹿が幻想の残滓のようで、詩が終わっても魂の一部が少しだけ詩の中に取り残されているような感覚を覚えました。 (すべては遠ざかるまぼろし)

2022-03-26

絶叫調とも違う、独特な声の大きさを感じました。文章だけでいえば、極めて単純な内容なんですが、作品のギミックによって面白いものになっていると思います。 斜め読みですが。 (こども)

2022-03-20

雨に濡れた土の匂いがするような独特の空気感がありました。凝り固まったものが解れていくような読み心地がします。『踵の靴擦れ』から『熟れた桃色は逞しさを増してゆき』に繋がっていくところに痛みを伴う『靴擦れ』が美しいものに転換される快感を感じました。 (木の根明く音 風に聴け)

2022-03-20

 極めて感情的である種の怒りが感じられるのにそれも含めて統制され、理知的に描写されていると感じました。  古びた機械の歯車が少しずつ加速していき、最後には火花を散らして崩壊する。崩壊した機械のパーツを冷たい日差しが照らしている。そう言う映像を幻視しました。  前半・中半の硬さが後半の柔らかい文章を際立たせていると思います。前半は少し途切れ途切れの問いが続いているんですがそれが中盤に向かうにつれて徐々に流れを生んでいき、加速していくことで、読み手の中にリズムが生まれてくると思います。意図されたかは分かりませんが、中盤は漢字の難読性が低下していることも加速感に一役買っているのではないでしょうか。『狂った時計、も、俺、も、言葉 も、皆紛い物の盗品ではないのか、』のところで一度ストップしてから再度ギアを上げていく感じにもテンションが上がりました。  今まで語らせていただいたように、長い長い緊張感とそれでも読み進めてしまうスピード感が続いたことによって、最後にそれが止まってやわらいだ時、ようやく息ができるような安心感と虚脱感があると感じました。  また、良い意味で古臭さのある文章が、デジタル的に変質していく様子も面白く、ぞわぞわしました。  なんと言いますか、語られる言葉は決して明るいものではないし、かなりハイカロリーな作品なのに楽しいんですよね。柔らかい楽しさではなくライブに熱狂するような楽しさです。  ただ、前半・中半の硬い文章が極めて統制されて理知的に書かれているだけに、一瞬それが緩む部分が気になるとも思います。もちろんそここそがよみあじであると思われる方もいるでしょうし、私の好みの問題ですが。特筆すべきものとしては、『くそったれた世界』と言う表現はちょっとありがちですし、この部分と『時計は9時12分』は両方とも漢字ではいけなかったのかなとも思います。なんだかそこだけ妙に軽いです。 (埋葬、汀にて)

2022-03-20

長めの勢いのある文章が続いたあと、最後の一文で静かに締め括る、という書き方は、否が応でも情緒みたいなものが発生してしまうと思うのですが、その「勢いのある文章」の部分に『ドアが開き、ゴリラが登場。ドアが閉まる⁇』を延々繰り返す、というのを持ってくるのが上手いなぁ、ずるいなぁと思いました。ゴリラは今やミーム化していてどこに出てきても一定の面白さがありますし、それがドアから出てくるのは映像的にかなり滑稽みがあってテンションが上がりますから。 (お前さ〜!ひとりでウホウホしてたんだろw)

2022-03-17

ありがとうございます。頑張っていきたいですね。 (ハッピーザーメンプログラム)

2022-03-17

引用していただいた場面は結構意識を向けて書いたので嬉しいですね。 後半の聖書への侮辱ですが、あまり過激過ぎになってほしくはなかったので、炭酸飲料という爽やかながら刺激のあるもので例えてもらえたのは嬉しいです。 (ハッピーザーメンプログラム)

2022-03-17

鎮座DOPENESSさんはご存知なかったのでYouTubeで検索して少しご存じになってきました。 言葉がすらすらと流れていってすごく気持ちいいですね。声も好みですごく引き込まれました。 最後に、私はラップは聞きますが全く出来ないので、返ラップではなく返詩でお返事させていただきます。 内臓の痕に記録を残して、ガラケーのメモリーは踏み殺した 経口感染した、コーヒーと寝ゲロの高架線下 売るほどない生活の彙集と降ることない雨の杞憂 花びらに湧いた金の黴に、セカンドオピニオンは誰もくれない (ノロウィルス、インフルエンザ、ピロリ菌 古い病、忘れた病、最近名前を聞かない病 その辺にあるのに忘れてしまって、根絶した気でキスしている) (ハッピーザーメンプログラム)

