作品投稿掲示板 - B-REVIEW

パワフルぽっぽ


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yasu.naさん、こんにちは。 コメントくださってどうもありがとうございます。 そうですね、できれば誰でも簡単に読める作品がいいなと思っています。 おとぎ話って、だいたい女性が受け身だなあと思っていて。 白雪姫にしろ、シンデレラにしろ、男性が助けてくれるのを女性が待っている。 そういう物語を読んで育っているからか、いつの間にか男女平等となった今も、世の女性たちって男性が来るのを待ってしまっているような気がして。プロポーズもだいたい男性からですよね。 それって、物語がわたしたちを産んでいるんじゃないかと思うんです。 該当の箇所は、それでもわたしはあなたを待ってしまう、愚かな自分を認める部分でした。 わたしたちはわたしたちの物語をここから始めなければいけないし、 あたらしいわたしを産むためにはあたらしい物語が必要なんじゃないか、そんなことを思います。 (おとぎ話は、いつ始まって、誰が書いて、誰が演じて、そしてなぜ終わらないのか)

2021-10-09

>アンナが物語りをしている様子を描くという点においては、自然になっていたというか、アンナがパワフルぽっぽさんの中に浮かび上がったのかなという点ですね。そこって俺の中でが一個大きな変化だと思います。登場人物として、語りてとしてちゃんと機能してくれた。 そうそう、そういうことを言いたかったんです。 なんていうか、もうわたしたちは自分のことを語る時代はとっくに終わっていて、 今まで言葉を話さなかったものたち、それはこの作品ではロボットのアンナだったりするんですが そういう「言葉を持たないものたち」の声を聞く時代にあるような気がするんですよね。 それはブラックライブスマタ―だったり、LGBTQだったり、今まで話せなかったこと、 声に出せなかったこと、口をふさがれていたこと、タブーになっていたこと そういうことをいかに文章化できるのか なんか私たちはそういう声を言葉にするために物を書いているのかもしれない、という使命感さえ感じさせる この作品はそういう可能性をわたしのなかに生んだんですよね。 色々勝手に話してしまってすみません。お返事は不要です。 (選択気質)

2021-09-20

いすきさん、こんにちは。 作品を読んでいただき、ありがとうございました。 >海は雲と同様に輪郭を持たないのでとらえどころがないものでなければならない >アメリカの広大な土地やパッションピンクの口紅はそのために必要でした 作品に意味はまったくなく、また駄作を書いてしまったなと思っていたのですが そういったくだらない文章に対して上記のような感想をいただけて嬉しく思っています。 なんというか、作品よりいすきさんのコメントの方がよっぽど詩的ですね。 とらえどころのないものに対して、地名や色をつけるという行為は 興味深い話かもしれませんね。 (煩悩)

2021-09-20

百均さん、こんにちは。 本当は「世界の終わり」みたいな作品のほうが読みやすいし個人的には好みなんですけど、 今回の作品の方があたらしさがあるような気がしてコメントします。 百均作品は全体的に生活のやるせなさみたいな雰囲気が漂っているなと思っていて、 それが詩情を生んで、センチメンタルな気持ちを持ちつつそれでも頑張っていきましょう、 みたいなそういう感情的なところをベースにしつつ、 そのうえ言葉の手触りも楽しみながら文章を綴っていて 言葉遊びという側面からも楽しめる作品が多かったように感じています。 なんかこの作品に関して言えば感情的な部分と言葉遊びの部分の両方を 捨てているように思えるんですよね。 おおむねの現代詩はおそらくどちらかの要素は含んでいる作品が多いように思えるので、 なかなかこういう作品を書くのは勇気のいることなんじゃないかと思うんです。 また作品の構造も最初の部分は台詞にしたり、アンナの一人語りが入っていたり、 視点が連によって変わっているところも面白いと思います。 人間とロボットの立場が逆転してしまう話はよくあるテーマだとは思いますが、 それでもその話をこういう形でひとつの作品にまとめるということは 現代詩というカテゴリでは素晴らしいことなんじゃないかと思うんです。 (そこが現代詩の悲しい部分でもあるとは思いますが…) 次の作品も楽しみにしています。 (選択気質)

2021-09-18

沙一さん、こんにちは。 お読みいただきありがとうございました。 ヒジャブに関しては、イランの女性たちがヒジャブを外して抗議デモをしていたことを受けて書きました。好きな服を着て、好きに生活したい。でも、いま自分が選んでる好きって本当に自分で選んでいるものなのか、ときどき不安になります。少なくとも、わたしがイランの女性だったらヒジャブを外して抗議はしませんね、ヘタレなので。 (おとぎ話は、いつ始まって、誰が書いて、誰が演じて、そしてなぜ終わらないのか)

2021-09-18

ささらさん、こんにちは。 >よく学校で暗記をするとき語呂合わせで覚えたりしますが,人は物事を物語形式にしないと覚えられないからだそうで,ある程度人間の性なのでしょう。 なるほど、確かに物語形式だと色々覚えやすい気がします。 >最終連で「あなた」は役を演じ切ることに決めて,袂を分かってしまったということでしょうか,それとも私の詩を読んでくれるというのが救いになるのか。ちょっとまだ消化しきれていません。 エンディングまで描いてしまうとこれもまたひとつの物語になるような気がして、そこはあんまり書きたくなかった部分かもしれません。 >物語からの脱出には日々の偶然の出来事や今この時を意識することが有効かなと考えたことがあります。 面白い発想ですね。確かに、頭のなかにある物語よりも、もっと外に目を向けて現実に注視する方法はひとつの手かもしれませんね。物語は物語でも、わたしは他人が書いた物語にいるのが嫌なんですよね。じゃあそこは自分が書いてみたとて、誰かが書いたものと似たり寄ったりで、そこでも書き手役になっていたりするので、確かにおっしゃる通り、元の物語に自分がいることは変わらなかったりしますね。笑 親切かつ丁寧に読んでいただいてありがとうございました。 (おとぎ話は、いつ始まって、誰が書いて、誰が演じて、そしてなぜ終わらないのか)

