平素よりB-REVIEWへの投稿・コメント活動にご参加いただきありがとうございます。2023年2月の月間B-REVIEW大賞が決定いたしましたので発表いたします。

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目次

・月間B-REVIEW大賞
・投票作品
・雑観 by 仁川路 朱鳥/永扇
・思うこと – 音楽とビーレビ by 沙一
・【寄稿】B-REVIEWの歴史をまとめました! by 渡辺八畳

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・月間B-REVIEW大賞

 黒髪( ID:114
悲しみと苦しみを呪って 』8票

・投票作品

 最終得票数が3票以上の作品を発表します。

対話不足による緩やかな死 7票
本に酢をかける 4票
みずいろ 4票
俺と終電 4票
Raindrops Keep Falling In My Head 3票
システム 3票
罪と罰 3票
そら、くも、ひかり。そして水母 3票
ごっこ 3票
自由な生き方 3票

※『本に酢をかける』への空白コメントによる1票は無効として集計されています。

・雑観 by 仁川路 朱鳥/永扇

 お世話になっております。運営の仁川路です。
 定時帰りが多くなると、残業代が入らなくなって気が滅入ります。(そもそも残業代をQOLの向上に充てるなと言う話でもあるが、私の生育環境上どうしても生活環境を整える方に使ってしまうので)ただ物件数が少ないだけなんですけども。

・本当はカード発行なんてやりたくないんですよ

 運営の業務の一環として、マナーガイドラインに従わないユーザーに対してペナルティを与え、それによって行動を改善していただけるようにするために「カード発行」というシステムがあるのですが……誰もがマナーを守り、誰もが合評から外れたコメントをせず、サイトの価値をユーザーさん自らが下げることのないようにしていれば、カード発行をする必要なんてないんです。というか、そもそもそういう状態であったなら、それを現行人類に望めるものであるならば、マナーガイドラインのような、明確に文章となった規律なんて存在していなかったはず。創設者さんにしたって、誰もにとっての常識でないことを知っていたから、マナーガイドラインとして成立させなければならなかった。このような雑観を読み飛ばさずにいてくださるなら、きっとマナーガイドラインも読まれていることでしょう。
 説明書がなくとも使えるデバイスだけでいいならば、iPhoneだけがこの世にあればいい。それでも人は説明書を求め、時に説明書にある仕様を守らずに大怪我し、訴訟に入ったりするから、すべてのデバイスには説明書が必要なんです。ただ、読まない人がいるだけで。Readmeに書いてある操作説明もロクに読まずゲーム実況配信をして、仕様にあること・操作説明にあることを知らずに「クソゲー」と断定して投げ出す実況者もいます。最近のゲームソフト、特にコンシューマーソフトでは操作説明はチュートリアル中になされるものですが、すべてのゲームが、それを実装できるだけのコンセプトを、余力を持っていると思わないでいただきたい。自分から読みにいくからこそ、得られるものもあるのではないでしょうか?
 ──カード発行をしなくて済むなら、それが一番なんです。

・土の要素──B-REVIEWに投稿された作品から見る「創作への喜び」について(偏見と独断で投稿作品をレビューしていく謎のコーナー)

 改めまして、永扇です。
 以前、わたしは「現状の選考結果発表記事に対する、ユーザー側からの読む動機が少ない」という問題点の解決のため、わたしの視点から作品を列挙していく試みをやりました。反響はありませんでしたが、わたしがやりたいだけでやっているので、それは構わない。
 上記問題点に関しては、ユーザーさんから寄稿を募ることによってある程度解決しているように思うのですが。結果自体は、すべての月の投票結果がログインしているユーザーさん側からは見ることができるため、正直に言うと、「選考結果発表記事っていらないんじゃないのか」とさえ感じてしまっています。でも書きます。ログインせずにB-REVIEWを閲覧されているあなたのために。未来へのログのために。

