平素よりB-REVIEWへの投稿・コメント活動にご参加いただきありがとうございます。2022年9月の月間B-REVIEW大賞が決定いたしましたので発表いたします。

~~~~~

目次

・月間B-REVIEW大賞
・投票作品
・400字エッセイ by yasu.na
・雑観 by 仁川路朱鳥
・活動報告 – 運営とユーザー by 沙一

~~~~~

・月間B-REVIEW大賞

  カオティクルConverge!!貴音さん (ID:312
しまい 』9票

・投票作品

 最終得票数が3票以上の作品を発表します。

炎 大林 満 7票
人生のイメージ 6票
段差のある生活 4票
匿名 4票
終着点 4票
すみません。短歌です。(杜子春、その他) 3票
言葉的に正しい性交渉 3票
コスモス 3票
キウボ(ジヤツカンメイ) 3票
金木犀 3票
さよなら、はじめまして 3票

・400字エッセイ by yasu.na

 作品掲示板やフォーラムの動きの様相は株式や為替や商品の相場の様相のようなものだ。動きの要因は様々だが、結局市場に集まった群衆が決定することだ。その群衆の一人一人全員に才知を求めるのは間違っているが、群衆を馬鹿にしてはならない。かつて私はライブハウスやクラブに集まる連中の大半はつまらない人間であると感じたが、しかし匿名の人間ではなく堂々顔をさらして物言う人間ではある。つまりリアルなのだ。このリアルな人間の作品を私は第一に読みたい。次に私はこのリアルな人間の意見を聞きたい。だから私はフォーラムに匿名で何か書きつけて背を見せるだけの卑小な人間に用はない。この種の人間は言わば市場に参加していない。匿名上場や匿名売買などあり得ない。市場に参加するためには公開しなければならない事項が多くある。ビーレビに参加することにもこのような公開ルールが適用されねばならない。送り主不詳の荷物は受け取らないでしょ。

・雑観 by 仁川路朱鳥

 すいません、雑感を書くときはiPad Pro 12.9インチにサードパーティ製のキーボード(親にApple信者ではないと示すためのささやかな抵抗)、Magic Mouseを併用して書いているのですが、まさかまさかのPagesのデータがなくなっていることが発覚しまして、どの表情で書けばいいのか困惑しながらお届けいたします。
 運営の仁川路です。

 9月の色彩方面に関してですが、10月の運営不在月間を間に挟んだことも相まって統計が取れておらず、また色彩ネタで間を持たせることに限界を感じてきた(ただ単に引き出し不足かもしれません)ため、今月の発表はお休みとします。一応、毎月Google スプレッドシートを用いて統計をとっているため、どこかの機会で公表できたらいいなと考えています。

・エコーチェンバー効果─足湯から出ることも必要

 年齢は無知の言い訳にはならない、と私は考えており、知るために・知ることによって何かを救うために・できるだけ楽して人助けをする(これはプログラマーもよく考えることです)ために知識を収集しているわけですが、その時にお勧めする方法として「対偶のテーマを取り扱った本を購入する」です。しかし、なぜ知識のソースとして本がいまだに重宝されるのでしょうか。実を言うと、ネット上で出回っているスクリーンショットでさえ、改竄する方法があるので、出典や文責の確かな本に軍配が上がるわけなんですね。編集部の手や出版社の息がかかっているので、本当に書きたかった内容と出版された内容が異なることが多いです。大衆に対して開かれたものでなければならない以上、書き言葉に関しても気をつけなければならない面がある。ただ、どれだけ気にしても炎上や非難の声って湧きますよね。そのようなプレッシャーと闘いながら、情報を大衆に発信する、著者の心意気を感じ取れるようになりたいです。
 ところで、詩を志す人たちは、同じ志を持つ人と絡みがちですが、もっとこう……文章系だけでなく、絵描きの考え方、一次創作者(これは本当に色々いる。キャラクターデザインが主の人もいるし、キャラクター同士の掛け合いを発信して楽しんでいる人もいる。もちろん漫画を書いたり、小説を書く人もいるが、ホームページを持っている人は割合的に少ない)の考え方、作曲家やフリーゲーム作者、Vtuberなどと絡んでみるのもいいんじゃないでしょうか。もしくは、何も作らない、ソーシャルゲームやってたらもう寝る時間になってた系の人の思考も取り入れることもいいかもしれません。
 これは詩に限らず、すべての創作者に言えることですが、創作物を発表しない人というのは、「その技量がない」「やる気を維持できない」「誰かが作ると思っている」人のことでして、そういった人が壮大なオリジナルストーリー(宇宙戦争と家族愛、など)を思い描いていないわけでは全くないんです。なぜわかるのか?父親がそういう人だからです。