2021-09-18

室町礼さん、こんにちは。 本当におっしゃるとおりで、シンデレラストーリーって終わりがないんですよね。 いつの間にかおとぎ話は生まれて、知らない間に目にしていて そうして無意識にシンデレラを演じているような気がするんです。 村社会は常に立場上の役割を演じることを求めてくるくせに、 その一方で個々人のアイデンティティやオリジナリティの大切さも求められますね。 なんだかひどく矛盾しているようで、わたしも自分の作品だと思っていたものが いつの間にか誰かが書いた現代詩風になっていたりします。 きっと、そうやってまたおとぎ話は続いてしまうんでしょう。 いつか自分が終わらせて、また別のおとぎ話を書きたいと思っているんですが、 そういう技量も才能も持ち合わせていないので、何だかがっかりしてしまいます。 (おとぎ話は、いつ始まって、誰が書いて、誰が演じて、そしてなぜ終わらないのか)

2021-09-18

西富山さん、こんにちは。 文章って誕生日があるんじゃないかと思っていて、 今日しか書かれない文章というのがあるような気がするんですよね。 >本当ではない答えが広まって   >わたしがこんな子っていうのは、みんなよく分かってるっていうけど、たぶん違う この一文、素直に書かれていて好感が持てます。 そして、わたし自身こういう気持ちを持っていたはずなのに いつの間にかもうそういう気持ちを持っていないことに気がつきました。 きっと、これからも書かずに忘れてしまう気持ちがたくさんあるのでしょうね。 (拍手の音が出ない)

2021-08-21

鳴海幸子さん、こんにちは。 >イケメン君の顔も、明るい部屋でしか役に立たなくてかわいそう この一文にはちょっと笑ってしまいました。 イケメンの顔も、じゃなくて、イケメン君の顔も、ってところが良いですね。 おそらく無意識なんだと思うのですが、 そういう何気ないところに作者の文体が顔をのぞかせていたりして そういうものを発見するとちょっと嬉しくなります。 (変な趣味ですね、気持ち悪くてごめんなさい) >自分の体を写真におさめてる。明日から突然同じ様には写れなくな る気がして という一文も素敵だと感じました。 写真に「うつしている」のではなく「おさめてる」んですね。 それも、「おさめている」ではなく「おさめてる」というところが良いと思います。 ちゃんとした日本語を書かなければとなぜかずっと思っていたのですが、 (こういうところは本当に自分はバカなんだなあと思います) 話し言葉の良さを教えていただきました。 ありがとうございました。 (かふ、ちょう、せい)

2021-08-21

作品についてはしばらく迷走しようと思っています。 言っても未だにレディオヘッドを聴き続けていたりして、 そういう呪いみたいなものをいかに解いていくのかが課題ですね。 (あまたの手があなたを洗っている(2021))

2021-08-15

cold fishさん、こんにちは。 コメントありがとうございます。 ニジェールの音楽というのはMdouMoctarというバンドなのですが、 ロックの再構築を感じて非常に胸がときめいています。 なんていうか、今のわたしはローカルな、庶民の、西洋の音階を知らない音楽が聴きたいんですよね。 それが詩情かどうかはわからないのですが、 この作品はもうちょっとどうにかなったんじゃないか、 そんな気持ちでいっぱいです。 (あまたの手があなたを洗っている(2021))

2021-08-15

丸い箱さん、こんにちは。 ハレクラニホテルの「ハレクラニ」というのは、 ハワイ語で「天国にふさわしい家」という意味のようです。(wikipediaで調べてみました) 丸い箱さんに言われて気がついたのですが、 ハワイ語の響きって英語よりもむしろ日本語に近いかもしれませんね。 ウィキペディアによると、現在ハワイ語は日常会話としてはほとんど使われていないので、 消滅の危機にあるそうです。 想像できませんが、日本語が消えてしまうということもあるのかもしれませんね。 そういえば、戦後GHQが難しい漢字をいくつか廃止していたことも思い出しました。 コメント、どうもありがとうございました。 (あまたの手があなたを洗っている(2021))

2021-08-15

新染因循さん、こんにちは。 コメントどうもありがとうございます。 好意的なコメントをいただいておいてアレですが、 静かというよりはいかにも詩っぽい何かに仕上げるために おしとやかになってしまったのかもしれません。 括弧内の主語に関しては完全に無意識というか、 そこまで気が配れなかったなと反省しました。 お読みいただき、コメントもいただいてありがとうございます。 (あまたの手があなたを洗っている(2021))

2021-08-14

沙一さん、こんにちは。 作品お読みいただきありがとうございました。 好意的なコメントどうもありがとうございます。 静謐さとは程遠い文章だと思っていたのでとても驚きました。 一度でいいから静謐な文章、書いてみたいですね。 雪舟の山水図が好きでときどき眺めているのですが、 ああいう線や色などが必要最小限にとどめられている穏やかな作品を見ていると 自分の書く文章の無駄な言葉の多さや、才能の無さにがっかりして しばらく何も書きたくなくなったりします。 コメントいただき、本当にありがとうございました。 (あまたの手があなたを洗っている(2021))

2021-08-12

エルクさん、こんにちは。 作品お読みいただきありがとうございました。 >ほかはあまり潔癖な感じが出ていなくて残念な気持ちにはなりました なるほど、潔癖な感じを期待されてお読みいただいたんですね。 そう言われて気がついたのですが、 わたし自身きれいなものを表現することにあまり興味がないのかもしれません。 たとえば音楽なんかも、ボカロPみたいなものよりも、 ニジェールのロックバンドのほうに関心があります。 ただ、最終的には好みに合わなくても 読み手に気持ちよく読んでもらう筆力がわたしになかったに過ぎないのだと思っています。 話は逸れてしまいますが、エルクさんのコメントを読んで、 「清潔な文章」ってどんな文章なんだろうと考えていました。 個人的には保険の契約文書とか、電化製品の説明書はいかにも「清潔な文章」という感じがします。 エルクさんのおかげで色々なことを考えました。 ありがとうございました。 (あまたの手があなたを洗っている(2021))