 この項目にもある「土の要素」についてですが、まずは四大元素について説明をしなければなりません。かつて中世において、火・水・風・土、これらの要素で世界が成り立っているという説がございまして、現代においてはファンタジー創作やゲームの中でよく見かける四すくみとなっております。ポケモンはちょっと違いますね……現代に生きるにおいて、さまざまな漫画やアニメを観測すると思いますが、掲載誌やターゲット層によって、もしくは作風によって、主とする属性が違ってきているように思えてしまったんですね。例えばご長寿アニメであれば、止め絵を多く使うことによるコストカット・長続きさせることを目的としている面があって、それは「土」の部分に属します。これはどのターゲット層を狙っていても起きうる現象なので、そこまで不思議ではないと思います。例えば少女漫画のアニメ化であれば、感情表現や漫画の記号表現を使った伝令方法……「水」に属し(『宝石の国』は風の要素が強いように見えます)、例えば少年漫画のアニメ化であれば、派手な演出や動きで魅せる「火」と、時折アニメ業界にとんでもない影響をもたらす「風」に属しています。その点に着目し、世の中にある創作物を見てください。わたしの言っていることは、おそらくある一定の説得力を持っているはずです。なお、一点に偏りすぎるとカルト作品と呼ばれます。

 わたしとしては、この点については長々と語らなければならないと感じており、「土」が強いと判定されたから、イコールで「マンネリではない」と言うことです。思えば、ご長寿アニメだって、人気を博していたから長続きしているのであって、人気を得ると言うことは、それが人々の心のよりどころとなっていることに繋がるんですよ。長続きできる理由としては、モチベーションが続くこと、他には、長続きさせられるほどの技巧を持っていること。岡本太郎さんという、アーティストの方がいます。「芸術は爆発だ」という言葉を残した彼は、燃え上がるような抽象絵画のみを描いている印象がありますよね? 最初から抽象絵画を書いていたわけではなく、元々具象的な絵画……デッサンの基礎を学んでいたからこそ、革新的な表現へ踏み切ることができた。
 下記に述べる方々の詩は、クオリティの安定感・作風の安定感があり、安心して読むことができるユーザーさんであるとわたしは推測しています。推測がいけ好かないのであれば、このままではいけないと思うのであれば。元々の筆力は保証できますので、少しずつトルクを上げて、そっと振り落とすように動いていくのが吉です。最初から沸騰したお湯にカエルを入れるとすぐに逃げるが、徐々に沸騰するお湯にカエルを入れても逃げ出さないように。

なお、紹介するに当たって、以下の内容をご了承ください。
 ・2023年3月28日現在において推薦文が書かれていない、もしくは、2023年2月投稿作品内で投票数が2票以下の詩を主に取り上げます(ビーレビ杯不参加の詩作品である場合、「不参加」の意図を汲み取るため「基本的には」取り上げません)
 ・今回に関しては「安定」をテーマにして取り上げていくため、B-REVIEW内での作品数が多いユーザーさんを主に取り上げていく方針です
 ・カード発行されたことがあるユーザーさんの詩は取り上げません
 ・手っ取り早く表現するなら「B-REVIEWといえばこの詩、このユーザーさん」といった個人的な感想となりますので、これを機にさまざまな方の詩に触れていただけると何よりも嬉しいです

田中宏輔さん「詩の日めくり」
 革新を続けるB-REVIEWにおいて、安定感といえばこの方の詩が有名であると思われます。シリーズものを最初から読むような人でなければ、まずは最新の投稿か、自分の誕生日を含んでいる部分から読み進めるのがおすすめです。時間は早いものですが、このシリーズはいつ追いつくんですかね、現実の時間に……

・羽田恭さん「フィラデルフィアの夜に 40
 先月の選考結果発表記事で寄稿をされた方です。この方はもともとはB-REVIEWではなく、別のサイトでシリーズものの詩を書かれていまして、なんとB-REVIEWに投稿された分だけで40作(2023年3月28日現在)、実際は66作も続いているそうです。今回の雑観において、(対外的に)テーマとしている「創作への喜び」を最も体現している詩だと思いました。例え死んだとしても遺したいものがあるから、その執念がパレードを織りなしている、とも。
 また、実生活から浮かび上がる生命に対しての強い眼差しも安定しており、「現代詩はB-REVIEWがはじめてだよ」って人に対して、安心してお勧めできるシリーズ、もしくはユーザーさんとなっているなと感じています。また、コメント(合評活動)もよく書かれており、返詩も一読の価値があります。

