平素よりB-REVIEWへの投稿・コメント活動にご参加いただきありがとうございます。12月の月間B-REVIEW大賞が決定いたしましたので発表いたします。

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目次

・月間B-REVIEW大賞
・投票作品
・推薦文
・雑感

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・月間B-REVIEW大賞

なかたつ 『打刻

・大賞推薦文  書くということ(選評文)  藤一紀

・投票作品

最終投票数が3票以上の作品を発表します。

打刻 9票
鳴けない文鳥のピエタ8票
枯れ果てない泥水の井戸の前で6票
便5票
ちがう星5票
LAST SENCE┣┳(終わってんなお前の詩)┫5票
詩の日めくり 二〇一四年十一月一日─三十一日4票
Konstellation3票
空谷の跫音3票
わかれ3票
poem girls3票
クロッキー 4 (夜盗)3票

12月分の投票について
12月分投稿作品の投票集計にあたり、マナーガイドライン&ルールにおいて◇参加資格に違反する(「複数ユーザー名での投稿を原則として禁ずる。」)投稿が認められたため、当該ユーザーの作品および投票を無効といたしました。

・推薦文

続いて12月投稿作品に書かれた各推薦文をご紹介します。

推薦文タイトル対象作品
糞便よ やっぱり友か  便
だから夜露詩句推薦文 枯れ果てない泥水の井戸の前で
人生という泥沼の絶望の表現に痛いほどに救われる。   鳴けない文鳥のためのピエタ
書くということ(選評文) 打刻

・雑感

 我々の足跡は常に誰かの足跡に消されていく。同じ方向に進むもの、すれ違い反対方向へ向かうもの、ありとあらゆるものたちが足跡という痕跡を残しては降り積もっていく。それはただ彼方に消えていくのではなく、交錯した痕跡が元と違うものとしてそれまでとは違う模様を表わしていく。ある詩を始めて読んだとき吸い込んだ詩の息吹のようなものを感想として吐き出してから、批評やコメントを読み、それから日々を過ごす。数ヶ月、或いは一年後、時間と体験がその詩を始めて読んだときの上に堆積していく。そうして改めてその詩に向き合う時全く違う景色が現われることがある。詩の楽しみ方のひとつだ。今回の大賞の「打刻」とそれに寄せられた選評文を読みながらそんな事をふと、思った。
 今回、大賞選考において荒らし行為により様々なトラブルが起きた。そんな詰まらないことで読めなかった作品について考えると、とても残念な気持ちになる。しかし現在、ビーレビユーザーからの様々な前向きな提案もあり、状況は変化していっている。楽しむこと、それを忘れてはいけない。

(雑感 文責 帆場 蔵人)

以上で12月選考の発表とします。

2021.1.19 B-REVIEW運営 一同