2021-08-12

とても素敵な作品ですね。愉快な気持ちになりました。 >鉄条網には革命戦士 >湖上にはや春闘の兆し 自然の描写のなかに何だか暴力的な言葉が挟み込まれていますね。 一見、何の脈絡もなく突然登場する印象はありますが、 これが文章のスパイスとなって全体を引き締めているように思いました。 >湖上にはや春闘の兆し >嘴の傷は癒えねど >膝まずくは幽霊の意地 >来客には伝えました >ほんによく手入れの行き届いた >やって来たのは兄のようです >知らせてくれたのは海です ここの連はほんとうに素敵ですね。 言葉の取り合わせが上品なのに華やかさがあります。 また、ことさら声に出して読みたくなる文章ですね。 俳句とか短歌とか、そういうものああまり詳しくないのですが、 日本語的な文章のリズムを感じました。 >したらば三行空けます >① >② >③ >おかげで助かりました >お礼に四、いや九行 >① >② >③ >④ >⑤ >⑥ >⑦⑧ >⑨ >どういたしまして >(ここで卵の落ちる音) 最終連は本当にとても楽しいですね。 数字の部分はまるで、 市民ホールで落語を聴いている観衆が 一斉にあわせて手を叩いているような印象を持ちました。 オチのように生まれてくる卵も滑稽で愉快でおしゃれです。 (有精卵)

2021-08-04

光栄です! でも褒められてしまったからには、もうこの作風は捨てなきゃいけないと感じています。 (詩)

2021-08-04

鳴海幸子さん コメントどうもありがとうございます。 猫が横切るところは閃輝暗点をイメージしました。 閃輝暗点は頭痛が起きる前に起こることがある現象のことで 視界に突然、雷のようにピカっと光が走るんです。 わたし自身、ひどい頭痛持ちなのでこの光を目にすることが多くて。 現実にはない光で、その瞬間にはわたしにしか認識できない光なんですけど けっこう綺麗な光り方をするので、 皆さんにもこの光を見てほしくて書きました。 作品、お読みいただきありがとうございました。 (あんこいっぱいのおまんじゅうはおいしい)

2021-06-12

コーリャさん、読んでいただきありがとうございました。 コメントが詩的で何だか作品が生まれそうな感じで ちょっとワクワクしながら読みました。 >のっけからテンションがもうなんかヤケクソな感じでそれが面白いのとそら恐ろしい感じ 社会生活を送っていると、 「家族が期待する自分」や「上司が期待する自分」に 自然と寄っていって、 まあ寄せていかないと人と衝突が起こりますから 人間である以上そうしたほうが楽に生きていけるし どうしたって「矯正」させられていくことが 「大人」になることだと思うんですけど、 それはやっぱり本来のわたしではないし、 元々の自分を改めて見つめたときに 「そら恐ろしい」生き物であったりします。 なんていうか、そういう「かいじゅう」みたいなものを ちゃんと認識していた方が良いような気はするし 「かいじゅう」を大切にしたい気もしていて。 結局それが、他人を傷つけないことに繋がるような気がするんですよね。 わたしも去年、スイッチを購入して 今はモンスターハンターをやっています。 機会がありましたら、一緒にそら恐ろしいモンスターを倒しに行きましょう。 (あんこいっぱいのおまんじゅうはおいしい)

2021-06-05

&さん、コメントありがとうございます。 >すごく軽薄な口調が返って生生しく現実の重みを伝えてくる感じさえしますね。 最近、詩においてきれいごとをなるべく言わないということを意識していて、 わたし自身、器の大きい人間では決してないし 道徳的で耳障りのいいことを言ったほうが 皆さんの同意を得られるということは承知しているんですけど それをしないでどこまで詩にできるのかなと。 人間の浅はかなところ、 たとえばいじめや差別はいけないと分かっていても いつまでたってもなくならない理由とか それに目を瞑って都合の良いキラキラな世界しか見ないところとか。 そういうことをいかに素直に言葉にできるかということをテーマに置いていたので、 生々しく感じられたのかなと思いました。 まあそれもキラキラな世界を書いている方たちがいるからこそできることであって こんな文章ばかりになったらそれはそれでどうかなのかなと思うし やっていることは結局みんな一緒なんですよね。 それに虚しくならないように目を背けているわたしも ある意味、きれいごとを並べている人のうちの一人だったりします。 読んでいただきありがとうございました。 (あんこいっぱいのおまんじゅうはおいしい)

2021-06-05

うるりひとさん、こんにちは。 確かにネットでしか許されない表現になっていますね。 自分では全然気がつきませんでした…笑 貴重なコメントどうもありがとうございます。 (さよなら、ぽえむくん)

2020-11-15

沙一さん、こんにちは。 >夢物語に辟易していた作中主体をかえって夢物語=本作にとじこめているかのようにさえ思えました。 なるほど、それは考えつかなかったです。貴重な感想どうもありがとうございました。 ポストぽえむくん的な、あたらしい詩はなかなか書けないでしょうね。 それでも諦めることはあまりしたくないなあと思っています。 (さよなら、ぽえむくん)

2020-11-15

湯煙さん、こんにちは。 長い作品にも関わらず目を通していただきありがとうございました。 説明的な割に空想的な文章でしたので、ていねいに読んでいただいたのだなと思っています。 最終連ももう少しどうにか上手く書けたよな、と思っていたのでそのような感想をいただけるとは思っていませんでした。 どうもありがとうございました。 (さよなら、ぽえむくん)

2020-11-15

トビラさん、こんにちは。 作品を読んでいただき、またコメントもいただきありがとうございます。 誠実かどうかは別として、誠実でありたいという願望は持っているのでしょうね。 またこれを読んで読み手がどう思うかはまったく気にしていません。 できれば酷評をいただきたいですね。この作品は完全なる不完全な作品なので。 (さよなら、ぽえむくん)

2020-11-15

(投票したかったのに忘れてしまったので、連投ごめんなさい) (球体佐々木君)

2020-11-15

鈴木歯車さん、はじめまして。 >知らない所で無数の風船がふくらむことを知らなかった。 >ところで意味から対象に飛び込めずじまいの佐々木君元気かな? >佐々木も生まれてから死ぬまでのあいだ >佐々木時間を過ごしてうずくまる球体なんだろう。 このあたりの文章がとても面白いと感じました。 個人的にはうずくまらないで、出ておいでよっていう気持ちになってしまいましたが シュールな世界観を維持するならずっとうずくまっていた方が良いのでしょうね。 ヘンリー・ダーガ―の引用も幼さという世界のベースを作っていて素敵だったなと思いました。 (球体佐々木君)