・A・O・Iさん「俗説。我らが啼泣
 最初から革新的な書き方をする人に対しては、「常に新しい表現をしようとする点が安定している」と言う評を書くことができます。どのように新しいか? このユーザーさんのB-REVIEW初投稿時の文体は明治中期あたりの印象がありましたが、現在では平成初期、と言う印象となっており、時間が戻ることがないように、書き方も戻ることがない……と言うようにわたしは受け取りました。あと、これは単なるシンクロに近いのですが、詩中にある
>だいたい、自分って認識は他人がいるから成立するんだよ。オレだけ〜だったら生きてることにならない。
 ちょうど近いことを考えていたところなので、びっくりしました。
 また、このユーザーさんの詩「浮遊葬」は、サイト内データにおける投稿作品連番10000を得ています。10とか100とか1000とかはすぐに更新されてお祝いどころじゃない感じがありますけど、1万っていう数字、ふつうにいい節目になっていると思いませんか?

 今後の「偏見と独断で投稿作品をレビューしていく謎のコーナー」の予定としては、
 ・水の要素──「感情への共感、湧き上がる思い」に勝る表現はあるのか
 ・火の要素──筆もしくはキーボードへ降り注ぐ「熱量」の計算方法
 ・風の要素──アイテールに風穴開ける勢いで世界樹をはっ倒せ
 ・全芸術と呪術の関係性について──詩、小説、音楽、絵画、漫画、アニメ、動画、陶芸、手芸、裁縫、生花、料理、写真、声優、Vtuber、演劇、ゲーム制作のすべてに通じる「大いなる作業」
 自律訓練法を試しながら日々お過ごしください。(予定が変更になることももちろんあります)また、今回は記事の特性上、取り上げることのできなかった詩もありますが、今後取り上げる機会があると思われますので、ご了承のほど、よろしくお願いいたします。

 書きたいことを書ける。言いたいことを言える。それらは単純に生きる喜びへと繋がります。ですが、一定の法というものは、人間が人間である限りつきまとうものです。それがホモサピエンスでもネアンデルタール人でも、ハイヤーセルフでも内的自己救済者でも。すべての生命と意識を共有していない場合、重要なのは内省能力です。「書くべきこと、書かないでおくべきこと」をわきまえ、それでも書かないもしくは書くか。わきまえずにその場限りの感情で投げるか。二つの違いは明白で、前者は書いたそれに対して下調べをした上で書いており、間違っていた場合は素直に謝っている。読者に対しても伝わってきます。
 「上手い詩の条件とは?」と聞かれた場合、わたしはこう答えます──「言葉に対しての自覚」と。有毒性の絵具を、有毒と知らずに使っている画家はいません。文字は英語でキャラクターとも言いますが、作品を書きながらキャラクターの性格が理解できるようになる、と言うことも往々にしてあります。そして、全てを強引に一つにまとめてしまえるならば、「マインドフルネスはいいぞ」と書きます。

 ところで、読書のお供といえばコーヒーが主流であるように思われるのですが、もしかして白茶が好きな人っておられないんですかね? わたしは白茶のほかにも、ルイボスティーや緑茶を好みます。特にジェネリック博多通りもんとして有名な「セブンイレブンプレミアム ミルク餡まん」と緑茶の相性は控えめに言って、優勝です。

 わたしからは以上です。

・思うこと – 音楽とビーレビ by 沙一

 B-REVIEWに参加されている方のなかには、音楽を聴くことが好きだったり、実際に音楽制作をされていたり楽器を弾かれる方もおられると存じます。じつは、現運営の仁川路さんも、多彩な創作活動の一環で音楽制作をされており、CDもBOOTHにて販売されています。