2022-03-17

こういう書き方は先駆者がたくさんいて、もう結構大きなジャンルになっているんだろうなぁ、とは私も思います。謙虚さは何より大切ですね。 (ハッピーザーメンプログラム)

2022-03-17

ブルーライトキス、と言うタイトルがいいですね。単純に青い光と捉えることもできますし、パソコンやスマホのブルーライトと捉えることもできる。輝く星空と降り積もる雪、それだけの情景だとキラキラしすぎていると思うんですが、そこに青い光がアクセントとして全体の色合いを引き締めているように感じます。しかもキスということは二人の顔を照らしていると捉えることもできるわけで、青い光に照らされてぼんやりと浮き上がる二人の顔の凹凸、交わされる唇、二人だけの世界…ととてもロマンチックな空気が全体に漂っている。海辺の天使というのも、「あなた」を指すのか、二人を見守っている本当の天使なのか、それとも別のものの比喩(シーグラスとか貝殻とか)なのかとか想像が膨らみます。ひねくれていないストレートな愛の表現も刺さりました。 (ブルーライトキス)

2022-03-17

牛頭と音楽という接続が面白かったです。不気味な情景と美しい言葉が次々に転換されていく様子が読んでいて楽しく感じられました。最後の締めの一言がすごくかっこいいと思います。 (牛頭)

2022-03-16

『みんなが咳をするのに飽きたとき 私は鳥の姿になって この町を 颯爽と飛びさってみようと思う』 この出だしがすごくいいですね。読んでいる側も作品世界に飛び立てるような感じがします。言葉のリズムもきっちりしていてノリやすく、かなり理性的に作られたんじゃないかと想像しています。 (聖域の支配について)

2022-03-16

皮肉なのか本気なのかギリギリわからないラインを攻めているのがとても面白く感じました。唐突に『一緒の墓には絶対は入りたく有りません』も今まで硬い調子で語ってきたものが突然ずっこける感じがしてコミカルで良かったです。 (責務を果たす男の姿)

2022-03-16

ところどころでてにをはを抜いているのがなんだか少し昔の邦楽のようでノスタルジーに駆られました。ギターで弾き語りなんかしたらかなりいい感じだと思います。語られていることが美しいので、語り口は多少素朴でも胸に迫るものを感じましたね。 (Oh !JOHNNY)

2022-03-16

爽やかで暖かい、パステルカラーがふわふわしている情景の中に、一瞬だけ『蝋人ケラケラと形も軽やかに笑っている』という一文が横切っていく、そういう印象を受けました。この蝋人形がないとこの作品は花束のような柔らかい作品だったと思うんですが、この一文によって一種の滑稽みや人工物感が程よく付与されて見飽きないものになっていると感じました。 (輝く季節へ向かって)

2022-03-16

毛皮族を調べてみましたけどだいぶファンキーな集団ですね。 (ハッピーザーメンプログラム)

2022-03-16

ありがとうございます。印象に残ったなら嬉しく思います。年齢については、またの機会にということでお願いします。 (ハッピーザーメンプログラム)

2022-03-16

私はそんなに不健康そうに見えますか? (ハッピーザーメンプログラム)

2022-03-16

返詩に対する理想的なレスポンスがわからないため、重ねて返詩を贈らせていただくことでお返事とさせていただきます。 生きることはむつかしくないけれど、頭皮の裏にはいつもムカデがいた 私たちは分化したのではなく、初めからひとつひとつだったから 部屋、汚部屋、ガガのHAREが流れている、定義されるほど端的ではない狭い部屋で、捨てたはずのランドセルの中に、今までしたためた手紙が詰め込まれている いつもランドセルを持って帰ってくる老婆は、確か母か祖母だったと思うけれど、いつもあちこちがモザイクじみて、ただ、ポルノ的に見ることはできなかった 家族は、好き、多分 孤独を美しいという人は、きっと嘘つきだ ミトコンドリアが二番めの家族だから、誰一人として孤独にはなれず、自分の手紙を自分で読み返しては、それに返事を書き続けているのに ランドセルを初めて開いた日、いっぱいのシデムシが蒸発したのが、怖くてたまらなくて、しばらくは腹の方に掛けていた、そのことが、丸い右上がりの文字でクシャクシャの手紙に、端におっぱいを添えて、記されている 返答は、どうかご健康で それ、一番言われたくなかったやつじゃん (ポップソングの皮膜の裏にはいつもウスバカゲロウの卵が生み付けられていて、それを誤飲した中毒によって人はニートになることとする) (ハッピーザーメンプログラム)