2020-11-15

ふじりゅうさん、はじめまして。 >私達は拡大された己の模様を考えている。 この一文がとても素敵だなと思いました。 昔からそうなんですが、わたしの作品は「わたし」の存在がひどく大きくて それは自意識過剰なんだろうなあとは思うのですが そうなってくると自分を一度解体してもう一度眺めてみるというような 自己を俯瞰して見つめようと試みるんですよね。 (結局それって「わたし」から逃れられていないのですが) そういうとき、「自分の模様を拡大して考えている」という言葉がぴったりだなあと思いました。 (抽象的なはなしで申し訳ないです。) どうして生きているのか。なぜ、生命と生命以外の夜があるのか。 そういうことを突き詰めて考えることは少し辛いような気もしますが、 なんだかとても大切なことのように思います。 (帰路)

2020-11-15

パスワードを忘れ続けるさん、こんばんは。 何度もコメントを書いていただいたようで、スッと感想が出てくるような作品に仕上げられなくて ちょっと申し訳ない気持ちになりました。 >プロブレムを解決する能力よりも、プロブレムを探す能力のほうが僕たちにとって必要なんじゃないかってことなんだよね。だいたいのことは気づいたときからもうなおり始めてると思うんだ。 ほんとうにその通りだなあと思います。 自分に何が起きているのか分からないことって意外とあるんですよね。 だからこの作品も、自分が何を書いているのか実は分かっていなかったりして こうやって反応をいただくことで何を描きたかったかさらに深く考えることができました。 コメント本当にありがとうございました。 パワフルに生きていきます! (ラブレター・トゥ・ミー)

2020-10-05

パスワードを忘れ続けるさん、こんにちは。 わたしはパスワードを忘れることは滅多にないし、ついでに忘れ物をすることもない。 けれど、この詩に出てくるような思い出を、こんなつぶさに覚えているだろうか? ぼやぼや聴くのにはグリーンデイはもってこいだと思うし、 りんご飴はだいたいちょっと赤黒い色をしている。 こういうことを忘れて、忘れ物をしないことばかりを気を付けて生きているわたしって ほんとうにつまらない人間だなあということを思いました。 >だけどなにも分からないよ。なんだか青空のようになにもかも分からないんだ。 この文から漂う悲壮感さえ、ちょっと優しい。なぜ優しいんだろう? タイトルは「彼方からの手紙」だけど、わたしから見ればパスワードを忘れ続けるさんが誰かに出している手紙に見える。 そしてこの作品において明確なメッセージ性は感じられない。 文章って何かを伝えるためにあるとずっと思っていたけど、 そこにお願いや目的がない文章はとても優しい。 このあとお昼寝でもしようかな、そんな気持ちになれる作品だと思いました。 (彼方からの手紙)

2020-10-03

rさん、こんにちは。 つたない文章を読んでくださってありがとうございます。 マイムマイムは喜びや救いの舞だったんですね。踊りについてあまり詳しくなく、なんとなく書いてしまいました。 詩はこういう風に、書き手の意図と読み手の解釈がずれていくところが面白いですね。 (ラブレター・トゥ・ミー)

2020-10-03

afterglowさん、こんにちは。 ころころ名前を変えてしまって申し訳ないです。 これからはパワフルぽっぽとして生きていきます。 (あるいは、愛のこととか)

2020-08-18

afterglowさん、こんにちは。 わざわざご連絡ありがとうございます。 この作品に関して自分自身まったく気に入っていませんので、急いで修正する必要はありませんよ。 こんな暑いなか作業をするのも大変でしょうし、世の中はお盆休みです。 ぼくは今からアイスクリームを食べてぼーっとする予定です。 afterglowさんも是非ゆっくりお過ごしください。 (あるいは、愛のこととか)

2020-08-09

別の作品で色々とコメントをしてしまったので、 こちらの作品にもコメントするのはさすがにウザいかなあとも思いましたが、 誰からもコメントがない(どうして?)ので この作品の素敵だと思うところを述べておこうと思う。 (完備さんも返事をするのはめんどうくさいと思いますので、  必要ありません、というか作者は分かってやっているはずなので) まず、()の使い方が秀逸。 >まだらシャツ >  (砂しかない)砂浜(で 砂のお城を建てる) >  (四方、 >八方に海がある)(砂も…… >ある)どこから(も)どこまで 第一連は名詞を修飾する役割で()が使われているが、 引用した第二連はカッコを閉じないことで まるでいろんな方向から音が聞こえてくるような作用を持たせている。 作中、ひとつの文字に対して多様な役割を担わせているということに 非常に面白みを感じる。 次に、作品の構造が秀逸。 第一連第二連は見ていて面白いが、第三連と第四連は読んで楽しい作りになっている。 >  (崩れる 建てる 崩れる 建てる 崩れる わたしの >……、素手(で穴を掘る) 第一連と二連があまりリズミカルではなかった分、 ここの第三連で一気にリズムを加速させているように思う。 また、とても細かいところだが「 」と「…」を使い分けることで、 無音なのか沈黙なのかがきちんと描かれている。 ミュートなのか何も言葉が出てこないのかではニュアンスがまるで違う。 それをきちんと描写しているところに作者の文字への細かい気配りを感じられる。 最後に、作品にアクセントがあるということ。 >  「ケドあたし 日本に生まれたヨ……」) 突然入る、この国籍不明な人物のセリフ。 聴覚的にも刺激的であるし、 「ケド」と「ヨ」がカタカナになっていることで発話者の姿がぐんと立ち上がってくる。 それまで心象風景のような描写が続いていくなかで突然人物が登場してくる。 このカットインがとてもかっこいい。 詩の多くが季節に対してのあわれだったり、クソみたいなセカイ系崩れであふれているなかで こういう作品がネットに投稿されているということは、ちょっとした救いのように思うんですよね。 そしてぼくは、この作品を他の人がどう読むのか ビーレビューというサイトがこの作品をどう扱うのか、 とても興味深く眺めていますよ。 まあ、作者にとってはどうでもいいことだと思うけれど。 (さよなら)