・本当に新しいものは、誰も読めない

「ほんとうに大事なものは、目に見えない(星の王子さま より)」という有名な台詞があります。そして、この世界にはもちろん奇書と呼ばれるジャンルの本があります。レヒニッツ写本、ヴォイニッチ手稿、コデックス・セラフィニアヌス……この3種の本に共通する事項としては「未解読の文字」であることです(コデックス・セラフィニアヌスに関しては未解読を楽しむような、「わからない」を「わからない」まま楽しめる本、の意味合いが強い)。ただ、文章でございとお出しされると、ホモサピエンスはいつもテクストの意味を探ろうとする生き物であることはみなさんが証明しています(そもそも、そうでないと合評はできないし、言語化できる部分がなければ誰も言及できない)が、ロンゴロンゴ(実在の未解読文字)やヒュムノス(架空言語)の文字の形を見て、形状の成立についてや、形から何かを感じ取れないかを探ってみるのも楽しいですよ。
 一応、ここB-REVIEWでは画像投稿や動画投稿ができます。なので、架空の文字の詩を投稿してもいいわけですし、もっと言えばバイナリデータの画像でもいいんですけど、文字(表象)と言語(意味)が相互作用できる背景──いわば「通じる」ためには、例えばりんごをりんごと呼べるような、りんごをウニと呼ばないような、そういった前提を共有している必要があります。その前提を共有できない場合、「暗号」としかみなされず、込められていたはずの深遠な描写はすべて沈んでしまう可能性があります。コミュニティの成立が言語の成立なのです。
(かといって、選ばれた数人だけが解読表を持っていたりして、読める環境にいたとして、それを開いた場所に公開するのはどうなんだと思うんですけどね)同じような理由で、音楽性が過去のジャンルに移っていくバンドもいたりします。売り上げは大事だから……
 ちなみに、私自身が「わからない」を楽しめているかどうかはものによります。解決法、数学の公式のようなものを知りたいのにウニャウニャフニャフニャと空想的な描写をされている本に出会うと「私はまだ読者ではない」とみなして本を閉じることがあります。私のことなので、そのうちまた読み返すと思いますし、そのときになって「I got it」となるでしょう。

 で、iPad Pro 12.9インチにアップデートが来てて、その関係で再起動したわけなんですけど、再起動したら消えたと思っていたPagesのファイルが復活していました。意外とこういうのって、「データリストから見えなくなる」だけで「本当はあるよ」ってパターンが多いんですよね。
 私の場合はこれで問題なく復元できましたが、バックアップは定期的にするようにしてくださいね。
 あなたにとってのB-REVIEWは、どのような色でしょうか?

・活動報告 – 運営とユーザー by 沙一

 画像軽量化処理と、「B-REVIEWの碑」の更新をしたことをまずはご報告いたします。

 サイトが重たくなる要因の一つが、直接アップロードされていた画像であったため、画像の軽量化処理を、仁川路朱鳥氏の作業によって行いました。
 また、ユーザー新規登録する際に、以前まではプロフィール画像をアップロードできましたが、今後の負担をなくすため、アップロード機能を削除しました。ただし、Twitter連携していただきますと、ご自身のプロフィール画像を表示したり、名前を変更することもできます。

B-REVIEWの碑」という、知る人ぞ知るページの内容を更新しました。トップページの下部にあるリンクからアクセスできます。こちらにはサイトの沿革や、歴代運営についてなどの情報が記されています。現在のB-REVIEWがあるのは、歴代運営の熱意と労力のおかげです。その感謝とリスペクトを込めて。

 運営はお金をもらってやっているわけではありませんし、ユーザーはお客様というわけではありません。むしろB-REVIEWを形作っている主体はユーザーであり、運営もユーザーであることに変わりありません。なので立場としては対等であり、互いに必要以上にへりくだることはないと考えています。
 意志さえあればユーザーの誰でも運営に参加しやすいように、運営業務の負担をなるべく減らし、いっそのこと運営がいなくてもユーザーのみで完全自治できることを現運営は理想としています。しかし、カードを発行せざるを得ない事態が起きる限りは、完全自治できているとは言い難いのが実状です。だからこそ、 「運営不在月間」は、 完全自治の可能性を問う試みというわけです。

 新幹線が高速で走れるのは、先頭車両だけではなく、各車両にも動力がついているから。B-REVIEWも、参加する一人ひとりが動力になっているといえます。

 以上で9月選考の発表とします。

 2022.11.5 B-REVIEW運営一同

「【お知らせ】9月選考結果発表」に3件のコメントがあります
  1.  管理人様 
     
     いつも大変お世話になっております。 
     私を次点ではなく、準大賞に建前的にお願いできればと思っております。  
     勿論、ホームページ等に書いていただく必要はございません。
     ご連絡が無ければ、準大賞と解釈させていただきます。
     申し訳ございません。
     よろしくお願いいたします。

  2.  運営者様

     準大賞にしていただくのは、良くないことです。
     大変申し訳ございませんが、発表の通り、次点とさせていただきます。
     これからも詩を書き続けます。
     大変申し訳ございません。
     よろしくお願いいたします。

  3.  運営者様
     
     いつも大変お世話になっております。
     結論から申しますと、私は、準大賞と申したり書いたりして、良いということになります。
     いろんな場所に問い合わせましたが、優勝という言葉がございますが、一般的にその次は準優勝です。しかし、例外がございます。それと同じく、大賞がございますが、例外はございますが、一般的にはその次は準大賞になります。最終的には、大賞の次は、準大賞でよろしいですということでした。
     申し訳ございません。
     よろしくお願い申し上げます。
       
      

コメントは受け付けていません。