2022-03-16

話が個人的なものからだんだんと大きな世界に広がっていて、それでいてやはり僕とわたし、僕と君、に終始しているのが面白いよみあじだったと思います。タイトルもユーモラスな粘菌の学名みたいで良かったです。 (はりぎをらす、はをりをやす、はがりはぬ。)

2022-03-16

視覚性は自分でも意識したと思います。あなたのはじめてになれたのならとても嬉しいです。 (もう恋はうたわない)

2022-03-16

ところどころ詰まるところはありましたがそこそこ長文なのに勢いで読み切れるエネルギーがあって良かったです。口の中で転がしやすい音の言葉選びだからかなと思います。族がある!離散しろ!なんかの思い切りの良さはめちゃくちゃテンションが上がりますね。唐突にアラブ人で締めるのも面白いです。 全然関係ないですけど現代詩系の人って寺山修司好きですよね。 (爆発地図)

2022-03-14

なんだか不穏かつちょっといやらしい感じがしますね。文章全体の湿度がかなり高めで、ポップさにつながりかねないmoonlightという横文字でさえ青ざめたようなドロッとしたような雰囲気があるのはすごいと思いました。 (うぶ く)

2022-03-14

ちょっとJ-popっぽいですね。音楽的というか、言葉の流れが汲み取りやすい。 >>どこからどこまでが恐竜だとか >>ここからここまでは爬虫類だとか この辺のエピソード?とかかなり面白いなと思いました。 (帰り道)

2022-03-14

言葉の組み合わせが絶妙で、意味が分からなくても独特な雰囲気が流れてくるのが面白かったです。 >>鬱でオナニーもままならないわ... そらオナニーではママになれんでしょうよ ここのくだりとか、全体のちょっと難解げな感じを一瞬解いていて、アクセントになっていて面白かったです。 (流血しか知らない淡い壁紙)

2022-03-14

最後の一文にユーモアがあって面白かったです。分量自体は少ないんですが映像的で、濃厚な作品だと思いました。感傷的な内容なのに湿っぽく感情が迸ってなくて、すごくカラッとしているところがすごく良かったです。 (蛍の光)

2022-03-14

言葉選びは安っぽいんですが、それをリズムや文字の視覚情報によって面白いものにしていてつい口ずさみたくような魅力があると思いました。 (れべるがひくいなんていわないで)

2022-03-14

一言に押し込めてしまうのはあまり誠実な向き合い方とは思えないですけれど「青春」という感じの作品ですね。 若々しい苦悩とか自暴自棄的な時に自己破壊的な憂鬱、真っ直ぐな言葉選びなど、とても危うく美しい作品だと思いました。 (草原の峡谷)

2022-03-14

正直なところ、あなたのおっしゃっていることは半分も理解できません。あなた固有の言語スタイルに対して私が「一般」に和すことを強制することはできませんが、その分十分な返答は出来ないことを先に示しておきます。 その上で、理解できる範囲に返答させていただきます。 この作品の未熟さや、実験性(悪い意味での)に着目されていて、今後このスタイルを意味のあるものにしていけるかどうかが問題であると指摘されているのだと理解しました。 私自身こういった方法が今後どのように発展していくかについては難しいところがあると思っていて(同スタイルでテーマを変えただけではあんまり意味がないため)ご指摘は、素直に受け止めさせていただくべきことだと感じています。 現状はどうなるかを、あれこれ言うことはできませんが、良いものを作ることは目指していきたいと思っています。 (もう恋はうたわない)

2022-03-12

問題ないです。光栄です。 (もう恋はうたわない)

2022-03-12

ありがとうございます。 (もう恋はうたわない)

2022-03-12

意味ありげで、皮肉っぽくて、それでいてじゃあどう言う意味なのかはわからない。そう言う意味と語感の間で両極を行ったり来たりしているような感じがとても魅力的だと思いました。 (さえも)

2022-03-10