2020-08-01

完備さん、こんにちは。 めちゃくちゃかっこいいですね。 >きらきら! >ひとりだった、ひとりだった、まぶしかった、「ひかりちゃん」。 >逆光とか ひとりでぜんぶやった。「ひかりがやった」。そういうことになった。 ぼくはこのあたりの、非常にリズミカルな部分が特に好きでした。 >「死ね」の声 声が ベランダのない部屋でランハンシャしながらあいまいになる、 ちょっと細かいところになるのですが、このスペースの使い方も良いなと思いました。 ここは「、」ではなく「 」のほうが作品に無音が生まれて メリハリがついてとても効果的だと思う。 ぼくは以前から「死ね」や「殺す」を上手く作品に使いたいなと思いつつ この多くの人に使われてペラペラになった「死ね」をまったく上手く 活かすことができなかったんですよね。 それがこの作品では「死ね」がきちんと生き返って立ち上がっている。 それはたぶん、言葉の拾い方のセンスが抜群にうまいからだと思う。 完備さんの作品を読んでいると、カニエウエストやフランク・オーシャンを思い出す。 彼らの音楽は鳴らされている音自体も、鳴るタイミングもすべてがかっこいい。 「共感」なんかよりも「感覚」こそがすべてだ、 という点において、カニエウエストと完備さんは似ているように思う。 (決して、カニエの人間性うんぬんという話ではありません) ぼくはいつも完備さんの作品を読むと、 こういう才能が欲しかったんだよなあ、ぼくには無かったなあ という絶望的な気持ちになります。 (死ね)

2020-07-31

みつきさん、こんにちは、 >わかりません 勝つまでは >本日も黙々とボツでごめんね >延々と並ぶ「どうでもいい」の丘に札をたてました このあたりのキャッチ―さがとても良いなと思いました。 みつきさんは本当にセンスが素敵ですね。 ついつい作品にコメントを残してしまいます。 (検閲アレキシサイミア)

2020-07-31

こんばんは。 役割を誰かに編まれるということをゲームと現実を交差させながら続く作品。 おそらく好意的なコメントがこの後続くであろうことを予想し、 (ぼくはこの作品、とても良い作品だと思う) けれど称賛するだけでは作者のためにはならないと思うので あげ足を取るように、気になった点を述べていこうと思う。 とても論理的で非常にわかりやすい文章なだけに、 少し丁寧すぎてしまったような印象を受けました。 とくにDISC1 DISC2の部分など。 (DISC3が面白かっただけに、よけいに。) それに伴って、とても論理的である反面、感覚的な描写が少なかったように思いました。 たとえば、叩いているドラムの音。 toeの柏倉さんのような軽快に走っている音なのか、 あらきゆうこさんのように正確無比なリズムを刻むのか、 ピエール中野さんのように超絶技巧的なビートなのか。 音が感覚的に立ち上がってくれば、見えるものも違ってくるのかなと思いました。 また次の作品もぜひ読ませていただきたいです。 とても楽しみにしています。 (編集)

2020-07-31

ariel さん、こんにちは。 とても丁寧に読んでいただいて、とても恥ずかしくなってしまいました。 もっときちんと書けばよかった、そんなことを思いました。 ぼくは村上春樹がとても苦手で、 ねじまき鳥は2年、1Q84は1年ぐらいかけて読み終えました。 そしてそんな時間をかけて読み終えても、残念ながら面白いとは思えませんでした。 そして今は村上春樹を自らに取り込もうと模写している段階です。 彼のように文章はまったく上手くありませんが、 シンボリックで心理的な何かを描けるように精進していきたいです。 お読みいただき、どうもありがとうございました。 (あるいは、愛のこととか)

2020-07-31

夏村木さん、こんにちは。 いいですね、この作品。ぼくは好きだなあ。 「いいわね、」この一言で、 この語り手の年齢や性別、雰囲気、さらに詩情も一気に立ち上がります。 たった一言を信頼してそこに委ねる書き手に とてもいいセンスを感じます。 どうしてもぼくは男っぽい文章しか書けなくて、 女性らしい文章を探していたので、 これはこれは素敵な作品に会えたなと思いました。 ありがとうございました。 (女子高生)

2020-07-24

墨野みどりさん、こんにちは。 はちみつ体に良いらしいですね。ぼくも紅茶に入れて飲んでます。 最近チューブじゃなくてビンのやつを買ってしまって、 スプーンで掬ったあと蜂蜜が垂れてしまうから なかなかマグカップに入れられないんですよね。 あれを見てる時のぼくの真顔、本気で不細工なんだろうな、とか思います。 さて、作中の主人公も >飽きることなく見つめていた。 とあるのですが、 どんな気持ちなのかな、と思いながら読んでいました。 風邪をひいてしまってぼんやりしながら見ているのか、 彼氏からの連絡をウキウキしながら待っているのか、 それとも仕事でイライラしたことがあって気持ちを静めるために見ているのか、 夏の暑さに冬の要素を入れるという描写に あと少し、なにか心情的な何かを感じられるワンフレーズがあったら さらにこの詩が広がりそうだな、なんて思いました。 (雪が降る)

2020-07-24

白目巳之三郎さん、コメントありがとうございます。 トマス・ピンチョンは読んだことがないですね。 音楽はそれなりに聴くんですが、本は全然読まないもので、 良い機会だと思って検索したら、電子書籍が見当たらずちょっと残念でした。 白目さんの小説も面白そうですよね。 もし書けたらぜひ教えてください。 (あるいは、愛のこととか)

2020-07-24

みつきさん、こんにちは。 前作の民謡調とは違って、とてもリアルな描写ですね。 ぼくがこの作品を好きだなあと思うのは、 身近なことを書いているように感じるからです。 おおむね夏の詩というと、 やれ風に漂ったり、やれ海に沈んだり、 星がどうの愛がどうの、難しい言葉を多用しながら ものすごく遠いどこかを書く方が多い気がします。 そういえば、ぼくの家も一度だけ羽虫がわいてしまったことがあります。 あれは排水溝からでした。 触れたとしても分かり合えませんし、本当に最悪でした。 そしてそれを詩にしようと思ったことはなく 目からウロコの作品でした。 (羽虫と暮らす夏)