 カオティクルConverge!!貴音さんが、2022年12月に『 THEE MICHELLE GUN ELEPHANT―CASANOVA SNAKE感想 』を、2023年1月に『 NIRVANA-Incesticide 感想 』を投稿されました。B-REVIEWは詩だけではなくあらゆる散文作品を募集していますので、音楽アルバムなどの外部作品に関するこのようなレビューを投稿されることも歓迎します。

 私自身も音楽を聴くことが好きで、主にロックを聴いていますが、テクノやトランスなどもよく聴きます。
 Twitterのビーレビ公式アカウントでも、私は好きな音楽などの個人的なツイートをたまにしており、これは第五期運営であるカオティクルConverge!!貴音さんの姿勢を引き継いでもいます。第五期運営には、公式アカウントを私物化しているという批判もあったそうですが、運営からのお知らせやbotのB-REVIEWアーカイブスが淡々と流れるよりも、運営の個性が多少は表れているほうが人間味を感じられるのではないでしょうか。
 とはいえ、B-REVIEWの現在を形作っているのは、あくまでも作品やコメントなどによって参加されている一人ひとりのユーザーであると考えられます。運営自身もユーザーであることに変わりありません。くれぐれもマナーガイドライン&ルールを遵守してB-REVIEWにご参加いただきますようお願いいたします。

・【寄稿】B-REVIEWの歴史をまとめました! by 渡辺八畳

起きて半畳寝て一畳、最近はビーレビをご無沙汰しております渡辺八畳です。

この度ですね、平居謙氏主催のネット詩誌「新次元」にレポート「ネット詩サイト『B-REVIEW』2017~2023年の軌跡」を寄稿しました!以下urlから読めますので、ぜひ~~~。

https://gshinjigen.exblog.jp/30283875/

http://geijutushinjigen.web.fc2.com/70watanabe.pdf

まず、これを書くにあたり開催したツイキャス「ビーレビの歴史を振り返る」でコラボ(スピーカーとして参加)してくださった、現運営の仁川路さんと沙一さん、そして歴代運営の方々に感謝の意を伝えたいと思います。本当にありがとうございました。

タイトルからもわかるように、このレポートではビーレビ発足から今日までの6年間の歴史を語っています。決して長くはない年月なのに文字にすると2万字を超えるぐらいのボリュームがあるんですよ、このサイトは。私も運営を2年間務めましたが、いやぁ本当に大変でしたよ。

レポートの中であえて触れなかったトピックもあり、その多くはトラブル関連です。歴史は編纂するもので、そこには編者の意図に関わらず取捨選択があります。私はやはりビーレビは「素晴らしいサイト」として後世に語り継がれてほしいと思っているので、明るいところをなるべく取り上げ、そうでないところはあまり触れませんでした。しかしもちろん、歴史と事実は異なります。忘却の彼方に流れ去っていくトピックにこそ、各時代の運営の苦労が詰まっているのです。

だから何が言いたいかというと、せめて同時代で活動しリアルなビーレビを知るユーザーの方々には今の運営の方々を労わってほしいなって。いや本当に運営って大変だからさ(経験者は語る)。日々のサイト運営にかけた労力は語り継がれないから、せめて労わってあげて。あんまり無茶を言わないであげて。そして願わくば皆さんも運営に参画して。

すでに述べた通り、歴史と事実は異なります。このレポートもあくまで私から見たビーレビであり、他の方々からの景色とは異なる箇所もあるでしょう。でもそれはしょうがないことです。だからこそ、私以外にもビーレビについて語っていってほしい。特に2023年以降のビーレビを。そうやってリレーのように語り継いでいくことが、ビーレビをずっと先まで残すことにも繋がるだろうと思っています。

・【お知らせ】寄稿してみませんか

 選考結果発表に、皆様からの寄稿をお待ちしております。
 内容は、常識に反しない限りで自由。ただし、運営で不適切な内容であると判断された場合、掲載を見送る場合があります。
 毎月一人一編づつ掲載する予定です。
 なお、報酬は出ません。ご了承ください。

 寄稿に興味がありましたら、Twitterのビーレビ公式アカウントか、 breview.works@gmail.comまでご連絡をお願いいたします。

 以上で2月選考の発表とします。

 2023.4.1 B-REVIEW運営一同