2020-07-23

なないろさん、こんにちは。 天然か計算でやっているのか分からないのですが、 この文体はかなりズルいですよね。 それは、真似したいほどに。 おおむね藤一紀さんや楽子さんのコメントに同意ですが、 >なんか生きてるね この一文がスッと出てくるところはとても羨ましいなあと思いました。 これからもなないろさんの作品を楽しみにしています。 僕もこういう才能、欲しかったんだけどなあ。 (君と梅雨)

2020-07-23

みやびさん、こんにちは。 ひとりの時間を楽しみたい女性。 世間様の意見を気にしつつ、イマイチ楽しめきれていない様子が ほんとうにこういう女性いそうだな、という感じがして好感を持てました。 >……なのに何故。そう感じる瞬間がある。 たぶん、作中の女性みたいな方って多いんじゃないかなと思います。 どうして一人が好きなのか、 どうして恋人がいないのか、 どうして今楽しめていないのか、 そこをもう少し聞いてみたい気持ちになりました。 僕は中学生のときにいじめに遭って、 それから女性に話しかけることがとても怖くなった経験があるんですよね。 もちろん僕も一人でいることは好きだけど、 それと同時に、一人でいることを選択せざるをえなくなったような過去が あったということも事実で。 最近はいじめられて自信をなくした自分というものを忘れつつあったので 思い出す良い機会になりました。 ありがとうございます。 (八月某日。)

2020-07-23

みみずさん、こんにちは。 コロナが流行してから、僕は満員電車に乗るのが恐怖でしかありません。 まあ、会社は出勤しろっていうから仕方なく乗っているんですけど。 車両に乗り込むと、朝からサッポロ一番を呑んでるおじさんや、 東南アジア系のマスクをしないでずっと話してるカップルや、 知的障がいっぽい男の子がやたらとソワソワ動いていたりして、 ああ嫌だなあと思うんですよね。 それでも、命は懸けないと思うんですよ。 静かにしてくれよ、とは思うけど、僕の関係ないところで勝手にやってくれ、 ぐらいにしか思えない。 作中のひとはどうして命を懸けたんだろう。 むしろ、主人公は誰も嫌いなんかじゃなくて、 自分自身が嫌いでただ単に死にたいだけなのかな、 なんて思ったりしました。 それにしても更年期の女性って興味深いですよね。 ぼくもいつか更年期のおばさんのはなしを書いてみたいです。 (ある少女の理不尽な激情)

2020-07-23

おそらく僕の投稿の仕方か、あるいはブラウザが悪いんだと思うのですが、 スマホ(ブラウザ:Safari)だと表示されない箇所があるようです。 PC(ブラウザ:クローム)だと表示されています。 別枠表示だと全文確認できているので、 もしお読みくださる方がいらっしゃれば別枠を開いていただけると嬉しいです。 また、運営の方々もお忙しいと思いますので この作品に関して修正はしないでいただいて構いません。 もしビーレビュー全体的な、僕以外でも発生するバグであれば、 コロナが収束して落ち着いたころにでも ご検討していただければと思います。 (あるいは、愛のこととか)

2020-07-23

帆場さん、こんにちは。 コメントどうもありがとうございました。 すずめの鳴き声が気になったということですね。 何度も読み上げてくださったということで、 帆場さんはとても親切な読み手ですね。 改めて読み返してみて、ていねいに読むような作品ではないのが申し訳ないです。 (海老と七夕)

2020-07-21

こうだたけみさん、こんにちは。 読んでいて気持ちが楽になる文章だなあと思いました。 特にここの一連の流れは何だかおもちゃ箱をひっくり返したようで とても面白かったです。 >レイ・ブラッドベリが「音 >を作ってやろう」と言った時から空想をやめ >られない。何かが詰まったままのおもちゃの >ラッパを吹くような、寝返りを打つとたまに >通る鼻炎持ちの鼻の穴のような、 > 音 ぼくはアレルギー持ちなんですけど、 職場ですごく大切な会議中のときに限って鼻がつまっていて 思わぬ場面でピ!とか鳴ってしまうんですよね。 あれがすごく恥ずかしくて。 そういうことを思い出しました。 この連もとても好きです。 >彼らは忽然と消えたのではなく毅然として隠 >れたのだとしたら。なんのために? ねえ、 >後から来た灯台守たちはずっと賑やかにして >いられたのかな? 楽器を鳴らしたり手を叩 >いたり足踏みをしたりして。三人しかいない >のに。三人しかいなかったのに、 これは僕が詩に対して勉強不足なのかもしれないけど、 よくお見かけする「詩」はたいてい何か消えていくことが多くて。 たぶんそれは、大切にしていた何かを失う情感みたいなものを 文章にする人が多いのかなと思うのだけど、 正直、そういうの飽きたなあと思うこともあって。 この作品は、「いるけど見えない・隠れている」 そういうことを文章にする人って意外と珍しいんじゃないか、 そういうことを感じました。 やたらと切なかったり悲しかったりする文章も良いですが、 なんだかちょっと笑ってしまうような、 この作品が持つ「軽さ」に引きずられて ぼく自身の体も楽になったような気持ちです。 (デュカットは静かだ)

2020-07-03

渡辺八畳さん、こんにちは。 滑らかな文体、いくつかの記号も使い、フォントにもこだわりを感じます。 美意識が高い方なんだな、と思いました。 おそらく渡辺さんはご自身の力量を知っていらっしゃるだろうし、 この作品がビーレビューに投稿されている他の作品と比べて ずいぶん優れているということについては、あえて述べる必要もないな と思いますので、そちらは省略させていただきます。 過去作もいくつか拝見させていただいたのですが、 「上手いなあ」と思いました。それは、あまり良くない意味で。 つまりは、渡辺さんの作品に関しては書きあげられているなあ、 とは思うのだけれど、それ以上の情感が湧いてこない。 もしかしたら、それは好き嫌いでそう思うのかもしれない。 (もしそうだとしたら、こういうコメントはとても失礼かもしれない。そこは本当に申し訳ない。) どうして情感が湧いてこないのかなあ、と思ったときに この作品には「迷い」がないからなのかもしれない、と思いました。 >正義はいらない。幸福がすべてだ。 この一文からわかるように、何かを言いきってしまうその世界観に、 現実とのギャップを感じてしまうんですよね。 少女漫画を読んでいて、現実離れしたストーリーに、ぼくはよく白目をむいてしまうのだけれど それと似たようなものを少し感じるんです。 ぼくは、正義とはなんなのか、幸福とはなんなのか、 答えを出そうと思っても出せずにずっと迷っている、 そういう何かを見ると、とても人間味を感じるんですよね。 たぶん、渡辺さんはこれからも文章を書いていくでしょうし、 ビーレビューの運営退任後も芸術活動を続けられていくことだと思います。 そのなかで、ぼくのようなセンスのわからない読み手もいるということも お節介ながら伝えたほうがよいなと思いコメントをしました。 渡辺さんの文章、および作品がたくさんの人の目にとまり、おおくの人に愛されることを願っています。 運営、ほんとうにお疲れさまでした。 (「ともだちになりましょ」)

2020-06-27

nさん、こんにちは。 >光を音として読み込み >手話の星座は一つ傾いていく ここの文章がとても面白かったです。 光を音にしたら、その光はどうなってしまうのだろうか。 空気を伝わる速度が遅くなって、目に見えなくなってしまうかわりに ぼくたちの耳に、何かあかるい音が聞こえるのだろうか。 あかるい音ってなんだろう? そんなことを思わせる、興味深い一文でした。 また、手話の星座というのも面白かったです。 ぼくはあまり手話はよく知らないのだけれど、 たしかにときどき手の形が、なにかの星座に見えたりするかもしれない。 それが傾いていくのって、なんだかちょっと切ない感じがしますね。 それも、一つだけ傾いていく。 そのちょっとのズレが、船を浮かべられない理由になったりするのでしょうか。 (五月の河は緑)

2020-06-27

多宇加世さん、こんにちは。 第三連からの流れるような展開がとても良いなあと思いました。 >(その時 髪はほどかれていなければ条件は満たされない) >(決まった枚数でなければならないが私は数えたことがない) >(これはもしか なにかのメッセージ なんの) >(私は恨みを買うようなことをしただろうか) ()内で語られる、主人公の掛け合いのようなものが、とても心地よかったです。 ()が入ることによって文章全体に緩急がついていて、それがこの作品のリズムを整えているように思います。 最後までものすごい勢いでスッと読んでしまいました。 どうして猫が横切るのか? また、同級生は何者なのか? そんなことを疑問に持ちながらも、 「偶然」に起こる出来事を「必然」として語る、 その不自然なくだりを滑らかに語る作中の主人公には、なぜか妙な説得力があって、 それはまるで、ちょっとした不思議の国に迷い込んだ気持ちにもなりました。 ジブリ映画にも似たような世界観でしょうか。 素敵な作品ですね。 ぼくもこんな文章を書いてみたいなあ、そんなことを思いました。 (猫のまどべ)

2020-06-27

夢うつつさん、こんにちは。 毎日が誕生日。 最初の一文を固定して作品を作ると、 おおむねつまらなくなってしまう作品が多いように感じるのですが、この作品は面白いなと思いました。 >目尻からは逃げるように白い綿があふれていきました。 >そうすると、お臍から途端に芽が出てきて、私はそうやって、自分がまた一つと大人になったことを実感するのでした。 >帝王切開をしましたがそこには誰もいませんでした。 淡々と語られる口調はなんだか絵本的、メルヘンチックな雰囲気が全体に漂っている。 アニメーションにもなり得そうな作品で、読んでいて映像がすぐに浮かんできます。 その鮮やかさがこの作品を引き立てているように思いました。 >私は、私が幻覚であることにもう気づいていて、泣きそうになりながら、こどもを妊娠しましたが結局泣きませんでした。帝王切開をしましたがそこには誰もいませんでした。 「わたし」の不在を描いているこの一文。 性行為中もその行為に夢中になれず、涙も出ない、生殖としての機能も自分にはない。 まるで人形のようになってしまっている自分に対して、 「うちで踊ろう」という題が掲げられています。 ぼくは音楽がほんとうに大好きで、フジロックやサマソニなど何かしらのフェスに行くんですが、 踊りというのはひとりひとり全然違うんだなあということを思ったりします。 踊るというのは、とても自律的で、個人的、そして無意識な行為に見えます。 そして、踊ることは何かを目的にして行う行為ではなく、踊ること自体を目的としているんですよね。 祈りにも似たような踊るという行為は、もしかしたら生きることに近いのかもしれません。 気になるのは、作中の主人公は「うちで踊る」ことができているのかということでした。 それはぼくがとてもお節介だからなのかもしれません。 とにもかくにも、読んでいてちょっと切なくなる作品でした。 すてきな文章を読ませていただき、ありがとうございました。 (うちで踊ろう)

2020-06-27

楽子さん、こんにちは。 いいなあ、とても自由に書いているなあ、そんなことを思いました。 >あーあ、またダメだったのかなって。 >とかって。 >なんて。 >って こういうさりげない話し言葉(という言い方で正しいかわからないけれど) が読み手の肩の力を抜かせていて、とても良い意味でラフさが出ているように思いました。 ぼくはいつも文章を書くとき、とても一生懸命がんばって書いてしまうし 何よりセンスもないから、とてもガチガチになってしまうんです。 楽子さんの作品を読んで、ぼくは不自由な書き手なんだなと思いました。 題名の「マスクの中で溺れている」という言葉の取り合わせもとてもかっこいいし、 最後のオチが >浮かれる俺は一人だけ潮の香を嗅ぐ 「香りを嗅ぐ」行為が題名へ対比として繋がっているところも素敵だなと思いました。 言葉に対しての感覚が他の人よりだいぶ抜きんでいるように思います。 すてきな文章を読ませていただき、ありがとうございました。 (マスクの中で溺れている)

2020-06-27

白目巳之三郎さん、こんにちは。 流れるような素敵な文章だなあ、と率直に思いました。 ここで出てくる「病」というものが、ネガティブに描かれていないことに好感を持ちました。 「病気」というと、治すべきものとして捉えられがちですが、 >ああなんという病のすばらしさ、人を守り人を閉じ込める ともあるように、病を単純に悪いものとして取り扱っていないところが良いなあと思いました。 善悪の「判断」というものは、いつのまにか脳にこびりついてしまっていて、 その認識を改めるというのは意外に困難なんですよね。 こういう作品に出会うと、自分の考え方であったり、ものの見方というものを改めるきっかけになって 大げさに言うと、新しい世界を見つけたような気持ちにもなります。 また、読み進めていくうちに作者の世界観にどっぷりつかっていました。 特に引き込まれ始めたのはこの箇所 >思い出は、 >彼方に追いやられ、 >到底手の届かない、 >秘密の地下室に保護されている。 こころの深層を表現するのって、どうしても概念的な言葉になってしまって、 本質の上っ面を滑っていくような感じでしかぼくは話せなかったりするのですが、 「地下室」というワードが精神的な事柄に映像をもたらしていて、 目に見えなかったことが映像として現れる、 その立ち上がり方がとても素敵だなと思いました。 もうすこし時間をかけて、この作品を読解したいなと思います。 おそらく読み込めていない部分があって、そこにとても良い何かが隠されているような気がします。 (病の花)

2020-06-26

湯煙さん、こんにちは。 ひどく生々しいなあ、そんなことを感じました。(とても良い意味で) >しのばせた >結婚してください) >ぼくのこどもを産んでください) 特に、冒頭からいきなりこの文章で始まるところが良かったです。 付き合っている描写もなしにいきなり結婚、それも子供も望んでいるなんて、 女性側からしたらちょっと唐突でびっくりしてしまいそうなフレーズです。 (だからこそしのばせているんですね) 率直な情感が冒頭に飾られているのは、印象的で良いなと思いました。 >星頭をわしづかみに >からめとられる八足か >おにいさんたちからあれこれ >おねえさんたちから差し伸べられた手 ここも素敵だなと思います。 星頭というものがなんなのか分からなくても、 どことなく、生活に行き詰っているような、 人間関係がうまくいっていないような、薄暗い雰囲気を感じます。 八つの足が絡めとられている、それは八方ふさがりのような気持ちでしょうか。 八つの足というところからタコをイメージしていると、 おにいさんやおねえさんから何かを差し出されている映像に切り替わる。 おそらく、わたしは「何かをもらう立場」なのかもしれません。 それはあまりにも「自由」からかけ離れていて、ちょっと切なくなってしまいました。 題名にある#LIVES、生活なんて代わり映えのないつまらないものだと思っていたのですが、 こうして読んでみると、ちょっとしたドキュメンタリー映像を見ているような気持ちです。 (#LIVES)

2020-06-26

stereotype2085さん、こんにちは。 全体的に着飾らない、素朴で素直な文章だなと思い、思わずコメントしています。 >カーテン変えなくなって五年は経つかあ この最初の一文がとても素敵だなと思いました。 そういえば、ぼくの部屋のカーテンなんか10年変えていません。 それもステレオさんと同様、ニトリで買ってきたとても地味な柄です。 (洗濯したのもいつだろうか…。) ちょっと他人に知られたら恥ずかしいこと、 (それはインスタ映えするわけでもない、とても素朴な日常のこと) ぼくはそういうことを積極的に詩にしようと思うことはないけど、 やっぱりサラッと書いてしまうひとって良いよなあなんて思います。 「あじさいや 三日続けて 昼は蕎麦」 これは先日、プレバトで武田鉄矢が詠んだ俳句なんですが、これと同じような味わいを感じました。 自分の身の回りのことを、いかに素直に語れるか。 詩ってやたら愛だの宇宙だのがテーマになりがちですが、 ぼくは自分の部屋のカーテンについて書ける人が良いなと思います。 (ほどよい加減にさよならを)

2020-06-26

みつきさん、こんにちは。 とても素敵な作品だなと思いました。 なんだか民謡を聴いているようでした。 過去作もいくつか読ませていただいたのですが、 みつきさんの文章はとてもリズム感がありますね。 メロディーが上から降ってきそうです。 >あすは渡る、揺れる橋てにをは、かけてかけがえのない、かけをば ここの一文がとても好きでした。 特に、「てにをは」という、一見すると意味のわからない助詞の連なりが この作品全体のリズムを担っているように思います。 また、読み手にこの「てにをは」とは何なのか?と考えさせることで 作品全体に不思議な雰囲気が漂い、それが心地良いなと思いました。 この木箱には、みつきさんの思う「てにをは」が入っているのでしょうか。 そんなことまで想像してしまいます。 (木箱)

2020-06-26

こんにちは。たのしく読ませていただきました。 チェスは今まで一度もやったことがなく、またルールも良く知らないのですが、それでもスッと読める作品でした。 特にここがいちばん好きです。 >宙から、 >絶え間なく、 >たくさんの金が降ってくるのを、 >フランクは、 >なぜか子どものころに戻ったときのような気持ちで眺めていた。 フランクがチェスで勝負に勝ってお金が舞っているところ。普通なら、勝ったことの興奮で感情をバクハツさせてもおかしくない場面です。けれど、この主人公はなぜかそれを他人事のように見ている。もしかしたら、自分が勝利したことをまだ実感できていないのかもしれません。それか、お金に興味がなかったのかもしれません。 そういえば、わたしも似たような経験があります。 それはフェスにいるときです。有名なロックバンドが、CMのタイアップ曲などを演奏すると、観客がめちゃくちゃ盛り上がります。一斉に手を上げ、手を叩く。おそろいのグッズのタオルを回す。最後のほうは一緒に歌までうたってしまう。そのとき気がつきます。自分自身、何だか乗れていないことに。周りのお客さんが熱狂的になっているのを、ぼんやり見ているんです。ともすれば、帰りの電車の時間とか気にして時計を見たりしている。あと何曲かなあなんて思っている。いや、すごく見たかったんですよ、このバンド。それでも、周りの人が興奮してのめりこんでいればいるほど、冷めてしまう。そこまで音楽に陶酔してしまうのか? という、注意喚起にも似た思いかもしれません。このフランクも、ギャンブルにのめり込んでいる周りの人たちを、同じような気持ちで見ていたのかな、などと思いました。 (Qg3!!)

2020-05-24

女子高生

2020-07-01

死ね

2020-07-30

さよなら

2020-07-27